鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

振り出しに戻る

2012-11-01 22:45:12 | Weblog
良く晴れて、寒い一日。


このところ、何かにつけて、振り出しに戻る・・・という現象を意識している。

ふりだし・・・双六(スゴロク)のスタートライン。
ゴールに着くまで、山あり谷あり、休憩もあれば、出し抜かれることもある。

人生・・・まさに、双六。
ボードゲームで、『人生ゲーム』というのがあったけれど、コレもなかなか面白いゲームだったけどね。
でも、それよりも、過酷なのは、実際に生きて、人生をゲームの如く、しかも、こちらは、リセットがきかない。

ゴール直前で、運命のサイコロを振っても、思うように出ない目数。

二歩進んで二歩下がる・・・くらいだったら、まだしも、いきなり、振出に戻る・・・そんな目がでることもあるだろう。
徒労と思われることが、ほとんどだ。

ただし・・・人生双六の凄いところは、たとえ、振出に戻ってみても、これまでの知識や経験を得てからの、再スタートだから、以前ほど、その行程は、辛くないということだろうか?
同じ道を行くにしても、前回の行程よりは、ずっと、早く到着したりする。

だから、運命のサイコロが、振出に戻るという目を出しても、たぶん、それは、或る意味、チャンスという可能性だって、あると思うのだった。
・・・しかし、逆に、以前よりも、苦難と思うこともあるかもしれない。
体力や気力がついていかなかったり、精神的・身体的に深いダメージがあったり・・・ということもあるから。

どっちにしろ、振出に戻るというのは、発見なのではないかと思ったりする。

ポジティヴとネガティヴ・・・陰と陽、裏と表、幸福と不幸、幸運と不運・・・吉凶は、あざなえる縄の如し。

気が付かず、迂闊にも通り過ぎてしまっただけの事象。
深く考えることもなかった大事なこと・・・。

それを再認識させるのが・・・たぶん、振出に戻る・・・ってことなのだろうと思ってみたりする。
そして、現在、ここにいる自分は、最初の振出以前の自分自身とは、明らかに違っている。