月1回の診察日。医師は必ず、「どうですか。何か変わったことはありますか?」と聞いてくれる。私は、「いつもと変わらないと思います」と答えるのだが、今日はせっかくだからと、胃痛の時の薬をもらうつもりで、「はい、右の脇腹から胃の辺りが痛いです」と答えた。
「いつからです?」と訊かれて、「しまった。ちゃんと調べておくべきだった」と思ったが、「だいぶ前からです」と言ってしまった。「だいぶ前?というと何時ごろかな」とまた訊かれ、答えに困った。ベッドに仰向きに寝てお腹を押さえられ、「この辺はどうですか?」と訊かれる。「はい、痛いです」と答える。
医師は何やらカルテに書き込み、「採血し、便に血が混じっているか調べましょう。場合によっては大腸の検査をすることになります」と言われる。「次回ですか?」と驚いて聞くと、「採血はすぐ行います。検便については看護師の説明を聞いてください」と言う。エッ!胃の薬をもらうつもりだったのに、検査になってしまってガッカリ。
いつもなら気さくに話してくれる医師なのに、今日は断定的な物言いだった。待合室にワクチン接種の人が大勢いたし、私のようね定期の患者もたくさんいた。「忙しそうだから検査はまた今度にして、診察を手早くしないと患者さんが怒りますよ」と、思いながらも指示に従う。
今日は医師の都合で、診察の開始時間が10時30分と変更されていた。そういえば今日は小学校の卒業式だから、出席していたのかなと思い、看護師に訪ねると、口に人差し指を当てて、「シー」と言う。我が子の晴れの姿を自分で確かめておきたかったのか。我が家の小6の孫娘の卒業式はどんなだったのだろう。夕方5時を過ぎても、「メールが来ない」とカミさんは首をかしげている。
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