鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

死神考

2012-07-13 22:55:37 | Weblog
蒸し暑さ続く・・・。


1年半前に、長きに渡って住んでいた家屋を離れ・・・(・・・と言っても、移動距離にして、徒歩30秒くらい?ですかね・・・)隣の古い二階家へ引っ越したのですが・・・。
ここに来て、驚いたのは、同じ敷地内にあるにもかかわらず、旧家屋では、いるにはいたけれど、そう頻繁に出没していた訳でないあの・・・ゴキブリが・・・堂々と歩いている光景?でした・・・。
旧家屋では、あの粘着型の捕獲器(ごきぶりホイホイ)を仕掛けても、ひと夏で、せいぜい、1匹か2匹くらいなものでしたが、ここは、違う・・・。
大小合わせると・・・絶句・・・するくらい、捕獲されているので、あの家型の屋根の部分をあけて、
中を見るのが、ちと・・・怖い。
・・・でも、一応、捕獲器なんで、何も取れていないよりは・・・(イヤイヤ・・・コイツに限っては、いない方が、絶対、いいって・・・)。

通販で、超音波で、害虫を寄せ付けないという小さな機械を3個程、買い求めてみたけれど、効果の程は、今ひとつ。

先日、夜中に、活動中のヤツと出会ってしまい、お互い、固まって、動けないまま・・・。
こんなこともあろうかと、殺虫剤は、買っておいた・・・けれども、殺虫剤を取りに行っている間に、逃げられてしまった。
手近に、掃除機でもあれば、吸い込ませるのが、一番、手っ取り早いのだけれど。
猫がいた時分には、殺虫剤は、使えなかったけれど、今は、生き物は、人間だけから、まあいいか・・・くらいに思っていますが・・・やっぱり、身体には悪そうですね。

さて、このゴキブリの話なのに、どうして、今日のお題は『死神』なのかと・・・疑問に思われた方もいらっしゃるのではないかと・・・(いないか・・・)。
書いている本人も、どうしたら、もともとのテーマに戻れるかと、本線に戻るのに、大分、苦労しているのですが・・・。

ゴキブリにとって、殺虫剤を持って、追い回す私は、死神にみえたのではなかろうかと・・・ふと思った訳です。

ゴキブリに死神と言う概念は、ないとは、思うのですが、とにかく、自分の生命を危うくさせるモノと認識したに違いありません。
殺そうとしているのには、違いないし。
さしずめ、ユダヤ人に、チクロンBを散布しようとしているアウシュビッツのナチスでしょうか。
それを思うと、なんだか、情けなくなりますが・・・。
人を殺してはいけない・・・でも、ヒト以外だったら、殺してもいい(但し、絶滅危惧種は、除く・・・)ってのは、なんとも手前勝手な人間だけに通用するモラルなんだなぁ・・・と思うのです。

『死神』とは、殺す対象に対して、絶対的な殺傷権を持っているし、それを行使するかしないかを決定できる絶対優位な立場にいるものをいうようです。

だから・・・一応、『神』としてその場に君臨できるのでしょう。

・・・でもな・・・ゴキブリ相手に『神』様ってのも・・・。

願わくば、一匹たりとも、この家に、来ないでくれることを・・・。