友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

一体感のある自治体になっていきたい

2023年03月15日 18時34分50秒 | Weblog

 二科展を観に行ってきた。随分密度の高い展示になっていた。聞けば、二部屋分くらい狭くなっているという。県美術館は各団体が会場の取り合いで、広い面積を独り占めに出来ないそうだ。発表する場は限られているから、致し方ないのかも知れない。

 そういえば今月、ピアノの発表会を行う先生が、「会場が取れなくて困った」と言っていた。この市にはピアノ発表会が出来る施設が5か所あるけれど、この時期はいろんな団体が使うようで、空いている場所を確保するのは大変なようだ。どの団体も出来れば音響のよい施設を使いたいから、こちらも致し方ないのかも知れない。

 自治体が音楽発表の場を造っても、使う市民がいなければ無駄になってしまうし、施設の管理が行き届かなければ敬遠されてしまう。財政難から公共施設の統廃合を進めている自治体もある。20年先、30年先まで見据えて、公共施設を造ることは難しい。人口が減れば財政は圧迫されるから、新しい市民を呼び込むことに自治体は必死だ。

 わが市も2町が合併して出来たから、合併当初は国からの援助もあり、財政危機に陥ることなど考えもしなかった。合併して18年、新しい若い市長が誕生したが、市民参加による新しい街づくりで、どのように財政危機を乗り越えていくのか注目されている。これまでの市長を支えてきた市議会の多数派の議員が、自らをどう反省し改革するのかも大きな課題だ。

 行政は市民のための機関であるのに、いつの間にか忘れられてしまう。市長はじめ議員も職員も、何を目指して働いているのか、もう一度自らに問うて欲しい。国会と違って地方自治体は、この街に住む人たちが、住みよくするための機関。みんなが意見を出し合えることで、一体感を生み出すことが出来る。

 住みよいと簡単に言ってしまったが、各人にとって思いはそれぞれだから、意見交換を重ねることで一致点を見つけていく以外に方法は無い。市民と行政、市民と議員、市民と職員、市民と市民、一体感のある自治体になっていきたい。


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