鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

11年前の今日・・・みぞれまじりの雨の中、私は、現在の会社に面接に行った・・・。

2012-01-20 22:52:32 | Weblog
みぞれまじりの雨。

大抵、今頃は、天候が悪くなると雪かみぞれのまじった冷たい冷たい雨になる・・・。

1月は、大嫌いだ。
お正月が過ぎて、風邪なんかひいて、いつまでたっても治らないような気がしてきて、そして、この寒さもずっとずっと終わりがなくて・・・と何の希望も持てないような大寒の頃。

もう11年も昔になるけれど、長く派遣されていた某IT機器のメーカーさんにも、経済危機みたいなことがあって、違う会社に派遣になった。
そこは、わずかに、3週間くらいいただけで、年が明けて、合併が発表になり、私は、何も仕事をしないうちに、お払い箱になって、現在の会社の孫会社に派遣になったのが、ちょうど今頃で、今日みたいに、みぞれまじりの雨のなか、面通し・・・所謂、面接に行った。

面接場所は、工場ラインのある二階の事務所で、窓もなく、薄暗く、埃っぽくて、ザワザワしていて、狭くて、天井も低くて、おまけに、際限もなく寒かった・・・。
後に聞いた話だと、その事務所は、以前、物置だったらしい。

(・・・果たして・・・こんなところで、勤まるのだろうか・・・???)

正直・・・そう思った。

面接官は、その孫会社の部長さんで、自分も、『タヌキ』だと言っていたとおり、ほんとうに、焼き物のタヌキのような顔と体形だったけれど
『現場を持っている部署だし、荒っぽいから、こんなに大人しそうだと、ここは、勤まらないかもしれないけれど、どう?』
と聞かれた。
どう・・・?と聞かれても・・・。
『はぁ・・・。』
としか答えられない。
大人しいとダメなのか・・・と思った。

『まあ、取りあえず、明日から来てみて。』
みたいな話になって、翌日から、この会社に派遣されることに成ったのだけれど、まさか、10年後・・・孫会社と子会社が、大親会社と吸収合併して、そこの期間社員になるとは、夢にも思わなかったし、想像もつかなかった。

今日みたいな氷雨にみぞれが、混じったような日に、私は、今の会社へ面接に行った。


『夕焼けポスト:ドリアン助川・著』

2012-01-19 22:53:14 | Weblog
お天気下り坂。灰色の曇り空。


暮れなずむ夕暮れ時の川辺にたったひとりの『あなた』の前に姿を現すレトロなポスト。
僕とか私・・・ではなくて、語られるのは、『あなた』。
それは、ドリアン助川さんが、ご自分自身に問うているのでしょうか?

この物語に登場する『あなた』は、妻と娘に先立たれて、後悔ばかりの日を送る50歳前後の男性。もとテレビ局のディレクターだったけれど、今は、『夕焼けポスト』の管理人。
管理人の仕事は、時空を超えて夕焼けポストに届く『お悩み』に対する答えを手紙すること。

ゴミ捨て場をネグラにしなければならなかった子供の頃のチャーリー・チャップリン、フェラーリに乗り、嫁を貰うことを夢見ている自称二枚目で、二代目の鮨屋、死んでいく犬にありがとうを伝える方法を知りたがる少年、一人ぼっちで、老後を生きることなって、寂しさを犬を飼うことで紛らわせようとするけれど、自分の寿命のほうが犬より短い可能性が高くて、犬を飼うのを戸惑う元社長、病気がちで学歴もなかった青年の頃のリンゴ・スター、『昆虫記』を上梓する以前のアンリ・ファーブルの孤独、医師を目指すインドの洗濯屋さんの少年、殺してしまった女性の冥福を祈り続ける犯罪者、震災と原発事故の問題を抱える被災地の公務員、そして・・・自分の娘と同じ障害をもった女の子からの手紙・・・。

10通の手紙に『あなた』は、答えられる限りの返事を書き続けます。
もう、この夕焼けポストの管理人を辞めようと思い、二度目の人の国(たぶんインドでしょう)へ旅立つ『あなた』。
川の街で、15年前に出会い、そして、夕焼けポストの管理人になることへのきっかけを作った少年は、同じ姿で、『あなた』の前に現れます。
殺した女の冥福を祈り続ける犯罪者は、『あなた』の前世の姿だと・・・。

この少年は、何千年も沈む夕日を眺めてきたと語ります。少年は、観世音菩薩なのでしょうか?
儚いのは、夕焼けでなくて、人の命なのだと・・・。
夕焼けポストの管理人になり、人々の悩みに答えることによって、『あなた』は、救われるでしょうと・・・。おだやかに語りかけるだけ。

最近、一度捨てた?はずの芸名で、また著作を始めたドリアン助川さん。
明川哲也ではなく、ドリアン助川が、描く世界・・・。
少し前の『大丈夫、生きて行けるよ、そして、かなり前の著作『食べる-7通の手紙』に続く連作のような作品。

この人の描く世界は、とても優しい。そして、限りなく・・・優しい。


風邪とベトナム戦争の関連性(・・・全く、ありませんが・・・)

2012-01-18 22:50:29 | Weblog
乾ききった真冬の一日。


風邪の治癒は、風邪を自然に『通過』させるに尽きるという。
咽喉→鼻→熱→気管支(咳)→回復・・・というルートを通過しないと完治しない。
今のところ、良くもならず、悪くもならず、経過せず、ただひとところに膠着状態な感じだ。

膠着状態に至ったのには、訳がある。
普通に風邪を経過させると、その後、回復も順調にいくのだけれど、今回、鼻の段階で、どうにも辛かったので、秘密兵器を使ってしまった。
戦争ならば、竹槍くらいしか装備のない素人部隊?にミサイルを撃ち込んだ?ようなもので、その破壊力は、まあ、半端ではない。民間の素人に対するミサイルだから、戦場となった国土(つまり私の身体ですね)は、たぶん、良好で何の異常もないところまで、攻撃されてしまい、今後の回復に倍の時間がかかるだろうことは、何となく想像がつく。

レフトーゼとトランサミン・・・ミサイルの名前である。

これらは、風邪薬ではなく、抜歯後や、外科処置後、上気道などの炎症を抑える薬だ。
本来の使い方でなない・・・が・・・しかし、市販の緩い風邪薬は、底をつき、寒中の夜中に薬を買いに、コンビニまで、行く気力もなかった。
禁じ手では、あるが・・・しかし・・・。
重い症状は、治まってしまった。
症状は、治まったが、完治には、遠い。
破壊された異常のない場所の細胞の修復にも時間は、かかるのだ。

相手が、腫瘍や癌なんかだったら、これは核兵器並みの抗癌剤だとか、放射線治療ということになるのだろうけれども、今回は、タダの『風邪』なんである。
薬を用いて、治すのであれば、葛根湯くらいでよかったハズである。

ベトナム戦争では、地元のゲリラ兵に悩まされた米国軍。
ヒト・モノ・カネ・・・物量にモノを言わせて、あっという間に終息できるハズの戦争だった。
・・・それが、その後、数十年間、膠着状態が続き、勝利せぬままベトナム本土から去らねばならなかった。
米軍は、自力では、ベトナムのゲリラに、勝てなかったのだ。
その後、米国は、若い兵士たちのPTSDなどの精神の障害者を増加させる結果となった。
その対処に、巨額の費用を投じることになる。

・・・たかが、風邪くらいで、何も、ベトナム戦争を引き合いに出すことはなかった。
相変わらず、支離滅裂なことである・・・。
たぶん、この不調は、暫く、続くことだろう。

完治する春をめざして、ひたすら、養生以外に道は、ないような気がしている(・・・って、たかが、風邪くらいで、大袈裟な・・・!)


風邪復旧

2012-01-17 22:57:12 | Weblog
乾燥して、冷たい冬の一日。


風邪・・・ようやく復調。
考えてみれば、年末・年始休暇で、何のストレスもなく、好きなだけ、自堕落しつつ、ふと、気が付いてみると、年始3日目に唇に異変。プックリと小さな疱疹。

・・・口唇ヘルペスの襲来があった。

私の場合は、痛みとかは、あまりないのだけれど、水泡が破れて、所謂、熱の華が咲く・・・状態だったのが、今月の上旬。

ストレス・疲れが溜っていると、出ている異常で、身体のSOSだというけれど、あれだけ、ダラダラして、眠りを貪り、結局、あっという間の7日間だったので、疲労ではないし、ストレスと言えば、明けて、新年初日から、所属課が変わるという、そんなストレスは、あるにはあった。
(・・・休暇の最終日・・・ああ・・・会社へ行きたくない・・・。仕事辞めようか・・・)
なとど、深夜にむっくり起き出して、やおら、電卓を取りだす。
アパート借りて、食費、光熱費、水道代、保険料、税金・・・車は・・・どうしようか・・・貯金の残高は、これだけだから・・・そうだな・・・何とか切りつめて・・・あと何年かだったら、働かなくても、ソコソコやってけるかも・・・と自分に甘い、極甘な計算をして、今なら、会社辞めてもいいかも・・・などと思わないと、立いかなくなる。

今度の風邪もストレスだよなぁ・・・???
絶対、絶対・・・ストレスだよなぁ・・・。

日常が少しでも、変わると、慣れるまでに、かなり時間がかかるし、自分のペースで、仕事の配分ができなくなるのが、なによりも、苦痛だ。

・・・それに、青山五行の小池先生によると、今月は、試練の最終テスト。
1月は、イヤな事ばっかり、コレでもかってくらい、起こるよ。
それと、今年の4月までは、炎症系の病気に気をつけてね。
大したことにはならないけど、放っておくと、長引くから、ちょっとでも具合が悪かったら、すぐに病院へ行くこと・・・と注意されていた。

病気のことは、当たってしまった感がある。

仕事より、養生を優先しよう・・・。



つはものどもが、ゆめのあと・・・(平家物語とは関係ありません)

2012-01-13 22:59:26 | Weblog
一昨日、ひいた風邪で、この2日ばかり、寝込んでいる。

低体温のせいか、熱も、37℃くらいまでしか上がらず、ウイルスを殺すまでには、至らず、一度風邪に見舞われると、2ヶ月前後は、調子が悪い・・・。
ここは、ひとつ、まだ症状の軽いうちに養生してみよう・・・と思い立ち、休暇を取って、横になっている有様。

一番最初に咽喉に来たから、典型的な上気道炎だろうと思う。

私の咽頭粘膜にへばりついたウイルスを、私の身体の免疫部隊が、絶え間ない攻撃をしているので、ピリピリ、チクチクと咽頭が痛い。
(・・・まあ・・・ウイルスを殺してくれている訳だからさ・・・。こちらも多少の我慢をせねば・・・)

戦場と化した身体が、頭の命令で、アレコレ動くと、折角の免疫部隊の活動にエネルギーが供給されにくくなるから、免疫最高司令官は、催眠促進物質を作って、小うるさく、面倒な脳を眠らせることにしたようだ・・・。
いくら寝ても足りない・・・。

面倒な脳を眠らせ、身体を休ませたうえで、白血球だの顆粒球だの?マクロファージなどの攻撃部隊が、出動となる。

(こいつ、低体温だからなぁ・・・。ウイルスやっつけるのに、普通のひとの倍の手間かかんのよ~~~)
ブツブツ文句が聞こえそうだ。
身体よ。すまない・・・こんな体質で・・・。

・・・でさ・・、一応、咽喉の方は、収束しつつあるからさ、あの例の攻撃を受けて、傷ついた粘膜にへばりついている、鉄サビ色したウイルスと免疫部隊の死骸ね・・・血の固まりなんだけどさ。アレ、吐き出しといてね。でないと、痛いから・・・。

で・・・次は、鼻だね・・・そのあと、咳・・・。
免疫部隊は、休む暇がなさそうだ。
仕方がないから、いくらかでも、彼らの働きを助けるために、ひたすら横になっていよう。

そんなこんなしているうちに、身体という戦場も、一段落して、ネバネバした粘液の排出が、全て終われば、風邪も一応終了・・・ってことになるのだけれど。

つわものどもの(ウイルス、免疫物質)が、ゆめのあと・・・。


武蔵野弁財天へ初詣~御神籤は・・・?

2012-01-11 22:51:11 | Weblog
曇りがち。乾燥して寒い一日。咽喉の痛みで、目が覚める・・・。
風邪の初期症状。


(大島弓子さん描くところの大変、お美しい)弁財天様に、お詣りして、それから、神社ですることは、御神籤ですね・・・。
今年展望は、いかに・・・???

第三十一番 末吉

鯤鯨未変時 こんげい、いまだへんざるとき
且守碧潭渓 かつ、へきたんのたにをまもる
風雲興巨浪 ふううんきょろをおこす
一息過天地 いっそくてんちをすぐ

大魚化して竜となる。変ぜざるとは、未だ、時の至らぬなり。
青き淵に身を守りひそめ、時の至るのを待つべし。
竜と変じて天上の時到り。風、雲、大波をおこす。
ひといきに、天地を駆けるなり。この勢いには、敵するものなし。

・・・今は、機が熟さないから、時がくるのを待ちましょうね・・・ってことですかね?

三十一番・・・易経だと、『澤山咸』。

三、一で、『火天大有』・・・よい卦です。

最後は、『乾為天』の五爻・・・飛龍在天・・・みたいなカンジですけどね?
でも、まっ、末吉ですから・・・。
それに引いたのが、私だし。

『この御籤に当たるひとは、始め思うこと遂げ難しと言えども、後、ついに運勢開く形あり。何事も心配することは、悪しく、心静かに時節を待たば、ついに幸来る。』

漢文の下の読み下し文の更に、下の解説に、こんなふうにありましたので、年末に占っていただいた青山五行の小池先生の鑑定とも一致するかな~~~???

引くのは、いつも貧乏籤ばかりだけれど、腐らず、頑張れ・・・と御神籤に励まされて・・・いるような気もしますが・・・。

美貌の弁財天様・・・ありがとうございます!



武蔵野弁財天へ初詣~『ノン・レガート:大島弓子・著』

2012-01-10 22:51:36 | Weblog
週末からの寒気も幾分、緩んできたかのよう・・・日中は、暖か。


先週の土曜日は、井の頭公園内にある武蔵野弁財天へ初詣です。
井の頭公園は、十数年ぶりだったけれど、変わっていなかったですね。
広い池と木立。武蔵野の面影が残る場所です。
JR吉祥寺駅から徒歩10分前後でしょうか?
大昔、ここに連れてきてもらったけれど、吉祥寺だったかなぁ・・・と???曖昧な記憶。

この武蔵野弁財天が舞台となっている(・・・と勝手に思ってますが・・・)大島弓子さんの『ノン・レガート』という作品を思い出ながら、公園内を弁天様のあるお社へ向かいました。
当時、この公園の至近距離のマンションにお住まいだった大島弓子さん。
よいところにお住まいだったんですね。
周囲も閑静な住宅街、JRと京王線駅の近く。住んでみたい街の上位に常にランク・インされているのが分かります。
私も、住んでみたい・・・。

主人公の小松菜晴子さんは、漫画家を目指すその日暮らしの19歳。
年末に、宝くじの1等3,000万円が当たったところから、物語が始まります。
当たった賞金で、購入したマンションから見える神社が、多分・・・この武蔵野弁財天。
漫画には、描いていないけれど、私は、武蔵野弁財天がモデルなのでは・・・と思っています。
晴子さんは、また何か当たりますように・・・幸せになれますように・・・漫画家になれますように・・・素敵な恋人ができますように・・・と、19歳の女の子のありきたりなお願いの全てを弁天様にお祈りします・・・。
それを見ていた弁天様がポツンとおっしゃいます・・・。
『それでは、その厄は、落ちない・・・ヘタするとおダブツかも・・・。』
この弁財天様、とても綺麗なお姿で、描かれています。

それから1年・・・晴子さんは、様々な災難に見舞われますが・・・。

こういうよいロケーションからこの作品が生まれたのでしょう。

寒い一日でしたが、公園内は、かなりな人出。
弁天様にも、初詣?のお詣りのひとが、たくさんいらっしゃいました。

真偽の程は、知りませんが、この弁天様に、カップルの恋の成就をお願いすると、破局するとか・・・恋人同士で、ボートに乗ると、別離する・・・だとか・・・そんな噂がありますが・・・。

もともと、お金とか、芸術の神様だもんな・・・弁天様って・・・。


封印解除&解散公演 『深呼吸する惑星』②

2012-01-09 22:50:12 | Weblog
氷点下の朝だけど、全国的に休日だから、温かい蒲団の中で、極楽極楽!

(昨日の続き)

イントロダクション・そして現在のお葬式のお焼香を終えて帰る人達・・・。
亡くなったのは、自殺した青年・・・。

或る青年の綴ったブログは、読み継がれて・・・未来社会?・・・銀河の辺境にあるアルティア65では、赴任してくる地球人兵士の自殺率が異常に高い。
この惑星に来ると、1週間で、忘れてしまいたいような過去の幻覚に惑わされてたはてに、自ら命を絶ってしまうというのだ。
・・・原因不明・・・在来のアルティア人には、そんな幻覚は、起こらない。

過去の幻覚を呼び起こす惑星で、運命の糸でつながれて、再び、かの地で、邂逅する地球人達。
忘れてしまいたい過去の幻影に脅かされ、物語は、過去の記憶を呼び起こしながら、進んでいく。

辺境・アルティアは、地球にとって、存続させる価値があるのかどうか・・・。
地球政府は、研究者・サクラギ(長野里美さん)をアルティアに派遣する。
そこで、サクラギが出会ったのは、離婚した元夫のナカイド大尉(大高洋夫さん)。
アルティア首相(小須田康人さん)は、65年前に革命で死んだ無名兵士の墓に毎日、花と祈りを捧げる。その墓場の管理人をしている、記憶喪失の仮称・カンザキ(筧利夫さん)は、自分が、地球人の姿であるにも関わらず、65年前の革命時代の復活を夢見て、アルティア原産の花『キリアス』の名前を名乗りながら、地道で、派手?なパフォーマンスを繰り広げる。

・・・カンザキの記憶の回復が一気に物語の終局に向かうのだけれども、墓守のカンザキに寄り添うたぶん、カンザキの幻覚である幽霊タチバナ(高橋一生さん)、地球人とアルティア人の混血青年・ギンガ(高橋一生さんの二役)の存在が、過去と未来への橋渡しとなっているようだ。
ギンガの母親(山下裕子さん)のアルティア人・ニシダは、ナカイド大尉を翻弄する同じアルティア人のレイ(筒井真理子さん)とカンザキに振り回されながら、物語の終局が一気に加速する。

例えば、現在のアメリカと日本のような関係の地球政府とアルティア。
核の傘に護られた日本は、アメリカの要求に、Noと言えない。
アメリカは、いつ日本を価値のない国として、他国間の取引材料に使うのだろか・・・?などと考えながら、見ていた。
日本人は、アメリカによって?保たれている平和に、武力で反対する・・・ような人は、多分、物凄く少数なのではないだろうか?アルティアが、地球政府に対して、ほぼ無抵抗なように・・・。

アルティアでは、深呼吸しては、いけない・・・。
地球人に、罪悪感と後悔だらけの過去の幻影を見せるナゾの物質が大気中に蔓延しているからだ。
そして、その罪悪感と後悔の呪縛から離れるには、深呼吸しないといけないのかもしれない。

第三舞台 封印解除&解散公演 『深呼吸する惑星』

2012-01-08 22:52:10 | Weblog
穏やかな風のない日曜日。


昨日は、7か月ぶりの観劇。

この公演のチケットは、なかなか取れなかった。
この劇団のホームグランド?と言ってもいいだろうかと思う『紀伊國屋ホール』での、去年11月~12月の公演チケットは、全く手に入なかった。
年明けの1月6日から1月9日の東京ファイナル6ステージのうち、観劇可能なのは、7,8日の3ステージのみだったのだけれど、7日のソワレ分が、奇跡?のように確保できたのは、重畳。

第三舞台の鴻上尚史、夢の遊眠社の野田秀樹、劇団☆新感線のいのうえひでのりの三氏は、1980年代に登場した演出家で、演劇では、頂点に立った方達だろうと思っている。

その中で、第三舞台の鴻上尚史さんの舞台は、比較的『ligh[軽い]』な・・・ような気がしている。
居心地のよい『軽さ』。
パラレル・ワールドを舞台の上で、構築するには、重いセットは、邪魔になるだけだし、機能的な『軽さ』が備わっている。
スタイリッシュなライトさ・・・。

そして、過去から現在へ、そして未来と時間軸に囚われない自由な空間が展開していく。

今回のテーマは、『年を取る≠大人になる』だろうか?
ひとは、年をとっただけでは、大人になれない・・・。
そして、ひとは、既に、亡くなってしまったひととも会話できる・・・かのフランス哲学者・レヴィナスを師と仰ぐ、本邦の哲学者『内田樹』先生のご著書『他者と死者』を彷彿とさせる。

1980年代に所謂『セイシュン』した方には、懐かしい音楽、YMOのテクノポリスで、舞台は、始まる。
『YMOか・・・。』
ちょっと、にんまり・・・してしまう。
あの一度聴いたら、忘れられなかったシンセサイザー音とメロディ。
それが、1980年代の音楽シーンの新たなる幕開けだった・・・。
(・・・若い頃は、なんでも新しいんだよね・・・。そして、新しいものが好き。古いものには、あまり価値を見いだせなくてさ・・・。古いものが好きになるのは、もっと、もっと大人になってから・・・。だから・・・[全く、関係ないんだけれど]YMOは、新しいんだよね・・・みたいな・・・)
物語の展開を、暗示するようなイントロ。

(明日に続きます)


本日。盛り沢山・・・な土曜日。

2012-01-07 23:44:16 | Weblog
新春、七草。


年明けから、4日間、自宅に籠っておりまして、5日、6日と出勤。
そして、本日、今年初外出(出勤以外の目的で・・・)とあいなりました。

都下への通院と暫くご無沙汰していた観劇。
今日の日程の最大の難問は、治療後、演劇の開演時間まで、3時間半もある・・・ってことなんですけどね。
この3時間半を、どう過ごそうか・・・
観劇につきましては、明日、ほんっとに半年ぶりの劇評を書きたいと思っています。

去年の12月3日に、在来線がストップしてしまって以来、通院に関しましては、余裕を持って、出掛けようと思い(昼食時間を長めに設定)、13:30からの診療予定だったので、9:30分に自宅を出発。
新宿のデパートで、食事。
今日は、観劇を含めると帰宅は、深夜にかかる予定なので、ガッツリとした天ぷら系を、チョイス。
・・・が・・・しかし・・・『木挽町・天圀』では、ランチの天丼は、暫くお休み・・・。
定食系の海老天ぷらのついた天ぷら御膳を注文。
・・・やっぱ・・・ランチでは、高額だよなぁ・・・。
海老を家庭で揚げるとなると、こんなに上手には、揚がらないよな・・・。まぁ・・・高いだけのことはあるか・・・。

食後、いつものあまり人がこない化粧室で、ゆっくり歯磨き。

それでも時間に余裕があるから、お雛様をみたり、陶器をみたり。

新宿から中央線快速に乗って、病院へ。診療予定開始が、30分遅れ。
本日の診療時間は、45分とやや長め・・・。次回の予約、会計など全て終わったのが、15:00

初詣を兼ねて、沿線の井の頭公園内の武蔵野弁財天へお参り。
JR吉祥寺駅から弁財天まで、往復して、40分前後。

その後、劇場のある池袋へ。
結構、歩いたせいか、ガッツリ食べたハズなのに、小腹がすいたので、池袋のデパート・明月庵・田中屋で、御蕎麦。
サンシャイン・シティまで、歩くこと20分。劇場入りしたのが、開演30分前の17:30

都内での3時間なんて、あっという間にすぎてしまって、盛りだくさんな土曜日になりました。