西の空で太陽は美しく輝いている。見事な夕焼けが鮮やかに見える。しかし、台風11号は勢力を増し、水曜日ごろまでは要警戒だという。欧州と中国は高温と干ばつに見舞われ、パキスタンは洪水で多くの人の命が奪われている。
先日、世界的なファッションデザイナーの森英恵さんが96歳で亡くなった。森さんの記事の中で、1961年(35歳)にニューヨークのデパートを訪れた時、上層階ほど高級品が並べられ、日本製品は最下階の粗悪品扱いで衝撃を受けたと載っていた。
英恵さんのダンナは一宮市の繊維会社の経営者、英恵さんは世界で認められる日本製品を目指した。それは日本の工業化が進み、国民総生産でアメリカに次ぐ地位に登り詰めていく時代だった。新幹線が走り、街中に自動車が溢れ、消費が盛んになっていった。
日本の企業は、賃金の安い中国や南アジアへと工場を移していった。孫娘のダンナはトヨタ系の会社で働いているが、先日までアメリカの工場へ技術指導のために派遣されていた。私の知り合いも、中国やフィリッピンやインドネシアへ技術指導に出かけていた。
私が入院した病院の手術着を見ていたら、インドネシア製とあった。おそらく中国では賃金が高くなり、インドネシアに工場を移したのだろう。アメリカに知人のいる友だちの話では、日本製の家電製品は見当たらず、中国製品が圧倒的らしい。
企業は利益を上げるため、原材料や賃金の安いところを求めていく。賃金がある程度よくなければ製品の購買力は無い。服装を見ても、アメリカも日本も中国もたいして変わらない。ニュースでアフリカの生活を見たが、みんながスマホを持っている。
世界的な気候変動のおかげで、世界はどんどん平均化していくのだろうか。今はその先駆けなのかも知れない。明日の天気はどうなるのか、天気予報に注目する。えっ、今日はクラッシックの日?知らなかった。
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