風が強く吹いているが、青く澄んだ空から明るい陽射しが降り注いでいる。カミさんはゴルフに出かけたので、特にやることもなくのんびりとした一日。総選挙だというのに、余り街宣車は回ってこない。街宣車は最後の仕上げで、当落はこれまでにどれだけ積み上げてきたかにある。
「この、ハゲ!」の暴言で衆院議員を辞めた豊田真由子さんが、『まいどなニュース』に選挙の厳しさを書いていた。支持者も知り合いもいない落下傘候補だったので、選挙の前は毎日、早朝の駅に立ち、知らない家を1軒1軒訪ねて歩いたそうだ。
候補者がどういう人か、どういう考え、どういう政策を実現しようとしているのか、分かってもらえなければ支持も応援も得られない。ビラを作り、配布しながら話をする、そんな毎日の積み重ねが当落に結び付く。地方議員も国会議員も基本的には同じだ。
ただ、地方議員はひとりでも活躍の場はある。けれど、国会議員は国の方針を決める役割だから、やはり数が要る。法案の提出も数が無ければ出来ない。政党の中で上にのし上がらなければ、自分の思いを実現できない。
議員となった豊田真由子さんも、「当選した後も、いじめや脅迫が続いた」と述べている。自民党が特異なのかも知れないが、国づくりよりも地元への利益を持って来られる議員かで評価されるから、悩む議員も出てくるはずだ。
今回の選挙で、大阪10区の立憲の辻元清美候補の応援に、自民党の山崎拓元副総裁が来ている。「辻元さんが当選するのは、日本のためである。小選挙区は辻元、比例区は自民」と演説したという。どういうことなんだろう。不思議だ。
ただ山崎氏は石原派の顧問。それに対する大阪10区自民党の大隈氏は麻生派。石原派対麻生派の構図(福岡における山崎と麻生の関係)?
山崎氏は自民党員。なので比例は自民押し。今回の件は自民党の権力闘争の一端?
それよりも大阪が「維新」の独壇場なのが不思議なくらいです。「どぶ板選挙」をしているわけでもないと思いますが。橋下を筆頭に関西メディア等を利用した印象操作の影響大。