テレビニュースを見ていたら、インド洋での給油活動を再開するための新テロ対策特別法案に対し、民主党は同法案を採決せずに継続審議扱いとするという。野党が過半数を占める参議院で否決できるのに、民主党以外の野党は参議院で否決し、参議院の存在を示すべきだと主張しているのに、民主党はまた国民にわかりにくいことをしようとしている。
民主党は同法案の対案を参議院に提出しているので、まだ十分な審議ができていないのに、手続きに従って衆議院での3分の2の賛成で同法案を可決するのはおかしいというのが民主党の主張だ。そんなに十分な論議が必要であるのなら、国会でもっと掘り下げた議論をして欲しかった。与党の論理の矛盾をもっと暴かなくては何も見えない。
それでいて、小沢さんは「国連決議のないイラク支援は認められない」の一点張りだ。世界平和を実現していくためには国連の軍事力を強めていくと考えているようだから、軍事力に頼るという点ではアメリカ政府や与党と同じだ。民主党の議員の中には、小沢さんのように考えている人が多いし、新テロ対策特別法案に賛成している議員だっているようだ。
参議院で同法案を採決した場合、これらの議員が賛成に回るかもしれない。民主党の分裂を恐れる余りに継続審議なる方針を打ち立てたのだろう。こんな姑息なことばかりしていれば、分裂する前に民主党は国民の支持を失うだろう。政権をとるまでは内も外も騙していこうというように私には見える。
私が参議院議員の秘書をしていた時、民主党が誕生した。愛知万博の是非をめぐり活発な議論が行われるかと期待したが、ムダだった。愛知県選出の民主党議員は諫早湾の干拓工事に反対するが、愛知万博には口を閉ざす。民主党幹部が「選挙で当選しなければ何もできませんから」と発言していたが、当選するためには自分の主張を曲げるということは、もっともなことのように見えるけれど、それは人を騙すことと同じだ。
今、民主党は「政権をとらなければ何もできませんから」と主張するが、自分を騙し人を騙して議員になり、それで一体どんな政治をしようと言うのだろう。自分はあるいはわが党はこのように考えていますと正直に主張できない政治で、政治家たちは何をしようと言うのだろう。自分のあるいはその政党の主張が正しいならば、支持されるように懸命に説明することが一番大事なことではないのか。
テレビで『ニッポンがおかしい08自民VS民主‥生活を任せられるのはどっち!?』をやっている。政治がバラエティーのように身近になるのはよいと思うけれど、おもしろがっているだけで本当にいいのかと思ってしまった。
民主党は同法案の対案を参議院に提出しているので、まだ十分な審議ができていないのに、手続きに従って衆議院での3分の2の賛成で同法案を可決するのはおかしいというのが民主党の主張だ。そんなに十分な論議が必要であるのなら、国会でもっと掘り下げた議論をして欲しかった。与党の論理の矛盾をもっと暴かなくては何も見えない。
それでいて、小沢さんは「国連決議のないイラク支援は認められない」の一点張りだ。世界平和を実現していくためには国連の軍事力を強めていくと考えているようだから、軍事力に頼るという点ではアメリカ政府や与党と同じだ。民主党の議員の中には、小沢さんのように考えている人が多いし、新テロ対策特別法案に賛成している議員だっているようだ。
参議院で同法案を採決した場合、これらの議員が賛成に回るかもしれない。民主党の分裂を恐れる余りに継続審議なる方針を打ち立てたのだろう。こんな姑息なことばかりしていれば、分裂する前に民主党は国民の支持を失うだろう。政権をとるまでは内も外も騙していこうというように私には見える。
私が参議院議員の秘書をしていた時、民主党が誕生した。愛知万博の是非をめぐり活発な議論が行われるかと期待したが、ムダだった。愛知県選出の民主党議員は諫早湾の干拓工事に反対するが、愛知万博には口を閉ざす。民主党幹部が「選挙で当選しなければ何もできませんから」と発言していたが、当選するためには自分の主張を曲げるということは、もっともなことのように見えるけれど、それは人を騙すことと同じだ。
今、民主党は「政権をとらなければ何もできませんから」と主張するが、自分を騙し人を騙して議員になり、それで一体どんな政治をしようと言うのだろう。自分はあるいはわが党はこのように考えていますと正直に主張できない政治で、政治家たちは何をしようと言うのだろう。自分のあるいはその政党の主張が正しいならば、支持されるように懸命に説明することが一番大事なことではないのか。
テレビで『ニッポンがおかしい08自民VS民主‥生活を任せられるのはどっち!?』をやっている。政治がバラエティーのように身近になるのはよいと思うけれど、おもしろがっているだけで本当にいいのかと思ってしまった。