8月11日(金) 晴
我が家のお盆は毎年、8月の13日に迎え火を焚き、16日に送り火を焚いてご先祖様を見送る習わしなのだけれど、今年は大阪の父子が一足早く帰省したので、わが家のお盆も早めることとし、長男夫婦が朝から盆灯籠を飾りに来てくれた。
普通、盆灯籠は盆飾りに使うのだけれど、わが家では生前の恭子姉さまが夫の逝去に際し、格別の思いを込めて岐阜提灯を贈ってくださった。
「初盆が済んでも、毎年飾ってあげてね」と言って。
なので、今年逝かれた金つなぎの逝友のため、亡姉のため、亡夫のため、初盆飾りに心を籠める。
子どもたちの世代がお盆や年末の年神さまのお迎えをしてくれるのが、本当に嬉しい。
ささやかな家庭の習俗の継承を、自分の生きているうちから見ることができて、本当に嬉しいのだ。
お盆の3日間、私たち夫婦の実家ではそれぞれに、赤みそ仕立ての「盆汁」を作った。
両家とも、イチビキの赤だしみそ仕立てで、具はごぼう、枝豆、サツマイモ、茄子、ずいき、十六ささげ、薄揚げの7種に決まっており、家族は野菜の旨味の溶け合ったお味噌汁を喜んだ。
なぜか例年がそうであるように、今年もずいきと十六ささげが見つからなくて、スーパーを3軒見て回った。
盆汁は、案外、郷里・松阪周辺の習俗であったのかも。
今日のブランチは、冷麺。
見た目暑苦しいけれど、四孫が「具がたくさん入っていて、美味しいです」と喜んでくれた。
夜は、まつやのとり野菜みそ鍋♪
午前1時過ぎに、お開きとなった。
台風のせいか夜氣が涼しく、網戸越しの風でエアコンの出番は無しだ。
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