鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『エドの舞踏会:山田風太郎・著』

2012-01-05 22:51:41 | Weblog
極寒な仕事始め。


年末、バタバタしてしまい、途中まで、読んだきりになっているうちの1冊。
山田風太郎さんの 『エドの舞踏会』。
夢中で読んでしまいました。

山田風太郎さんは、大好きな作家のひとりだけれど、以前、このブログ内の占い関係の本で、高木彬光さんとも、仲の良い作家友達だったようで、私は、このお二人の描く物語がとても好き。

同じ、明治の政治家を描くにしても、お二人が、それぞれ、同じ人物を描写するとこんなにも、印象が変わるんだよね~~~。
例えば、西郷隆盛の弟で、後の明治政府海軍相・西郷従道、日本初の内閣総理大臣・伊藤博文・・・このお二方は、高木彬光さんの『大予言者の秘密』では、明治のお堅い政治家として、描かれているけれど、山田風太郎さんの『エドの舞踏会』では、女性大好きのエロおやじ系。
西国の明治成り上がり組の政治家の奥方様は、芸者さんや吉原の遊女に身を落とした方が、多かったらしい。
西洋の猿真似といわれた鹿鳴館の華となったのは、モト芸者や遊女なんてきくと、そういえば、以前、黒木瞳さんと田村正和さんが演じていた三島由紀夫原作の『鹿鳴館』ってお正月ドラマでも、黒木さんが演じられたのは、モト芸者さんだったよな・・・。

井上馨夫人、伊藤博文夫人、山形有朋夫人、黒田清隆夫人、森有礼夫人、大隈重信夫人、陸奥宗光夫人、ル・ジャンドル夫人・・・そして、この物語の発端である海軍相・西郷従道とその部下で、物語の進行役の山本権兵衛、今でいう帰国子女?の大山捨松夫人が、絡んで、明治の政治家のお家事情に、関わりをもって展開していく。

山田風太郎さんの物語で、特筆すべきは、えっ・・・???と驚くような意外な有名人が、ドラマでいう、チョイ役で顔をだす面白さがある。
後のマダム・貞奴は、伊藤博文の閨に関わりをもってくるし、かの徳富蘇峰は、真冬に、素足に高下駄で、陸奥宗光邸を訪れるし、美貌を誇る十五世・市川羽左衛門が、実は、フランス系アメリカ人との混血だったとか・・・。
意外な登場の仕方で、登場する・・・そして、彼らが、活躍するのは、また別のお話であったりする。

特に、意外な展開だったのは、陸奥宗光で、このひとは、不運に弄ばれた感があるひとだったと思っていたのだけれど、カミソリのあだ名通りのひとだったのか・・・或いは、『妖人』と呼ばれる所以のとおりなのか・・・単なる不運のひとなのか・・・そのあたり、読んでいて、楽しかった。

山田風太郎・明治シリーズ・・・まだまだ読みごたえがありそう・・・。



予言・・・或いは、第六感

2012-01-04 22:51:15 | Weblog
北の空・・・雪雲に覆われているように暗い・・・。

去年の秋頃から、どうも『カン』というか、『予感』というか、そんなモンが、当たり始めてしまった。
但し・・・本人は、全く意識は、しておらず、ただ、日常の会話だとか、ブログだとかに、友人宛のメールなんかに、何も考えず、言ったり、書いたりしていることが、具現化したり、或いは、図星だったりしているようなのだ。

だから、コレは、予言とは言い難いし、友人の未来に関しても、ただ、現状がこうだから、こうなるのでは・・・?みたいなカンジで、言ったところ、
『誰にも言ってないのに、なんで知ってんの?』
みたいな話になってしまい、何だか、『カン』のよいひと・・・になってしまった訳で・・・。

本当に、何も考えていなかったんですけどね・・・。

そういわれてみれば、家人からも、
『カンは、いい方だよね。隠し事できないし・・・。』
みたいなことも言われたりする。

・・・というよりは、私自身、カンがいいだとか、そんなことは、一度も思ったことがなくて、カンがいいどころか、『鈍感』な部類の人間かと思っていたのだった。

先月の中頃、晴天の霹靂で、言い渡された『人事異動』に関しても、私は、全く意識しないまま、内示の前日、クリーン活動があって、机上の整理整頓を言い渡され、机上の書類や事務用品などを、自分のキャビネットに収納していたところ、同課のスタッフに、
『随分、綺麗にしちゃったんだね?』
と言われたので、
『今日で、ここのお仕事終わりなんでぇ・・・。冗談ですけどぉ・・・。』
みたいなことを、帰り際に、言ってしまっていたのだった。

・・・そんなことだけは、よく当たる。
肝心な知りたいことは、何一つわからない・・・。

コレは、本当に、カンがいいのか、単なる偶然のなせるワザなのか、言ってる本人が、一番、解っていないあたりが、何か間抜けだ・・・。

年があけて、まだ、何も始動していないのだけれど・・・。
今年は、ちょっと『第六感』でも、検証してみようかと思った次第・・・(単なる思い付きです)。


お年玉画像???100兆ドル札

2012-01-03 22:52:54 | Weblog
午後から強風。寒い冬晴れ。


本日の画像。

ジンバブエの100兆ドル札です。
米ドル(1ドル=80円換算)で、8,000兆円ってことですかね?
あと2,000兆円あると、1京円ってことでいいのでしょうか?(この『京』って単位は、福島第一原発の放射線拡散量で、出てきた単位でした。一体どれくらいの数なのか、想像すらつきません)。
なんか・・・単位が大きくて、よくわかりませんが、この1枚の紙切れで、8,000兆円ってことだから、これ1枚で、日本の復興できそうですか・・・?

ハイパーインフレに襲われているジンバブエが発行した100兆ドル紙幣だそうです。現在の世界最高額面らしいです。もっとも、この紙幣は計画されただけで、12桁のデノミネーションを行なった為、実際には流通しなかった・・・みたいな感じでしたが・・・。

この100兆ドル札・・・日本円で、1,500円でした!

ゼロの数が凄いよ!14個もあるんですもん。

実際使えるとしたら、どうしますかね?

そうだなぁ・・・1兆円は、自分の為に使って、残りは、7,999兆円は、被災地復興に使っていだだきましょう。
あと、原発の処理と、出来れば、全廃(高速増殖炉も・・・)、エネルギー転換政策にでも、使おうか・・・。
かのT電と政府(代議士や公務員さん達)、それと公費の不正使用者達のために、使うのは、イヤだけど、原発にはお世話になったことですし。

これからの原発の代りとなる代替エネルギー開発も出来そうだけれど・・・。

使い道は、山ほどあるけれど、実際には、机上の空論の100兆ドル札。

眺めて、空想して・・・、1500円・・・。


テンピュール(R)「New Futon-1」で眠る・・・

2012-01-02 22:56:44 | Weblog
晴れときどきくもり。風もなく穏やかな正月2日。


2012年のあける数時間前、今まで寝ていた洗える布団から、テンピュール(R)「New Futon-1」に変えてみました。

このテンピュールのマットレスは、去年の6月の始め頃、購入して、早く使おうを思っていたのですが、6月には、口腔内の外科手術などあったりで、こんなとき、蒲団変えたらどうだろうなぁ・・・痛い思い出がつきまとうのもイヤだなしなぁ・・・なんて思っていて、その後、腰痛が、再発したので、更に、延期。
この商品も、梱包を解かず、日の目をみないまま、半年以上も、放っておかれたのでした。

去年の6月半ばに、歩くのも困難な腰痛が、再発して、就寝時、寝返りを打つと、痛みで、目が、覚めたりするという事態だったので、疲労が取れずにいたのもそのためかも・・・。
特に、朝、結構、強い痛みを伴っていて、横向きで眠れば解消するものの、普通に天井を眺めながら寝た日には、痛み倍増・・・気が付かず、うつ伏せで寝てしまった日には、更にその数倍の痛みで、目が覚めるという状態でした。
(ここで、蒲団を変えて、更に悪化した日には・・・)
なんて、ことを考えると、オチオチ、蒲団も変えられやしない・・・んで、ちょっと、長のお休みが来るのを待っていた次第。

・・・結論。
もっと早く、このテンピュール(R)「New Futon-1」を使っていれば、腰痛も緩和したんじゃなかろうか・・・といった具合。
コレ、いいです。
蒲団など、寝具が原因で起こる腰痛なんかには、効果がありそうです。

私の場合、6月に腰を痛めた際に、治癒するのに、たぶん、何処かズレたものと思います。
普通に寝ると痛い・・・ってことは、普通じゃない状態なんだろうなぁ・・・と。

朝の寝起きだけ、痛いので、日常生活に支障は、今のところないのですが、また厄介なことにならないうちに、今年は、緩い(相当緩い)筋トレします。
この筋トレについては、効果の程を、こちらのブログでも、書いていきたいと思っています。

腰痛など、長引く痛みは、生活習慣だとか、体質によって、個人差があるので、参考になるかどうかは、わかりませんけど・・・。

ただ・・・このテンピュール(R)「New Futon-1」・・・結構、いいお値段でした。


New Year! 

2012-01-01 22:24:43 | Weblog
2012年年明け。
自室の北側の窓から見える冬枯れした雑木林の間からのぞく空は、ぼんやりとした灰色。
ここより北に向かう先は、雪なのだろうと思います。

曇天の中にも、煙った明るさがあって、春にこんな曇り方をするよな・・・などと思ったり。
それでも、自室のデジタル温度計は、10℃に届かないくらいだし、縦型の赤外線ヒータのおかげで、陽が差さなくても、温かく過ごしています。

今年は、暦の関係で、年末・年始の休暇が7日間と、通常に比べるとかなり少な目。
去年の11連休と違って、なにやら慌ただしい気がします。

どんなに慌ただしくても、今年の冬は、本を読んで暮らそうと思っていたのだけれど、どうも、ページに目をやって、活字を追うとすぐに眠たくなってしまい、休暇も折り返し点を過ぎたというのに、まだ、1冊も読んでいないといった有様。

それでなくても、去年の年末から、ちょこちょこっと本を買い続けて、梱包すら解いていない本の包みが、何個も溜っていて、やはり、なんか、普通とは違う日常になっております。

・・・と言っても、仕事が休みにも、関わらず、何処へ出かける気にもなれず(・・・年末に、青山五行の小池先生のところへ占断にいったくらいで)、自宅に居れば、衣食住の御用の他には、本を読むくらいしかすることもないにも関わらず、ソレすら満足にできないとなると・・・。

試練の最終運命テストと予言?された1月は、始まったばかり。
午後に大きな地震もあったりで・・・。ご覚悟召され~~~!
週中から、仕事辛いよ~~~、対人関係地獄だよ~~~と小心者には、1月だけ、ワープしたい気持ちで一杯だけれど、やはり、避けては通れない道なんでしょう。

冥府魔道の修羅の道・・・???

因みに修羅の道とは、左右どっちか忘れましたが、片方は、足を踏み入れると氷ついてしまう氷地獄、片方は、燃え盛る劫火地獄その狭間を、抜けるわずかな道・・・なんだそうです。

これから、ひと月(ひと月で、済めばよいのだけど・・・???)、この冥府魔道の修羅の道を行かねばならないようですが(ホントかよ・・・???)、あまり気にせず、淡々と歩けたらよいなぁ・・・と思っています。

明るい春を目指して、氷の下で、耐える日々も、また一興。

今年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。