6月7日(金) 晴
父親が長く着用しておられた黒い紬の羽織を、ロングジレーに作り直す作業に取り掛かって、もう2か月が過ぎた。
今から63年も前のこと。 結婚前の2年余りを、茶道、華道、洋裁、和裁、琴・三弦の習得に費やした。
【母の無い子】と軽んじられないように、との父親の配慮であったが、私自身は結婚できることが嬉しくて、ワクワクしながら学んだ覚えがある。
いまとは時代が違い、結婚に夢や希望を託せた、すこぶる付きの良い時代であった。(と思う)
もっとも、2年ほどの修行ではいずれもが中途半端で、今となってはミシンの扱いにさえ恐る恐るのありさまだ。
ご指導くださる岡本紀代子先生の手取り足取りのサポートのおかげで、今日、やっとたばこの焼け焦げや経年の劣化で穴の開いた箇所を隠すアップリケを7個、身頃に付け終わった。
…ほっ。
次回には、縫い上がる。
きっと、多分、おそらく。
と、思う。
頑張ろう!!
ランチは、近くの蕎麦処・よしので十割蕎麦すだち盛り、@1250
細く繊細な十割蕎麦は歯ごたえしっかり香ばしく、盛り付けられた3個分ほどのすだちの爽やかで軽やかな酸味と絶妙の味わいを醸す。
岡本先生、ちくちくのメンバーさんと5人で、美味・満足!
夜はご近所さんから、てんぷら(エビ、カニ、かき揚げ、えのき)、スナップエンドウの卵綴じ、山芋の煮つけを頂戴して、美味しくいただき、生きていることが嬉しくなる。
皆さまは、いつもこんなに豪華な夕ご飯を用意しておられるのね。
日頃、庭の野草を食べて喜んでいるさくら♪には、刮目の夕ご飯でありました。
5月のお忙しさとは違って6月も名古屋、大阪、高知と、三日連続の幕開けに、この方は本当に80台のお方でしょうかと驚くばかりです。
そして、今日のようにお父様の羽織のリメイクと、とてもまねのできないご活躍ぶりに、どうぞくれぐれもお体をおいといくださいますよう、願っております。