NHKドラマ『光る君へ』を観ていると、平安時代の男女関係はとても大らかなように思われる。親の指示で結婚することはあるが、恋愛も自由に行われていたようだ。男が女の家に通うためには、地位と財産が無ければならないのは今と変わらないが、漢詩や和歌に精通していなくてはならない。
目染めた女に手紙を渡し、女が受け入れてくれれば、家に入り込み床を一緒にする。それが無理矢理であっても、不同意性交では無いのではと思う。女に生活の手段が無いのだから、男にしがみついて生きていく、それは仕方ないことだ。生活力のある男が面倒をみるのは、イスラム教も同じだ。
どうしてキリスト教だけが、一夫一婦制に固執したのだろう。それでも西洋では、夫婦以外の相手との恋愛が生まれ、不倫を続けるかそれとも離婚するかが話題になっている。フランスでは結婚せずに、自由恋愛を続ける男女が増えているとも聞く。何が正しいのか、分からないのが男女の仲なのかも知れない。
性被害を受けるのは圧倒的に女性が多い。今は無いかも知れないが、被害を受けた女性の名前や住所あるいは年齢を発表していた時があった。犯罪者では無く被害者なのに、公に曝されてはまるで犯罪者扱いでは無いかと思った。犯罪者を罰するのはいいが、被害者を特定するのは止めるべきだ。
有名人の誰それが、誰それと不倫したという報道もあるが、不倫は当事者間の問題だから、他人がとやかく言うべきではない。人はどうして、こういう話題が好きなのだろう。平安時代も他人のウワサを、面白おかしく話していたのだろうか。
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