友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

公務員の再就職

2007年03月28日 19時31分01秒 | Weblog
 公務員制度の改革に乗り出すという。
 落ち目の安部内閣が7月の参議院選挙を有利に戦うための目玉だそうだ。そういえば、担当は目玉がギョロッとしている渡辺喜美公務員制度担当相である。どんな内容かというと、これがさっぱりわからない。「新人材バンク」を立ち上げ「3年以内に一元化する」「実現できるところから進める」という。一体コレは何?「天下りによる官民癒着を背景とした事件は絶えない」(3月28日付け朝日新聞)のに、制度改革の中身は全くわからないのはどういうことなのだろう。
 
 私は、公務員も議員も「公僕」だと思っている。人々に代わって仕事をする人である。だから公務員も議員も清廉でなくてならないし、もっと言えば、清貧であることに甘んじられる人が勤めなくてはならないと思う。公務員が退職したなら、明日から食べていけないというのでは困るけれど、現在の公務員はむしろ恵まれすぎているくらいだ。確かに国家公務員の人々、中でも国家の中枢で働いている人々はその働きからすれば収入は少ないかもしれない。しかし、むしろ働き甲斐に意気を感じているはずだ。馬鹿馬鹿しいという気持ちになるのは、勉強もしないアホ議員が威張って指図するからだ。

 国家公務員も地方公務員も優秀な人は一杯いる。しかし、イヤな奴もいる。それはどこの職場でも同じだ。国家公務員も地方公務員も同じことで、高い地位にあればそれだけ人脈ができ、影響力も当然生まれる。この人に頼めば、あるいはこの人に頼まれれば、言うことを聞くのが日本の社会だ。公務員や議員はとかく自分に「力」があるような錯覚に陥りやすい。公務員や議員でありながら、業界のあるいは町の有力者と宴席やゴルフでお付き合いをすることに、ホコリすら感じている人までいる。

 私は、全ての公務員と議員は清貧に甘んじる人柄でなくてはならないと思っている。「公務員で課長職以上の地位にあった者は再就職してはならない」と決めるべきだろう。それで誰が一体困るというのか。
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