鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

サンバイオ・ショック・・・見切千両・損切万両?

2019-02-06 22:11:00 | 社会・経済


お昼前より、雨降ったり止んだり・・・。

昨日は、19時頃、眠ってしまい、深夜3時に起きて、明け方の5時に眠り・・・と、訳の分からないことをやっていて、そのせいか、身体が、怠い・・・。
立春の日には、気温が20℃くらいまで上昇したのに、一日で、冬に戻った感じで、そのせいだろうか・・・体調いまひとつ・・・ってとこである。

2016年のブログに『アキュセラ・ショック』という駄文を書いていて、ここ数日、そのページへのアクセスが、あったので、何だろう?と思っていたら、悪夢の再来、歴史は繰り返す・・・というか・・・マザーズ上場の『サンバイオ』という医薬品メーカーの株が、(歴史的)大暴落で、4日間寄り付かず、ストップ安を続けていたのを、今頃、知った次第で・・・。

昨日、ようやく寄付き、ものすごい出来高を伴い、売り買いが交錯していたようであった。

アキュセラの時は、6日間、値が付かない状態で、治験の失敗とインサイダー取引の疑いで、その後、窪田製薬という会社に社名変更したようで、アキュセラという会社の上場は、現在ない。

同じ医療バイオ系の会社の株の大暴落で、先月の1月21日で、高値12,730円をつけ、昨日(5日)2401円迄、値を下げた。

わずか1週間で、約80%の暴落である・・・。

慢性脳梗塞を対象にした米国での臨床試験(治験)が、不調であったことが報道されたのが1月29日。

1月30日から2月4日迄、サンバイオ株は、連日のストップ安。

日足チャートを眺めてみれば、どこをロスカット(損切)ラインに持っていくかが、難しいチャートで、暴落直前の1月29日の最安値10,860円以下の損切では、間に合わなかった。
(29日中に利確か、手仕舞いをしていなければ、アウトな状態だったということで、29日の時点で、手離す以外、逃れようがなかったようだ。)

しかも、29日は、陽線で引けているのが、更に、悪くて、29日当日の最高値が、直近の高値11820円より40円高く、11,860円をつけている。
明日には、もっと上がるかも・・・と期待してしまいそうなチャートだったりする。




あくまでも、後付けのこじつけであるけれど、もし、この株のポジションを持っていたとして、チャートフォロー(スィング)するのだったら、どこに、ロスカットを設定していただろうか・・・と考えてみる。

21日の12,730円を付けた日の最安値11,050円以下、成行でのロスカットの位置だったのかもしれない(画像の白いラインのあたり)。

21日の最安値で、ロッカットをする理由は、出来高である。

暴落前の出来高が結構、入っているので、この21日のローソク足を基準にしてみるのも、一考か・・・と思っている。

しかし、それは、このチャートが、前もってわかっていれば出来ることなんだろうと思う。

もうひとつ。
21日は、最高値をつけたあと、長い上ヒゲをつけて、陰線で、引けて、ローソク本体が、極端に短い。
かなり売られたということで、このあたりで、手仕舞いなり、損切なりを行っていれば、今回の暴落に巻き込まれずに済んだかもしれない。

いづれにせよ、21日のローソク足が、鍵を握っていたようだ。

前日(28日の安値)とか、或いは、直近安値に、ロスカットを設定している投資家さんも多いのだろうし、移動平均線なら、日足線の10000円をわりこんだら、ロスカットに設定されていた方も多いかもしれない。

この暴落を避けられた人は、凄いのかも・・・。


4日間にわたって、売れない状態という過酷な時間を体験された投資家さんも多かったのではないだろうか?

精神的におかしくなりそうな歴史に残る暴落でもあったようだ。


(↓トレーダー必読?の書らしいです)
ゾーン — 相場心理学入門
マーク・ダグラス,Mark Douglas
パンローリング