友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

競馬の予想と同じで意味が無い

2024年10月28日 17時23分28秒 | Weblog

 総選挙の結果は、マスコミ各社の予想通りだった。あれだけ自民党の金権腐敗が取り上げられていたのに、大きくは低落していない。それにもっと投票率が高ければ、自民党への批判として、野党が伸びてもよかったが、そうでもないようだ。

 投票率の低下の原因を、「ズーと、自民党に投票して来た人が、今回は投票しなかったのかな」とカミさんは分析していた。自民党支持者が投票場へ足を運ばなかったためとはなかかな鋭い視点だ。

 私は、「どこの政党に入れたらよいのか分からない」ことが原因のように思う。どの政党も同じようなことを主張している。「国民の手取りを増やす」「生活を豊かにする」「消費税を下げて給付金をふやす」など、そう言われても、どんな社会になるのか描けない。

 選挙区で当選できなかった人が、比例区で議員になれるという仕組みも不思議だ。10万票も得たのに落選し、5万票しかなくても当選する、不公平感は確かにある。比例は届かなかった国民の声を反映させるためだが、これでいいのだろうか。

 政党名だけの投票なら、政党の順位で議員が決まる。けれどそうなると、議員の顔が見えないから、議員を身近に感じられないかも知れない。議員は地域の代表というより、国政の専門家という位置づけになるのだろうか。

 今回の選挙で驚いたのは、名古屋市長の河村さんが「日本保守党」から立候補して当選したことだ。私は議員の時、一緒に議論したことがあったが、ビジョンよりも目立つことが好きな人の印象が強かった。

 それにしても、自民党よりも保守色の強い政党が出てきて、それが有権者に受ける社会になった。社会全体が保守化しているのだろう。「結婚はめんどくさい」「子どもはいらない」、私にはなんと夢が無いとしか思えない。

 総選挙の予想を載せていた週刊誌を買っていれば、当落予想の正解が見えたのにと、今更どうしようも無いことを悔やむ。そしてすぐ、それは競馬の予想と同じで意味の無いことだと気付く。

 相変わらず朝から鼻水が止まらない。昨日はそんなこと無かったのに。「緊張感の欠如よ」とカミさんに指摘される。そうなのかと、また落ち込む。


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