サクヤヒメ（咲耶姫）

近くの大学の構内で咲いていました。淡い桃色の花で、花芯付近は紅色になっていました。図鑑を見ると、開花当初は白っぽい花ですが、満開を過ぎる頃から花芯が紅色に色ずくそうです。写真は花期の終わりごろですね。花と葉がほぼ同時に見られる桜の一つです。まだ樹高はそれほどありませんでしたが、大きくなると5mを超えるくらいになるようです。写真は4月11日に撮影しました。

ワタナベザクラ（渡辺桜）

薄い透き通るような花びらが八重に重なり、とても優雅で美しい桜です。花びらの先端は切れ込みがあり柔らかな雰囲気を一層際立たせています。図鑑を見るとオシドリザクラとオオシマザクラの交配種のようで、「Prunus incisa × Prunus sp. 'Watanabe-zakura'」と記されていました。写真は4月11日に撮影しました。

キリガヤ（桐ケ谷）

近くの大学の構内で咲いていました。鎌倉の桐ケ谷あたりで発見された桜のようです。花びらは丸みを帯びて、薄い桃色がとても美しく、5弁のものと7弁の花とが混在します。説明板によれば、サトザクラ系の園芸品種で、「Prunus lannesiana Wilson 'Mikurumakaisi'」で、別名を「御車返し」とも呼ばれるそうです。鎌倉で発見された桜らしい名前を持っていますね。写真は4月11日に撮影しました。

シラユキ（白雪）

近くの大学の構内で咲いていました。純白で丸みを帯びた一重の大輪の花がとても美しい桜です。サトザクラ系の園芸品種で、和風の庭園などで映える花だと思いました。説明板によれば、荒川堤上で発見された桜で、「Prunus lannesiana Wils.cv.Sirayuki」、バラ科と記されていました。写真は4月11日に撮影しました。