鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『広島に原爆を落とす日』④~世界の構図・アメリカvsドイツ、どうでもいい日本

2010-08-24 21:03:59 | Weblog
殺人的な暑さ。終息に向う気配すらない。


人類が手にした一度で、大量の人間・・・イヤ、アメリカにとっちゃ、黄色人種は、サル以下だから、サルを大量に殺したに過ぎないか・・・。
アメリカは、日本なんて、どうでもよかった・・・その日本の先にあるアジアを掌中に収めたかった。

世界の何処へいっても、日本なんて、太平洋の隅っこの島国なんて、相手にしていなかった。

世界最初の大量虐殺兵器を、同じ白人であり、同じ神をもつ、ドイツに落とすのは忍びない・・・だから、人間以下、サル以下の、どうでもいい島国に落とそう・・・。
最初から、対等な立場ではなく、人間以下だから、どんなに殺したって構いはしない・・・。

だから、アメリカは、歴史の浅い、文化の育っていない野蛮人の国だっての・・・つかさんは、舞台の上そう言わせる。

その反面、ドイツ第三帝国をかなり美化して描かれていた。
ドラマなんだし、フィクションなんだから・・・。
舞台の上で、あのアドルフ(ヒトラー)を王子様のように描いている。

これは、ものすごく不思議な構図だ。

大韓民国籍であるつかさんにとって、故国を虐げ、同胞を虐殺した日本を、赦してくれたのだろうか?
ユダヤ人を大量虐殺したドイツ第三帝国なら、赦せるのだろうか?


ドイツは、かつて、ホロコースト・・・ユダヤ人の大量虐殺をやってのけた。
日本は、中国大陸で、南京大虐殺をやってのけた。朝鮮を蹂躙した。
・・・アメリカは、ほんの数秒で、たった2発の原爆で、数分で、広島と長崎を死の街に変えた。

世界は、2000年かけて、ユダヤ人を迫害してきた。

イギリス・フランスは、植民地政策と南アフリカにアパルトヘイト政策を講じて、略奪・搾取・迫害を続けた。

カンボジアのポル・ポトは、同じ民族を虐殺した。


何も咎なき人々は、ただ迫害され、殺された。

世界は、何処へ行くんだろう?

この舞台をみて、そんなことを考えた。

考えてもわからないことなのに。