襞のある優美な白い花弁の間からワインレッドの唇弁が付き出ているようなとても印象的なカトレアです。唇弁の中が黄色に光っているように見えるのも心を躍らせます。ラン展が行われている温室は、各種のランの香りで酔いそうなほどでした。写真は11月29日に撮影しました。
晩秋に林の中で美しい赤い実を見せてくれるサネカズラです。今年もつくば植物園の林縁で見かけました。赤い実（集合果）は独特の光沢をもち、和菓子のような形をしています。別名は「美男葛(ビナンカズラ)」で、その由来は、この実や樹皮をつぶして髪を洗う際のシャンプーのような使い方をしたことにあるようです。説明板によれば、「Kadsura japonica」、マツブサ科、サネカズラ属の蔓性の常緑樹です。写真は11月15日に撮影しました。
つくば植物園の熱帯山地雨林温室で見かけました。淡黄白色で直径3cmくらいの棒状の花序をした花です。説明板を見ると、メラネシア原産で、「Collospermum montanum」、アズテリア科の多年草です。初めて聞く名前ですので、図鑑を調べてみると、リュウゼツランの仲間らしいです。とても貴重な珍しい植物だと思います。写真は11月15日に撮影しました。
