友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

週刊誌の広告

2020年12月14日 13時06分34秒 | Weblog

 新聞に週刊誌の広告が並んで掲載されている。『ポスト』は「人気女優11人の最新ビキニ撮」とあり、深田恭子さんの写真が使われている。『現代』には「グラビア黄金期の秘蔵ヌードを蔵出し」とあり、杉田かおるや秋吉久美子や大原麗子の名が出ている。

 チラッと見出しを見て、慌てて閉じるが内心ではこの週刊誌が見たくて仕方ない。76歳になってもまだ女性の裸を見たいと思うのはヘンだろうか。男なら誰でも女性の裸を見たい欲望があるはずだが、意外に関心が無い男もいる。そんな男でも子どもが3人もいるから、性行為はしたはずだ。

 中学の時、友だちが持っていた『プレイボーイ』を枕の下に隠しておいたのに、母親に見つかってしまった。咎められたりしなかったが、恥ずかしかった。友だちの父親が仲間と作っていると言って見せてくれた、ガリ版刷りの小説は性行為を丹念に描写していてドキドキして読んだ。

 大学生になった時は、中学からの友だち4人で温泉地で開催していたモノクロの8ミリを見に行ったことがある。ストーリーは無く、その描写ばかりだった。写真や映画で、性行為は学習出来ていたはずだったのに、結婚して初めて裸の女性を抱いたのに出来なかった。

 三島由紀夫風に言えば、精神と肉体が一致しなかった。貴いものを穢すように思えて、頭は興奮しているのに、肉体は欲望に従わなかった。今日はこれから、3月に公演されるはずだった名演の劇団東演による『マクベス』を観に行く。「きれいは汚い。汚いはきれい」のセリフを探しに。

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