灰色の低い空。
12日のブログ―骨の続き。
骨に関してのエピソードが印象的なラストだったので、今日は、『高岳親王航海記(澁澤龍彦・著)』。
1200年くらい前、皇位継承の陰謀に巻き込まれた父の為に、帝位につくことがなかった高岳親王が、出家して、インドへ渡るお話。
インドへ向う途中、志半ばで、東南アジアの島(スマトラあたり?)で、病に倒れた親王は、自分の夢であるインドの地に行くことを断念。
日に千里走るという飢えたベンガル虎にわが身を差し出し、身体は、なくなっても、ベンガル虎の一部となってインドへ渡ろう・・・。
弟子たちに、病身を虎のでる戸外へ放置することを願う・・・。
翌朝、弟子達が、親王の身を案じて、親王の横たわっていた地へ訪れると、そこには、軽い一片の骨が光るばかり・・・。
こころ優しい親王の白く軽い骨・・・。
ベンガル虎は、親王を喰らい尽し、親王は虎となって、インドへ向う・・・。
・・・というようなラストだったと思いますが、本の塔のどこかに紛れて、いま手許に本がないんで、詳細は、多少、違うかもしれない・・・。
3000年前とかのミイラが出土するたびに、保存条件が整えば、骨って結構、残るもんなんだなぁといつも思うし、でも3000年後自分の骨が出てきても、何だかなぁ~という気もするし。
やっぱし、虎に喰われてなくなっちまったほうが潔いかも・・・。
或いは、風化して土に還る・・・。
著者の澁澤龍彦さんの遺作となった作品です。サングラスのよくお似合いの洗練された方でした。
フランス文学者ですし・・・。
おじいさまは、日銀のモトを作った、澁澤栄一さんですしね。
究極のお坊ちゃまかな?
晩年は、いろいろ幻想小説をお書きになってましたね。唐草物語とか・・・いづれまた、ここで書こうかと思いますが、いかんせん、気紛れなので・・・。
明日も、多分、骨のお話続くと思います・・・気紛れなんでどうなるかわからないけども・・・。
12日のブログ―骨の続き。
骨に関してのエピソードが印象的なラストだったので、今日は、『高岳親王航海記(澁澤龍彦・著)』。
1200年くらい前、皇位継承の陰謀に巻き込まれた父の為に、帝位につくことがなかった高岳親王が、出家して、インドへ渡るお話。
インドへ向う途中、志半ばで、東南アジアの島(スマトラあたり?)で、病に倒れた親王は、自分の夢であるインドの地に行くことを断念。
日に千里走るという飢えたベンガル虎にわが身を差し出し、身体は、なくなっても、ベンガル虎の一部となってインドへ渡ろう・・・。
弟子たちに、病身を虎のでる戸外へ放置することを願う・・・。
翌朝、弟子達が、親王の身を案じて、親王の横たわっていた地へ訪れると、そこには、軽い一片の骨が光るばかり・・・。
こころ優しい親王の白く軽い骨・・・。
ベンガル虎は、親王を喰らい尽し、親王は虎となって、インドへ向う・・・。
・・・というようなラストだったと思いますが、本の塔のどこかに紛れて、いま手許に本がないんで、詳細は、多少、違うかもしれない・・・。
3000年前とかのミイラが出土するたびに、保存条件が整えば、骨って結構、残るもんなんだなぁといつも思うし、でも3000年後自分の骨が出てきても、何だかなぁ~という気もするし。
やっぱし、虎に喰われてなくなっちまったほうが潔いかも・・・。
或いは、風化して土に還る・・・。
著者の澁澤龍彦さんの遺作となった作品です。サングラスのよくお似合いの洗練された方でした。
フランス文学者ですし・・・。
おじいさまは、日銀のモトを作った、澁澤栄一さんですしね。
究極のお坊ちゃまかな?
晩年は、いろいろ幻想小説をお書きになってましたね。唐草物語とか・・・いづれまた、ここで書こうかと思いますが、いかんせん、気紛れなので・・・。
明日も、多分、骨のお話続くと思います・・・気紛れなんでどうなるかわからないけども・・・。