終日、曇り空。いよいよ梅雨復活か・・・。風は、まだ、初夏の爽やかをかろうじて維持しているかのよう・・・。
朝、目が覚めたら、急激に、テンションが下がっていた。
かなり、重めな抑うつ状態である。
一昨日までは・・・。
寝ても覚めても・・・或る『ひとつのこと』しか考えられず、違う方向へ意識を転換させようとしても、また、その『ひとつのこと』へ、戻ってしまっていた。
それなのに・・・。
一昨日までは・・・。
瞬間湯沸かし器のように熱していたのに、今は、急速冷凍で、興味の対象から、外れてしまった。
何故に・・・?
何かに憑りつかれていたのだろうか?ってくらいに。
そうなると、世界の全てが、色褪せて、虚しく・・・。
いつもの休日のように、低反発マットレスの上に、身を投げて、その反発具合を楽しむだけの・・・。
そんな虚しさだけが、私を支配する。
躁から、鬱へ・・・戻っただけなのであるが・・・。
気持ちを持続させるのが、これ程、難しいものだったとは。
何もかもが虚しく・・・、
つまらなく・・・、
無意味で・・・、
無味乾燥で・・・。
この感覚が、いつも私を支配する。
努力して手に入れたものも・・・、至宝だと思っていたものも・・・こうして、朝、目が覚めただけで、一瞬にして、虚無となって、崩れ落ちていく。
今日からまた・・・眇眇とした荒野を裸足で、歩くような・・・あの感覚が、私を支配し続けるのだろうか・・・?