友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

正常と異常が混沌としている

2018年02月20日 17時27分26秒 | Weblog

  私のところへ同年の女性からまた電話があった。以下は彼女の話である。1.そばに空き家があって、その車庫が空いたので家主に断って、貰った家具を置いていたら車庫がゴミの山になり、家主から苦情の電話が来た。2.葬式の回覧をしないでくれと言われたので止めておいたが、ご近所の人はみんな参列されていて、私が悪者になっている。3.店長の許可をもらってスパ―のカートで荷物を運んで家まで来たら、パトカーが来て窃盗だと言われた。4.夜中の2時ごろ、トイレに起きると電話がかかってきて、「トイレに入っただろう」と言われる。

 「4点が立て続けに起きたが、誰かが自分を陥れようとしているのではないか」という相談である。「私のことを頭がおかしいと言うが、私は霊感が鋭いだけでヘンではないですよね」と聞くから、「ヘンです」とは言えず、「人のことは気にしない方がいい」と答える。上の4点の話は、彼女が神経内科の病院に入院する以前にも聞いた。また、病状が悪化してきているのだろうか。人に危害を加える訳ではないから、いくらヘンでも強制入院は出来ないだろう。

 アメリカのフロリダの高校で、17人が殺害される銃の乱射事件があった。犯人は白人至上主義団体の訓練に参加していたとも言われているが、銃が簡単に手に入る社会は異常だ。けれどもアメリカは「自分のことは自分で守れ」の社会である。トランプ大統領は銃規制には一切触れずに、「おかしな人間を取り締まらなかった」とFBIに問題を転嫁している。トランプ大統領は全米ライフル協会から3000万ドル(32億円)の献金を受けているから、銃規制はできないのだろうが、こんな社会を精神異常と誰も思わないのだろう。

 「ヘンなこと」を口にすれば、精神異常と見做されるけれど、よく考えればこの世はヘンなことばかりだ。だから、ヘンが当たり前の社会では、それに気付く人がヘンと見られてしまう。こんなことを問題にする私が最もヘンなのかも知れない。


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