ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

誰かのために

2016-01-20 17:27:52 | 日記
アメリカで高齢者と大学生に「人助けが好きか」というアンケートをしたところ、「人助けが好き」と答えた高齢者は60%以上で、大学生は44%にとどまったそうだ。

若者の大半は「他人のことは他人のこと、大事なのは自分」と答えたそうだ。

これはアメリカでの結果なので、日本だとまた違った結果が出るのかもしれないが、このアンケートの結果から「人助けは、老人にとって良いストレス解消になる」という解説がされたそうだ。

しかし社会の第一線から退いた(専業主婦であっても)高齢者は、誰かの役に立つことを本当は強く望んでいる方が多いのではないかと思う。

ちなみにうちのお姑さんは、まだ自分で料理をするのだが、年々作れる料理が減ってきており、しかも味覚が変わってきて以前に比べると美味しいものが作れなくなってきた。

しかし、作った料理を家族やご近所の方にふるまうことが何よりの喜びになっている。

「おいしかったよ」と言われたら、本当にうれしそうな顔をしている。

ただ、作った料理をご近所に持っていくことは、もしかしたら近所に迷惑をかけているのかもしれないので、事前にご近所の方には「やや認知があるので、口に合わないものならば遠慮なく捨ててください」ということと「義母は自分の料理をもらってもらうことが嬉しいので、けっしてお返しの物を持ってこないでほしい」ということをお話をしている。

ご近所の方もわかって下さり、義母に優しく接して下さるのがありがたい。

義母もきっと誰かの役に立ちたいのだろうなぁと思うのだが、誰かの迷惑になっているとしたらそれは大変なので、ご近所に料理を持っていくという義母を止めなければいけないことがつらいところだ。

ところで人体の働きもまさしく同じなのだと石原医師が書いている。

「口は口のためにあるのではなくて、食物をかんで胃腸に送るためにある。

胃腸は胃腸自身のためにあるのではなくて、食物を消化して栄養素を血液中に送り、全身の細胞を養うためにある。

肺は肺のために呼吸しているのではなく、空気を吸い込み、全身の細胞へ送るためにある。

骨や筋肉や脳も、自分自身のために生きているのではなく、体を守るためにある。

体の臓器や血液中の白血球や赤血球などそのすべてが、自分自身のために生きているのではなく、ほかの臓器を助け、全体の生命を守るために働いている結果、自分たちも生かされている。」

これらの働きをしている臓器や細胞をもつ人間も「自分の為ではなく人のために生きたい」と願うことはごく当たり前のことなのだろう。

むしろそのようにしか生きられないようにできているのではないだろうかと思う。

だからその使命から外れて生きると、様々な問題を生み、しだいに生きることが苦しくなっていくのかもしれない。

ちなみに「人のために何かをする」「感謝の気持ちを持つ」と言った生き方をしていると、副交感神経の働きが良くなり、NK細胞の数と活性が増して、免疫力が上がることがわかっているそうだ。











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