ちょっとフリちゃん、聞いとくれよ
フリちゃんだけでなく、皆さんも聞いてくださる?
あのね、今日は職場の同僚と笑って過ごしたよ。
昨日のことは過去のこと。
Put that nightmare behind(悪夢は忘れましょう)
行方不明になったファイルも手元に戻って来たし、
今朝は仕事がはかどるはかどる♬
気分が良いのでテンポの良い音楽なんか聞いちゃおう。
音楽と音楽の間で、誰かが後ろの方で私を呼んでた。
「ケイエスー。ケイエスっ!」
振り返ると、デミ嬢がいる4人組のキューブから。
マケイラが笑いながら、
「私のファイルが消えてるw」と言う。
エイドリアンも笑いながら、
「私のもないw」と言う。デミ嬢に、
あんたのファイルも消えたって言うんでしょ?と
私も笑いながら聞くと、
「もちろん消えてるw」
そしたら隣の男まで笑いながら、
「俺のファイルもないw」と言って、
その場でブレイクダンスを踊り始める。
昨日あんな散々な目に遭ったあとだから、
内輪ジョークにしてふざけたくもなるよね。
でもあんたらそのジョーク、
もう全然オモロくないよーと言うとデミ嬢が、
『ケイエス。あんたのファイルもないよ。』
笑顔を半分残したまま、自分のファイル名をクリックしたら
This file cannot be found. (ファイルが見当たりません)
WTF...5分前までそこにあったよ?
てか、今私が開いてるチャートってさ、
そのファイルの中にあるやつじゃん。
ここはトワイライトゾーンか。
マジか...と思い、振り返って同僚に顔を向けると、
隣の男は引き続きブレイクダンス、
他の同僚はゲラゲラ笑い転げていた。
とうとう気が触れたらしい。
怒りと絶望で唖然としてたら隣の男が、
「はっきり言って、笑えるレベル。ケイエスも一緒に踊ろう」
トムさん、出番です。
笑うしかない。
いや、違う。マジで切れた。マジで切れた!
もう、『まーまー(o^―^o)ニコ』のブラッドに言うまい。
私が直接言ってやる。
もう我慢の緒がブチ切れた。
直接電話すると何を言ってしまうかわからないので、
ここは大人の対応。
担当者のシェリーにインスタントメッセージを送り、
ファイル紛失(再び)を伝えた。
でも返ってきたメッセージは
A Happy New Year!ってまだ言ってなかったよね!
意外な返事に思わず「お、おぅ」と思ったが、気を取り直し、
チームのファイルが全部また消えたんだけど。
昨日ファイルの移行はもう終わっているよね?
一体どうなっているの?ファイルはどこなの?
と、出来るだけ秩序を守ったまま聞くと、
そのファイルなら、何もしてないわよ。
でもファイル全て無くなっとるじゃーーーーーーん!!!!!
あ、それはね、サーバーを変えたの!
これでね、もっと収容量が増えるよ:)
新しいサーバーはね、ここをクリックだよ!
お、オケ...。
ケンカに成らぬ相手とは、彼女のことを言うのだろう。
私は彼女のことはもう10年以上も知っている。
彼女がこうと言ったら、それを突き進むようなタイプ。
彼女が、アポロ計画なんて無かった、月には誰も行ってない!
と言ったとすると、周りは「はい、そうですよね」と言って
交わすしか術がない感じ。
それでいて、彼女は実はとても感じが良い。
頭もすごく良いし、クリエイティブで几帳面。
このクリエイティブで几帳面な感じが
全て裏目に出てるこの一週間。
被害者数は何人なんだだろう。
今思えば、昨日のブラッドの態度もわかる。
あんまり関わりたくなかったんだろう。
私らに心臓移植手術が必要で、
その執刀医がシェリーじゃなかったことを想像して
感謝して今は耐えよう。
と言ったら、わっと笑いが大きくなった。
隣の男の言う通り、みんなで笑って踊ろう。
それしかない。
私ら、もう何があっても驚かんかも。
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フリちゃんの驚きの事実。
フリちゃんの右の前足の指、
手前に4本ちゃんとあるけど、一本がなんかとてつもなくデカいw
それも魅力。
今夜は寒いので、女同士で温もりました。
腹の上のポニョ。
ケイエスのくつろ着(クツロギ)がダサいとか言わない。