昨日の雷雨から、一夜明けて、夏の痛いような日差しのある日曜日。
大気は、まだまだ不安定で、陽が翳ると、再び、雷雨を予感させる風と雲を呼ぶ。
私は、この時期の少し湿度をおびたような、それでいて、まだ夏の空気を、拒むような冷たさのある風が、一年中で、一番好きかもしれない。
5月のあの解放された夏の予感のするあの風も好きなのだけれど。
夏の終わりの夕方の、ふと秋を感じさせる寥感のある風も好きだし、冬の凧揚げをしたくなるような北西の風も好きだ。
極め付け・・・夏の台風の風も、なにやら、ワクワク感があったりで・・・。
詰まるところ、私は、結構、『風』好き人間なのかもしれない。
易経なども、乾(天)、兌(澤)、離(火)、震(雷)、巽(風)、坎(水)、艮(山)、坤(地)の8つのエレメントの組合せで、卦を構成するし、西洋占星術も、火、地、水、風の4つのエレメントが基本となっている。
その中のひとつ、風(巽)。
ギリシャ神話には、アネモイ(風の神)が、いるようで、北風(ボレアース)、南風(ノトス)、西風(ゼフィロス)、東風(エウロス)と方角と季節によって、細分化されている。
翼のある天使のような形状を連想させる。
本邦では、風神・雷神像。
こちらは、ゴツいカンジがする。風と雷は、ペアなのね・・・。
易では、『風雷益』、『雷風恒』ってとこかな・・・。
風という漢字をみると、まさに、風神そのもの・・・。大きな風を入れる袋と、空間に浮くような雰囲気があるような気がしている。
英語だと、『Wind』。
こちらは、軽いイメージがある。
翼のイメージ・・・こちらは、『Wing』・・・きっと、語源は、一緒なのかもしれない・・・想像だけど。
風好き人間には、休日に風に、吹かれるのは、まさに、極上のひととき・・・。