鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『凪のお暇(いとま):コナリミサト・著』

2017-10-28 16:16:16 | 本・読書

昨日、一昨日の秋晴れも長く続かず。

午後から雨が降りだし、これから日曜日にかけて、台風の影響と天気情報は伝えておりました。
週末の雨・・・って、嫌いじゃないけど。
お出掛け以外だったらね。


このところ、本を全く読んでいなくて、読みたいのだけれど・・・読めないです。
読めない・・・というのは、物理的というか生体的に・・・例えば、目が遠くなった(老眼)とか、そういうこともあるのかもしれないけれど、読み始めても、すぐ別のことをしたくなるというか、集中できないというか・・・。
そして・・・何故だか、すぐに眠たくなり・・・。


・・・私は、これから移行していくであろう電子媒体の本というのが嫌いです。

本・・・と言う気がしない。

場所を取らず、読みたい時に、スマートフォンがあれば、いつでも読める・・・という便利さもあるのだけれど。

・・・私にとっての本は、寝床で、めくる紙の本なのでした。
そして、近い将来、たぶん、この世から淘汰されるであろう・・・紙の本。

さて。その紙の本。

出版が不調というか、電子本に押されて、あまり在庫がない・・・ようです。


本日のお題。



『凪のお暇』・・・この本は、スマートフォンでの試し読みで、続きが読みたくなったので、紙媒体の本(何だか、変だ。本にイチイチ紙の本って・・・)で、購入しようと思い、amazonなどで、探してみたのだけれど、新品は、品切れ。

中古本の方が、高額になっておりました。

・・・ごく最近、出版されたのに、早、在庫なしだと?・・・中古本の方が高く、更に配送料上乗せ?

・・・コレは、買うなってことなのか・・・。

いくつかのネット書店を検索してみると、『e-HON』というサイトがありました。
リアル書店系で、在庫のある書店から、系列のリアル書店へ本を、お取り寄せしてくれるサービスのようで、登録してある地元のリアル書店で、引き取れるというシステムのようです。

もちろん、配送料を支払えば、宅配もOKってことなので、本代+配送料の合計が、中古本より、安かったので、宅配してもらいました。


自分の意志は、無視して、会社の人間や恋人の言いなりの大島凪(28歳)は、クズ彼氏の一言で、過呼吸障害を起こして、会社を退職。
自分をリセットする意味で、家財道具一切(冷蔵庫を除く)を断捨離して、引っ越し、過去の繋がりを立つために、LINE、SNSなども一切切断。

貯金残高100万円の新しい節約生活が始まった・・・。

どうやら、凪には、自分自身を抑える事で、自分を守ろうとした潜在的なトラウマがあるようです。

外見ひとつとってみても、本当は、天然パーマでしたが、母親や同級生から、おかしな髪型と言われ、傷つきます。
だから、ストレートパーマをかけて、毎朝1時間、ヘアアイロンで、直毛を保つ・・・という努力をしていました。

『NO!』と言えない凪に追い打ちをかけるのは、同じ会社で営業部のエース・我門慎二。
場況読みにたけて、その場の空気をいち早く読み、相手の心に入って行き、仕事を取って業績を上げる・・・一種のエナジーヴァンパイア的存在で、凪の存在を否定しまくります。

そんな慎二に、本来の凪は、抵抗することでできないようなのですが・・・。
慎二に隷属する自分に嫌悪します。

この慎二にも、なにやら、深いトラウマが、ありそうな第1巻で、続編が楽しみです。

この漫画家さんの作品を読むのは初めてですが、瞳の書き方の特徴のある柔らかい線で、フワフワっと軽くえがかれているようです。

映像化するなら、大島凪役に、綾瀬はるかさんか、深田恭子さんなんかがよさそうかな・・・?などと思いながら読んでいました。