友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

犬山モンキーセンターの市民講座

2015年02月20日 17時41分03秒 | Weblog

 昨日は念願の人に会うことが出来た。ゴリラの研究家で京都大学の学長、山極寿一さんの講演が犬山の日本モンキーセンターで行なわれた。正確に言うと、市民講座「第4回ひと・健康・未来シンポジウム2015犬山」が開かれ、講座の題目は『サルに学ぶ、人間の不思議』である。参加者は多く、200席のところにさらに椅子を持ち出していた。

 初めにセンター長の松沢哲郎さんが挨拶し、続いてオランウータンの話を金森朝子さんが、チンパンジーとボノボの話を平田聡さんが行なった。この後、モンキーセンターで飼育されているサルを学芸員や飼育員と共に観察して回った。私のグループは綿貫さんという獣医が説明してくれた。偶々、近くだった時に「人間はやはり猿から生まれたのですか?」と聞いてみた。「猿からというより、その仲間からと考えてください」と的確な答が返ってきた。

 友だちの娘さんも獣医で、北海道の動物園にいたけれど、昨年からモンキーセンターに勤めるようになったから、やはりどこかで彼とはすれ違っているのだろう。モンキーセンターは京都大学と共同で運営しているためか、若い学生さんたちが多い。もちろん、講座に参加しているのは大和塾同様に圧倒的に高齢者だ。しかも勉強家が多いようで、質問に立った人も知識が豊富だった。

 講演の内容については書きたいことがたくさんあるので、またの機会にする。私は電車で行ったので、犬山駅からタクシーに乗った。運転手さんは話し好きで「今日は3度目ですよ」と言う。「1時から始るんです」と話すと、「860円ですから、用意しておいてください」と言う。硬貨がなかったので千円札を出すと、「はい、140円」とお釣りをくれた。センターに着いたら780円だったので、「お釣りを」と運転手さんは言うけれど、もう時間がない。「すいません。とっておいてください」と言って降りた。

 講演会が終って、タクシーの運転手さんが「5時にはここに来ています」と言った駐車場に急いだけれど、タクシーは1台もいなかった。仕方がないと犬山駅まで歩いていると、すれ違った男性が「あれっ」と私の名前を呼ぶ。私が地域新聞を作っていた頃、親しくしていた役場の職員だ。10年ぶりの再会だった。結局駅まで一緒に歩いてくれた。ありがとう。

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