ジャニーズ事務所が性被害について会見を行った。社長の藤島ジェリーさんと新社長の東山紀之さん、それに井ノ原快彦さんが質問に答えていたが、終始、誠実な応答だった。ジャニー喜多川による性加害があったことを認めて謝罪し、被害者の救済と再発防止に努めると、命を懸けてこの問題に取り組んでいくと公言した。
ジャニー喜多川による性被害について知らなかったのかと問われ、藤島ジェリーさんは知っていたと答えたが、東山さんは週刊誌で報じられていたことは知っていたが、読みはしなかったし、知ろうという気持ちも無かった。あくまでもウワサと信じていた。ジャニー喜多川は絶対的な存在で、この人に従うことがエンターテイメントの世界で生きていくことだったと話す。
また、ジャニーズ事務所には下からの意見を上にあげることは無かったし、被害者が相談できる空気も無かった。そういうウワサに触れてはいけない空気が支配していたと言う。10代で憧れのジャニーズ事務所に入った子どもたちはきっと、歌に踊りに練習を積み重ね、自分のデビューのことばかりで頭がいっぱいだったのだろう。
それにしても、ジャニーズ事務所は名前を変え無いのはどうしてなのだろう。性被害を認めるなら、改名した方が新たな出発を印象付けるのにと思うのは、私がエンターテイメントの世界に全く関心が無いからなのだろうか。ジャニーズ事務所の出身者が、こんなにも多くテレビで活躍していたのかと初めて知った。
若い男の子への性被害はあってはならないし、男の子ばかりでなく、デビューしたいと願う人たちをその願いを利用した、セクハラ・パワハラが無いようにするにはどうしたら良いのだろう。人々から「欲」を無くすことは出来るのだろうか。「欲」を無くすことは出来なくても、抑制する「心」は育てられる。東山さんは「年内をもって表舞台から引退し、問題解決に全力で取り組む」と言う。どこかの政治家みたいだが、その違いをぜひ見せて欲しい。
ジャニーに忖度して後輩を差し出す(性加害に加担)
表の顔と裏の顔
セクハラ・パワハラの象徴が今度の社長らしい
無知は恥ずかしい