鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

呪縛

2010-06-23 21:01:01 | Weblog
朝から雨。昼頃から、晴れ間。


先月の26日(『邪悪なものの鎮め方:内田樹』)の続き・・・というか、あれからもう一度、読み返しまして、
読み返した・・・というほど、本格的ではないのだけれども・・・。

結局、ヒトは、何かに、『呪い』、『呪われ』・・・そして、それらに、縛られて生きて行くもののようです。

・・・呪いなんて、信じないし、誰からも、恨まれてねぇよ・・・とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。

簡単な『呪(しゅ)』なら、日常、そのへんに、イヤってほど、転がっているようです。

かの京極夏彦さん(・・・だったと思いますが、記憶が曖昧・・・どのご著書だったか・・・)も書いていらしたと思うけれども、
『赤信号で、止まるっていうのも『呪』の一種だよ・・・』
・・・ひとの決めたルールですが、結構、呪縛されていませんか?

それ自体何の意味もないのに、縛られていることも多いのではないかと思います。

たぶん、婚姻なんか、ものすごい『呪』なんだと思ったりで。
婚姻という契約(呪)に、これから、離婚しないかぎりは、死ぬまで、縛られる訳で。
最初は、楽しくていいのかもしれないけれど、そのうち、見たくないものが見えてきて、どういう統計になるかわからないけれど、少なく見積もっても、10人中8人くらいは、
『結婚して・・・、こんなハズじゃなかったのに・・・。』
とおっしゃられる。

或いは、人は、その契約(呪)がないと、生きていけないのかもれませんがね・・・。
だから、自分じゃ解けないような呪いをかけて、自分を縛り付けるというか・・・。

自分自身にかけた呪いってのは、解くのが難しいようです。

そう・・・。自分じゃかけた憶えのない『呪い』に縛られて、これを自分じゃ解くことができないのですから・・・。