7月3日(水) 晴
今年の2月末で退会した富貴ヶ丘舞踊クラブの師匠は、市内すずらん台在住の西川広美先生で、このほど退院されたばかり。
「不覚にも、テーブルにぶつかって転んだの。大腿骨骨折で・・・」
9月に開催されるadsホールから、『名張市市民オンステージ』へのお誘いをたびたびいただき、締め切りギリギリにエントリ―させていただいた。
演目は、美空ひばりの『さんさ恋しぐれ』。 おんなの情念をしっとりと舞い姿に映す。 すでに仕上がっているけれど、時を経て自信が無いのでお稽古をお願いして、炎天下の国道をバイクで30分走って、先生宅の稽古場に向かう。
鴨居に、若き日の愛らしい舞い姿の写真が掲げてあって、「まぁ、素敵!」
「40代だったかしら、吹田ノメイシアターで『岸の柳』を踊ったのよ」
先生は、懐かしい目をされた。
帰路は、車の往来の多い国道を避けて裏道を縫って走る。
杉と桧の木立の続く道は、通り過ぎるとひんやりとした風が心地よい。
日本全国、熱中症の話題で持ちきりだけれど、ここだけは別天地なので、前後を確かめながらフルスロットルで走る。
瞬時の交通違反、ごめんなさいね!
後期高齢者とは思えぬさくらさんのバイクを駆って走り抜ける姿は小気味よく映ったことでしょうね。
桧の木立の中を疾走する姿は勇ましくも、涼やかでもありますね。