鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

死蔵品の崩壊

2017-10-15 08:32:22 | Weblog
 
随分と暗い・・・日曜日の朝で・・・。
どんよりと曇りがちで、雨も落ちてきそうな・・・?っていうか、もう雨が降り始めたのかもしれない。

冬の訪れをマジかに感じるような・・・少し寒いし・・・。



先週の水曜日(11日)。

季節的に、そろそろブーツでもいいか・・・と思い、(少なくとも5年以上昔に購入して、押し入れの中にしまい込まれていた)ブーツを出して、履いてみた。

死蔵品の復活である。

それ程、高価ではないが、それ程安価でもない・・・というのは、私の金銭感覚で、世間の一般の感覚では、まあ・・・安価なんだろうと思う。

非常に履き易くて、足が痛くならないので、今年の冬は、コレでいいや・・・と悦に入っていた。

県央の文化会館周辺を歩いてみたり、映画館併設のショッピングモール内も歩いてみたりして、スマートフォンの当日の歩数計は、3.8kmを刻んでいた。

うんうん・・・なかなか、歩きよいぞ・・・このブーツ。

何故に、死蔵品だったのかしら・・・。

思えば・・・まだ、僅かばかり、オカネがあった頃。
何を血迷ったのか・・・同じシーズンに、3足もブーツを買ってしまったのだった。

そんなにブーツを買っても、通勤くらいしか履きもせず、事務所内では、サンダル履きだったし・・・(もっとも、冬場は寒いから、ショートブーツだったときもあったりしたけど・・・)。

そんな訳で、2足は、所謂デッドストック・・・死蔵品と相成って、現在に至っていた・・・そして、復活の日。

映画館で、気が付いた。

履き始めて、2時間少し。表面の合皮が、ズル剥けになっていた・・・。

我が目を疑ったが、わずか2時間、歩行距離3km前後で、卸立てのブーツは、見るも無残な・・・合皮のはがれにより、10年は、履いたような形状に変化していたのだった。

この変化をなんと表現してよいのかわからないけれど、玉手箱をあけたとたん、おじいさんになった浦島太郎の2時間ヴァージョンみたいな???

まだ地面の卸す前のブーツを見ていた家人は、翌朝、このブーツが、玄関に在るのを見て、あまりの無残さ、寝起きで、階下に降りて行ったら、いきなり、

『何かあったのか!』

と問われた。

私の場合は、あり得ぬことだと思うけれど、例えば、喧嘩などの暴力ザタに巻き込まれたとか、あり得ることでは、事故だとか(単純なものでは、側溝に落ちたとか)そんなことを連想したらしい。

『イヤイヤ・・・コレ買ったの5年以上前で、たぶん、合皮が劣化してたんだよね。それで、ちょっと歩いたら、こんな状態で。』

死蔵品復活ならず・・・崩壊・・・。

もっともっと履いてあげればよかったよ。

ごめん・・・。