鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

苦手なエリア~『おさんぽ大王⑥(須藤真澄・著)』

2007-11-19 00:23:48 | Weblog
ブルーな月曜・・・。

土曜日に行った表参道・青山エリアは、私にとってかなり苦手なエリアといえる。
ファッション・トレンド・・・といった、現在の日常生活では、あまり必要のないカテゴリーを連想させる街なのだ。
たしかに、会社は、自由服で、お仕事しましょう・・・って方針になったようだが、私は、制服を着用している。やっぱ、仕事してるんだしさ、制服は、きちんとした印象もあるし、ビジネスの範疇を越えてしまうのは、宜しくなかろう・・・なんて思っているが、結局のところ、朝、服装に悩まなくて済むってとこが、最大の理由とも言える。
コーディネイトとかって苦手だし・・・。

・・・私のお勤めしている会社は、自由服だが、結構、規制が厳しくて、衿のついてないものは、ダメだとかあるんだけど、みなさん、無視していらっしゃるし、パッキー(金髪)さんも多い・・・どういう会社だなんだ・・・???

さて、ファッション・モードという言葉で、思いつく街といえば、前述の、原宿・青山・表参道といったエリアではないかと思う(今は、違うのだろうか?)

『おさんぽ大王』をお描きになった漫画家の須藤真澄さんも、このエリアは、最大の苦手とされているようだ。6巻の『大爆発』で書いておられる。
『わからんことだらけの中で、ただひとつ、わたしがこの街に用事がないように、この街もわたしに用事がないようで・・・』
おしゃれタウンがなんぼのもんじゃ~と雄叫びをあげていらっしゃるし・・・。
すかした街・・・いけすかねぇ街・・・お仕事だから、嫌いな街に行った須藤さんである。

私も同感でございます。
土曜日は、演劇観にいくっつ~目的があったから、行ったけどさ・・・。
拒否されているような感覚は、否めない・・・。

私は、どっちかっていえば(このオールタナティヴには、まるで意味がありませんが)銀座の方が好き。

須藤真澄さんには、ご迷惑かもしれませんが、須藤さんと私は、結構、感覚的に似たところがあるようで、おさんぽ大王をはじめ、いろいろなお作を楽しませていただいている。





『abbey』青山円形劇場

2007-11-18 00:40:02 | Weblog
午後から1ヶ月ぶりに都内へ。来年のカレンダーをはじめお買物もかねて、青山円形劇場へ行ってきました。今日は朝方寒かったせいか、電車では、厚手のコートを召した方が多かったようです。
私は、午後からなんで、割と軽装。途中、線路に置石で、電車が遅れ、ちょっと予定が狂いましたけど・・・。

さて、本日は、久々演劇関係のブログです。
この公演は、最初、全然予定していなかったんですが、ケイダッシュステージさんというところから公演案内のダイレクト・メールをいただき、チラシを拝見したところ、劇団☆新感線の粟根まことさんが出演されるとの事なので、あわぼんファンのワタクシとしては、行かずばなるまい・・・
と11月は、からっきし予定もなかったので、即決したわけでありました。
他の出演者の方には、大変、申し訳ございませんが、お名前存じ上げている方いらっしゃらなかったので、どんな舞台になるのかな・・・?とおもっておりましたが、音楽業界のお話で、興味深く拝見させていただきました。

円形劇場の特徴として、俳優さんが自分の座席に対して、背をむけて科白を言うと、聞き取れないという欠点は、あるとしても、360度全て客席で、座席数も少なくて、俳優さん達の息遣いまで感じられてなかなか迫力がありましたね。

惜しむらくは、伝説のロックバンドのメジャーデビューの2時間前の楽屋で起きたお話という設定だったのですが、永井秀樹さん(松島さん役)のエレキギターのソロ弾きがちょっとはいっただけで、音楽性という点では、チョット物足りなさを感じました。
プロのミュージシャンを起用してもよかったのでは・・・
ガツン・・・と1曲歌ってくれちゃったりすると、インパクト大なんだけどな・・・。

もと伝説のバンドのドラマーで、今は音楽プロデューサーの役どころの粟根さん(佐藤さん役)。芸達者ぶりを発揮。笑いを取るところでは、笑いをとり、泣かせるところは、泣かせる。
新感線の看板役者さんの本領発揮といったところでしょうか。

最初の主人公であるはずの加藤良輔さんが、バンドを始めるまであんなに苦しんでいるプロローグから始まるのに、苦悩の理由(自殺未遂?)が、漠然と抽象的にしか、あかされないし、いつの間にか、天才ギタリスト?役の伊藤陽佑さんに主役がすりかわっちゃってるカンジを受けました(それとも、もともと伊藤陽佑さんが主役なのかな?)。

でも、コンパクトにまとまっていて、円形劇場ならではの楽しみもあって、興味深い作品でした。
上演回数も9回と少なくて勿体無い気がします。



『知に働けば蔵が建つ(内田樹・著)』

2007-11-16 20:31:44 | Weblog
冬へのカウントダウン。灰色っぽい寒さの一日。

闘う?哲学者・内田樹先生。こういう先生に教わりたかったな・・・。

この本の帯にさえ、魅惑的なWordが散りばめれています。
『強い想像力を備えてた人は、構造的に幸福である』、『現代思想の英知・第一級の教養書』・・・
だからって難しい本じゃないですよ。
普通に読んでも、ちゃんとわかるし、ふ~ん・・・なるほどね・・・と納得しちゃうし・・・。

理屈っぽい・・・かなと思えるところもありますけど・・・文章自体が面白いし、ついつい読んじゃって、ちょっとお利口さんになった気もします。
だって、この本の話を会社でしてみて下さい。みんな納得しちゃうし、勉強してるんだね・・・なんて言われちゃったりするかも・・・。

はじめに・・・の章で、
『教養とは、情報ではない・・・』
と内田先生は、おっしゃってます。
『教養とは、形ある情報単位の集積のことではなく、カテゴリーもクラスも重要度もまったく異にする情報単位のあいだの関連性を発見する力である。雑学は、「既に知っていること」を取り出すことしかできない。教養とは、「まだ知らないことへ、フライングする能力のことである。」』

雑学を知ってたりするのが教養じゃないってことか・・・ふ~ん。だから想像力が必要なのね?

・・・と自問自答しながら読んでます。

まだ、知らないことさえ、知らない・・・わからない・・・
知りたい・・・知りたい・・・知りたい・・・

そんな知識への渇望を満たしてくれる本だと思います。

またまた帯の話になって申し訳ない(・・・と、つい内田先生調になってしまった)。

教養とはなにか、人はなぜ働くのか、宿命とは何か?「希望的格差社会」における真の希望とは何か?

み~んな書いてあります。

☆☆☆

明日のブログはお休みです。



読書考

2007-11-15 19:24:51 | Weblog
今年の秋は、暖かい・・・ような気がします。
例年だともちっと寒かったような・・・。

読書の秋だっつーのに、この頃、本を読んでる時間があまり無いのです。
仕事が混んで来たせいもあるのですが、いつもだと就寝前の1時間くらいは、たっぷり読めたんですけどね。1時間というとワタクシの速度だと(内容にもよりますが)150ページ前後・・・まあ、だいたい100ページくらいは、読めたはずなんですけど・・・。

ところが、最近では、集中力が落ちてるのか・・・少し読んだだけで、眠くなるし、このまま眠りに落ちてしまうのかな・・・とおもいきや・・・1時間後には、目がぱっちり冴えてしまったりしてます。
休日は、昼酒なんか飲んでしまうと、読書どころではないし・・・一応、読書・演劇・音楽のブログと銘打っただけに、不甲斐ない思いで一杯です。

最近は、PCなんかで、ファイルをダウンロードしたりして、読める小説とか、携帯電話の小説とかあるみたいなんですが、お気軽でいい反面、なんかつまらないような気がしています。

本の重みというか・・・私は、本を買ったら、まず、重みを愉しみます。
軽い本は、軽いなりに、そして、重量感のある本は、ちょっと心して・・・ってかんじだし、装丁の好き・嫌いとか、これは特に、京極夏彦さんのお作に多いけれども、ページをまたがないレイアウト・・・なんかも大いに楽しんでいるのです。
PCからだとそれが感じられないような気がするんだけれど、データさえあれば・・・という方には、価格も安いのだろうし、それでよいのかもしれません。

ワタクシは、読みづらいんで、本になった方が好き。


今にして思えば、このブログをはじめた夏頃って、結構、暇だったんだなと・・・思っています。

現在は、主幹社員の入院とか、異動とかあって、こちらの負荷が増えて、ナントも・・・。

出来うるかぎりは、書き続けていきたいと思う初冬の日・・・でした。



run away  ~避難訓練~

2007-11-14 19:25:28 | Weblog
空気も乾燥してきて、緩やかに冬へ向っているようです。

・・・今日は、会社で、避難訓練。
午前11時半に始まりまして、さて、避難。
集合場所は、歩きで10分・・・遠い・・・。

途中から、
『ここから、小走りして下さい~!!!』
と消火隊長の一声。息も絶え絶え・・・。

でも天気もよくて、上着なくてもOK!な絶好の避難訓練日和・・・?????

こういうイベントにだけは、命賭けてるような総務課さん。

実は、仕事たまってんのよ。ワタクシ・・・。
しかも本日、ノーザンデー(残業禁止日。定時退社日)なもんで・・・。

ホントは、全てを放り出して、run away・・・。

一昨日から、打合せして、段取り決めて・・・で・・・、ワタクシは、コンタック600とガスター10と正露丸しか入っていない救急箱もって逃げるの・・・。
なんだかな~・・・。

暫くぶりに、走ったので、午後から疲れが、ドッ・・・。

イベント終わってよかったね。

暫くは、この平安が続きますように・・・。





beautiful claw② ~細い細い猫の爪のような月~

2007-11-13 20:39:37 | Weblog
今日も、抜けるような青い空。いいですね。青って・・・

日暮れも随分早くなり、会社を出る頃には、もう真っ暗でございます。
西南に名残の夕焼色がほんの少しだけ、残っていて、群青の空には、細い細い猫の爪のような上弦の月。
中国美人の細い眉のような月。

まだ、三日月と呼ぶには、細すぎる月でございました。

さて、この猫の爪のような月・・・。
このまま沈んでいくようですが、地平線に近づく度に、血を吸ったような色に染まってまいります。
光を帯びた月の色がとても綺麗。

この猫の爪のような細い細い月。

爪を立てる・・・のは、猫。そして、言葉。

猫の爪同様、爪を立てた言葉に、グッサリ・・・傷つく事もありますね。
猫の爪同様、ザックリな深手。

皮膚にくい込んだ猫の爪も、心に突き刺さる言葉の爪も回復には、時間がかかります。

細くて鋭い猫の爪、突き刺さったなかなか取れない言葉の爪。


今日の月は、crescent

細い細い猫の爪のような月・・・。



beautiful claw ~美しい爪~

2007-11-12 18:05:32 | Weblog
突き抜けるような青い空。青さが目に沁みる・・・それだけで、happinessな午後。


私の手の爪は、薄くて、脆い。
子供の時から、綺麗だったためしがなくて、いつも欠けたり、剥がれたり、マニュキュアなんか塗った日には、もう、ボロボロになってしまう。
きっと硫黄とか爪に必要なミネラルが不足しているんだと思う。

爪の事が、直接の原因では、ないのだけれど、複合ミネラルのサプリメントを摂取し始めた。
何故か、爪の伸びが速い。モロさと薄さには、変化がないのだけれど、すぐに伸びてしまうようになった。当然、欠け落ちてくる。
手タレ(手のモデル)さんのようなあの美しい指と爪ってのには、憧れますね。
爪を伸ばして、淡いパープルのマニュキュアなんてつけてみたいけど・・・。
似合いませんね。

人間の爪は、nail, 獣の爪と宝石を支える爪は、claw, ギターを弾く爪は、pick

この爪・・・。
猫にとっては、最大の武器だし、人間も『爪を研ぐ』だとか『爪を隠す』なんて、能力の代名詞みたいに使われる。

猫の爪傷は、痛い。ザックリ皮膚にくい込んで結構深手を負う。
猫の爪は、毒爪である。黴菌一杯なのだ。

そんな猫の爪だが、出し入れ自由で、猫の手(?)の甲を押すとぷにっと出てくるんで、面白くって、出し入れして遊んでいたことある。
猫の爪は、古くなるとはがれてきて、莢のような抜け殻が落ちていたりする。
爪を研いだり、爪を齧っていたりするのもその古い爪をはがす為のようだ。

猫の爪の根元は、桜貝のように綺麗な色をしていた。
これが、毒爪のモトか・・・とシミジミ眺めてみる。

ワタクシの家の柱は、猫の爪とぎのため、ささくれだち、ボロボロとなってしまっている。

美しい爪を保つには、なんらかの犠牲が必要だってことでしょうか・・・。



a sleeping cat ~眠り猫~

2007-11-11 16:03:52 | Weblog
昨日から雨は、降り続いている。

しかし・・・この2日間・・・これでもか・・・というくらい眠った。
こんなに寝まくったのは、久しぶりである。

やはり、ワタクシの前世は、猫だったのだろう。

もし、転生があるとして、来世で生まれ変わるとしたら、やっぱり、また猫に生まれるのではないかと思う。

・・・で、猫に生まれたら、この人に飼われて見たいとおもうひとが現在3人いる。

ひとりは、ウチの母である。
この人は、子供でも動物でも泣いているのをみるとほっとけない性格で、あれこれよく面倒をみてくれる。以前、ウチにいた三毛猫もこの人を上手く手なづけて、わがままばかり言っていた。猫のくせに・・・。

もう一人は、小学生の時からの友達Y子さんである。
この人は、やらた動植物を育てるのが上手い。
縁日で買ってきたひよこを立派なニワトリにまで、成長させた(私は5日間後に死なせてしまったのだが・・・ひよこよ許せ。)という実績の持主である。
おまけに猫好きで綺麗な人である。いまは、三人娘のママとなった。きっと子育ても上手いのだろう。

最後の一人・・・この人には、お会いした事は、もちろんないし、当然、その生体すら存じ上げない。
一枚のポートレートで惚れてしまった。
猫を抱いた写真があった。この人に抱かれた猫って・・・ああ、この猫になりたい・・・と妄想してしまった・・・ただそれだけである。上手に飼ってくれるかどうかわからないけれど、なんか猫の扱いとか上手そうである。

・・・という訳で、一応、お三人様あげてみた。

ご当人達の承諾は、むろん得られていない。



昼酒の愉しみ

2007-11-10 11:46:48 | Weblog
深夜から降りづく雨。薄暗く冷たい雨。

土曜日なんで、昼間っからビールを飲んでいる・・・。
・・・と言っても、ビールを飲むのが目的ではなくて、昼食にpizzaを用意したんで、食べながら飲んでる・・・食事が主で、ビールは従・・・。

昨日の夕方、近所の酒屋へ、ビールを買いに、寄った。トラピスト・ビールのChimayを買うためである。
ところが、750mlの所謂、大瓶はあるものの、いつもの御用達の330ml入りの姿が見えない・・・。価格も高いし、売れないのだな・・・と思いながら、輸入ものの棚を見て歩く。
バドワイザー、ハイネケンといった有名処は、充実している。

Chimayが飲みたかったんだけどな・・・。

無いものはしょーがない。国産のヤツでも物色するか・・・。
小麦の味がしっかりするようなヴァイツェン系のドイツビールっぽいビールってないかな・・・。

この酒屋は、ワールドワイド・・・無国籍風にいろいろな国の食材も置いてある。
スイスチョコレートだとか、トスカーナ産のオリーヴオイルとか、アンチョビーペーストだとか・・・。
週1回くらい立ち寄るけれど、いろいろ見て楽しい。
買うものはほとんど決まっていて、イタリアのパスタとか、炭酸水のペリエとか、時々ビール。

今回は、銀河高原ビールを購入。フルーツ系の香りのするビールである。

・・・で、土曜の昼から飲んでる訳で・・・。

でも、昼酒って、ナンデこんなに早く回るのだろうか?
すぐ眠たくなってしまう・・・。
この状態では、本なんか1ページくらい読んだだけで、眠ってしまいそうだ。

土曜の午後は、極楽だ。
自由な気がする。明日も休みだし・・・。
何からも束縛されない土曜の午後。

昼酒がまわって、もうひと眠り・・・。



来年のカレンダー

2007-11-09 18:43:16 | Weblog
今週は、とってもハードな5日間でした。
月曜日は、決算提出日だったのですが、提出先の財務部の異動とかあって、担当者の変更etc・・・今までお伺いを立てていた担当さんが、変って、そりゃもう、やり難いって・・・。
しかも、それを知ったのが、当日だったわけで、聞いてないよ~状態・・・。

しかも相棒が、精神的???疲労で発熱し、一週間お休み・・・。
相棒にお願いしてたこと、相棒の仕事、一気にやってきたんで、そりゃ、too much pressure!!
残業も多かったし。

この間から夜中の2時過ぎないと眠れない習慣がついてしまい、しかも食欲も無いし、疲れてるし、休めないし・・・何が何だか、shuffle & shuffle 状態だった訳でして・・・
机の上は混沌=カオス状態、欲しい書類は、見つからず、苛立ちは募る・・・

な~にやってんでしょうかね・・・。立て直す時間すりゃ、ありゃしない・・・。

まあ、毎月毎月この繰り返しなんですけどね・・・。

それでも、今回は、クレームのないトレヴィアン!!な仕事ぶり。


さて、秋も深まってくるこの時期、来年のカレンダーを買いに行く楽しみがあるんですけど、
今年は、どうも都内にでかける予定がございません。
・・・地元で物色するか・・・と思っていますが、お気に入りが見つかるかどうか・・・。
・・・などと、思っていたんですが、無理に予定(観劇)をつくり、来週の土曜は、カレンダーを探してこようかなと考えています。

いろいろスケジュールの書き込みができるものが理想なんですけれども、書き込みが出来るものは
デザインがシンプルすぎたり、デザインの気に入ったものは、書き込みのスペースが極小だったりで、なかなか見つかりませんね・・・。

今週末は、ゆっくり過ごすつもりです。