友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

結果は知っていても本当のところは分からない

2023年08月09日 18時36分34秒 | Weblog

 私はすっかりナマケモノになってしまったが、高校球児は暑い中でも必死に頑張っている。接戦の試合、特に同点で迎えるタイブレークは、観ている方が可哀想になる。あんなに頑張ったのだから、どうにかならなかったのかと思ってしまう。

 人の運命は生まれた時から決まっているようなことを言う運命論者がいるが、高校野球を観ていると、努力した者や諦めずに粘り強く戦った者に、勝利の女神は微笑む気がする。どんな時になっても、努力する人は素晴らしい。

 新聞の折り込みに、12日(土)文化勤労会館で『戦争体験を語り継ぐ集い』のチラシがあった。実行委員長の名前を見て、もう80代の半ばになっているはずだが、まだまだ元気に活躍されていると知った。ぜひ、出かけて行こう。

 そしてもうひとり、親しい友だちが10月1日(日)に、「もえの丘」で『混声合唱 ピアチェーレコンサート』を開くという。そのチラシに挟んで、彼女が友人数人で行っている行っている『連句』の、先月の作品をプリントしたものをくれた。

 「夏場所や鬢付け香に昂揚す」で始まる長句に、「人混みの中遠雷を聞く」と短句が受ける。皆さんの年齢を知る作品もある。「初恋の君を思う今いずこ」と歌うと、「笑顔は褪せずアルバムのなか」とくる。「月の夜八十路近しと指を折る」の長句に、「不老長寿の酒酌み交わす」と情景が浮かぶ。

 井戸掘りが無くなって、NPOを解散する事態になりつつあるが、どうするか方針が出てこない。それはそれで、運命なのかも知れないし、慌てて事を仕損じることになってもいけないからと、じっくり事態を眺めている。

 NHKドラマ『どうする家康』では、明智光秀がどうして「本能寺の変」を起こしたのかよく分からなかった。この後、三河に戻った家康と、明智を打った秀吉が小牧・長久手で戦うことになるはずだが、どういう展開となるのか興味深い。

 歴史は結果を知っているのに、本当のところはよく分からないから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わざわざ貧困な生活を求める人はいない

2023年08月08日 17時31分41秒 | Weblog

 朝から晩まで、いや朝から朝まで、一日中エアコンを作動させることは、昨年までは無かった。晩になると涼しい風が吹いてきて、エアコンの電源は切ってしまっていた。けれど、今年のように一日中家にいると、エアコンを止めることが出来無い。

 私が外出することが無く、家に閉じ籠っているからだ。きっと電気代が相当にかかっているはずだ。食べる物も自分で作れないから買って来なくてはならない。「本当に、何もかも高くなっている」と、カミさんは嘆く。

 私の父は校長まで務めた人だったが、夢想家で金銭感覚に疎かった。本を読んでいるか、スケッチブックに何か描いていた。尺八の奏者と聞いたことがあるが、実際に父が尺八を奏でるところは見たことが無い。

 退職金で土地を買い、「ここに、お母さんとお前たちの家を建てる」と、その土地に連れて行ってくれた。けれど、兄貴が借金を負い、退職金はその返済のために使われてしまった。母もやっと手にする念願の家に拘ることなく、父の考えに従った。

 母はいつも、「お金が無い」と言っていた。裁縫教室を営み、生徒は増える一方だったのに、頼まれた着物や洋服、セーターなど徹夜で仕上げていた。母は私に、「ジェントルマンになりなさい」とよく言った。

 「ジェントルマンって何?」と訊くと、「女の人が重い荷物を持っていたら、代わって持ってあげたり、ドアを開けてくれる男の人のこと」と答える。じゃー、父のような人なのに、どうして「お父さんのようになりなさい」とは言わなかったのだろう。

 父が恋に恋する人だったことを母は知っていたのだろうか。私は父が残した日記を読んで、校長室の机に花を活けてくれている若い先生に恋していると直感した。運動場から聞こえる、その先生の声に心をときめかしているのだから。

 今日・明日の生活に困ることもなく暮らしていると、恵まれた環境に気が付かない。でも、わざわざ貧困な生活を求める人はもっといない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子ども代表の「平和への誓い」に感動

2023年08月07日 17時03分29秒 | Weblog

 高校野球の甲子園大会が始まって、ついテレビで観戦してしまう。プロ野球に比べれば、選手は幼くてかわいい子どものようだから、プレイにも稚拙さが残るけれど、プロ野球と違って負ければ終わりだから、真剣さが違う。

 多分、それで見入ってしまうのだろう。絶対にこのチームの方が強いと思ったのに、一気に逆転されたり、このまま勝利するのかと思うと、また逆転されたりして目が離せない。私の母も縫物をしながら、ラジオで甲子園の中継を聞いていて、急に大喜びしたりしていた。

 今は、都会の学校だから強いとか、田舎の学校だから弱いということは無いようだ。それだけ選手は野球漬けの毎日を送ってきているのだろう。活躍すれば、プロ選手になれる。そう思えなければ、炎天下で死にそうな練習など出来ることでは無い。プロ野球選手になれば、大金が手に入る。スポーツに夢中になる人々は、名声とともにある金額を夢見ているのだろう。

 プロ野球があり、プロゴルフがあり、サッカーやバスケットにもプロチームがある。競馬や競輪や競艇などもあり、大相撲もある。人は夢を追い、娯楽を求めている。歌を歌う人、楽器を奏でる人、絵を描く人、いろんな人がいるのも、求められるものがあるからだ。

 広島の平和記念公園で6日、平和記念式典が行われた。いつものことだが、首相の演説よりも子ども代表の「平和への誓い」に感動する。原爆資料館から原爆の恐ろしさを痛感する生々しい資料が減っているという。平和教育で使われてきたマンガ『はだしのゲン』も削除されるという。

 それでも子ども代表は、「みなさんにとって平和とは何ですか。争いや戦争がないこと。差別をせず、違いを認め合うこと。悪口を言ったり、けんかをしたりせず、みんなが笑顔になれること」「身近にある平和をつないでいくために、一人一人が行動していきます。誰もが平和だと思える未来を、広島に生きる私たちがつくっていきます」と訴える。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦争は絶対しない、核兵器は必ず廃絶する

2023年08月06日 17時21分58秒 | Weblog

 78年前の8月6日は広島に、さらに9日は長崎に、原子爆弾が投下された。アメリカ政府は戦争を早く終わらせるためと説明しているが、終戦をなかなか受け入れなかった日本政府をビビらせたのは確かだろう。

 原子爆弾は最強の兵器として、各国が開発し保持するようになった。核弾頭を保有する国はアメリカ、ロシア、フランス、イギリス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮の9カ国と言われている。

 今年5月に広島で、先進7カ国首脳会議が開かれたが、核兵器が戦争の抑止力となっている現実を確認するばかりで、核廃絶や軍縮の道筋は閉ざされたままだ。核兵器を保有している国へは、攻め込めないという常識がいつまで通用するのか、誰が断言できるだろう。

 攻められないために、核を保有する、軍備を拡張する、そのために一番困っているのは国民である。大きな国が多過ぎる。戦争など出来ない小さな国ばかりになれば、人は戦争することを諦めるかも知れない。

 けれど、人は群れたがる、群れて人を蹴落としたがる。戦争など出来ない小さな国にすることは無理かも知れないが、戦争をしない政治家を選ぶことなら出来る。戦争は絶対にしない、核兵器は必ず廃絶させる、そう公言する政治家を応援することは出来るはずだ。

 なのに、それを政治信条に掲げる政党が見つからない。政党の旗印がハッキリ見えないのだ。政党は有権者の顔色ばかりを気にするよりも、明確な政治信条を示して欲しい。それに、地方議員と国会議員は果たす役割が違うので、地方議員に政党は必要ないと思う。

 岸田首相は原爆慰霊碑の前で、どんな決意を表明してくれたのか、明日の新聞に注目してみよう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今晩は岡崎城で花火が打ち上げられる

2023年08月05日 17時32分37秒 | Weblog

 猛暑の中、今晩はマンションの夏祭りが行われる。昨日、ハガキを出すために郵便局へ向かったが、中庭では炎天下の中で、祭りの舞台や出店の設営に多くの人が出ていた。もう私は、声をかけられても手伝いが出来ない。急ぎ足で通り抜けて来た。

 私の住むマンションは660戸あり、2千人ほどが暮らしている。先人たちは60年安保の体験者が多く、自治会が自ら管理するユートピアを思い描いていた。自らが子どもの頃に体験した地域の祭りを、住民が担い続けていくことを願った。

 そんな先輩たちの思いを受け継ぎ、私もコミューンつくりに努力してきた。けれど、やはり歳には勝てない。応援したい気持ちはあっても、身体がついていけない。カミさんはジムへ出かけて行ったが、私は朝からエアコンの効いた部屋でジッとしている。

 私が生まれ育った刈谷は、夏といえば万灯祭りだ。各町内が山車を引き、その前で武芸者などを形どった大きな提灯を担いで練り歩く。青森のねぶた祭りにも通じているが、担ぎ手はひとりで、いかに元気よく踊るかが見せどころだった。

 私は学区外から通学していたが、町内会の子ども会に所属するように言われ、家から近い町内会の子ども会に入れてもらった。笛や太鼓よりも興味があって、万灯を作っているところを学校帰りに見ていた。

 万灯祭りの日、万灯を担ぐ「兄ちゃん」からラムネをもらったり、山車に乗せてもらったりして、朝になるまで可愛がってもらった。疲れて果てて、子どもも若い衆もみんな道路に寝転んだが、ひんやりと冷たくて気持ちよかった。

 刈谷を離れてからは、万灯祭りを観ていない。何年か前の中学の時のクラス会で、万灯祭りの保存会の会長をしていると言う同級生に、「祭りの時に招待してくれよ」と頼んだのに、未だに音沙汰無い。

 今晩は、岡崎城で花火が打ち上げられる。懐かしいなー。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後までみんなで生き残る道を

2023年08月04日 17時40分25秒 | Weblog

 「どうせいつか死ぬ。オレの人生を、オレがどう使おうと勝手だ」。そう豪語する人がいる。確かに、人は必ず死を迎えるし、その人の人生はその人しか生きられない。他人が代わることは出来ない。自分自身もやり直すことは出来ない。

 だからこそ、どう生きるかが人は常に問われる。「オレが人生をどう使うかは、正直、その人の人生だから、他人がどうこう言えることでは無い」。けれど、自分勝手に生きるのは勝手だが、他人までも巻き込むのは外道のすることだ。

 「誰でも良かった。ムシャクシャしたから殺したとか、傷つけたとか」、余りにも身勝手すぎる人がいる。日大アメフト部で大麻保持とか、覚せい剤の使用とかを、保護者からの通報を受けて大学が調査し、昨日は警察がアメフト部の寮を家宅捜査した。

 日大の学長と林真理子理事長が記者会見するというが、未だに行われていない。誰もが自分の不手際を、追及されるのは嫌なものだ。ビッグモーターの新旧社長の記者会見は、全くの責任回避のためだった。何一つも真実に迫るものはなかった。

 責任は他者にあり、自分は何も知らなかった。問題を起こした組織の責任者はどこも皆、そう言う。日本の伝統的な思考なのかとさえ思えてしまう。第2次世界大戦の後、この戦争の原因と責任について、世界の多くの人が考え、戦争の無い世界の構築に向かった。

 そう、信じて来たが、夢まぼろしだったのだろうか。「オレがどう生きようが、オレが何をしようが、勝手だ」の世界。逆に今は、みんなが仲良く生きていくためにはどうしたら良いか、みんなを巻き込んで考えていく時だろう。

 アニメ『君たちはどう生きるか』は、地球に最後の日が来ることを予言していた。どうしても避けられない、宇宙からの星の衝突なら仕方ないが、それでも最後まで、みんなで生き残る道を模索してもらいたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頭の中に迷路が生まれ

2023年08月03日 18時32分06秒 | Weblog

 原田マハさんの『リボルバー』(幻冬舎文庫)を読み終えた。息つく暇のないほどグングン読めてしまう。1962年生まれの原田さんのように、若い作家に共通していることは、難しい漢字や言葉が無いので、留まることなく読めてしまう。

 本の帯にあるように、拳銃で自殺したゴッホの死を巡って、「誰が引き金を引いたのか?アート史上最大の謎に迫る、著者渾身の傑作ミステリ」である。結論を知りたくて、どうしても謎を追ってしまう展開は、とても上手いと思う。

 ゴッホとゴーギャンはほとんど同時期に活躍した。ゴーギャンは1848年生まれで、ゴッホよりも5歳年上だが、ふたりに共通するのは20代になってから絵を描きだしていることだ。1789年のフランス革命は人々の生活を大きく変えた。

 絵画は記録するものだったから、王や貴族の家に飾られた。絵画には写真のような正確さが求められたが、庶民は新しい生活にふさわしいものを求めた。それが印象派の絵画だった。新しい絵はさらに新しい絵を求めた。印象派の次の絵が模索されていった。

 ゴッホもゴーギャンも、誰にも描けない絵を描きたかったはずだ。ふたりは似ているのに、似ていない。ゴーギャンに触発されながら、ゴッホは自分の絵を描き続けた。生前のゴッホは、1枚も売れなかったと言われている。

 ふたりは画商だったゴッホの弟テオに寄りかかって暮らしていた。ゴーギャンがタヒチに渡ることが出来たのも、テオの尽力があったからだ。ゴーギャンの父親はジャーナリストで、ナポレオン3世の復活でペルーに逃れた。ゴーギャンがタヒチで反権力の新聞を出したのも父譲りの血だろう。

 画家たちの共同村を夢見るゴッホは牧師の子だが、子どもの頃から癇癪持ちで、怒ると何するか分かない性格だったようだ。理想主義者が現実を突きつけられ、自らの左耳を切り落とす。これではやっていけないと元株式の仲買人であったゴーギャンは読んだのだろう。

 ゴッホとゴーギャン、ふたりのポスト印象派の画家が織りなす世界が本当はどうだったのかと思うと、頭の中に迷路が生まれ、さっぱり分からなくなる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このアニメを観て何と言うだろう

2023年08月02日 18時02分01秒 | Weblog

 水曜日はカミさんとのデイトの日、今日はミッドランドシネマ名古屋空港で、話題の『君たちはどう生きるか』を観て来た。やはり人気があるようで、家族連れや若い男女が観に来ていた。ひとりで来ている中年の男性もいた。率直に言って、私にはよく分からないアニメだった。

 高校生の時、私は生きることの意味を知りたくて、キリスト教の教会に通っていたし、書店でやはり話題になっていた、吉野源三郎氏の『君たちはどう生きるか』を買って読んだ気がする。内容はすっかり覚えていないが、こ難しかったような気がする。出版されたのは昭和12年とあるから、時代は軍国主義へと突き進んでいたはずだ。

 それを土台に、私より3つ年上のアニメ作家の宮崎駿氏が、脚本・監督で仕上げたものである。宮崎氏は『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』など、現実離れした世界を描いてきた。吉野氏の言いたかったことを、どんな風に描くのか大いに興味深かったが、チンプンカンプンでついていけなかった。

 私たちの世界は決して安定してはいないし、いつ何時何が起きるか分からない。それでも友だちや家族を大事にし、つつましく生きていく。巨大な権力を手に入れることよりも、それは尊いことなのだと伝えようとしているように見えた。しかし、夥しいインコやペリカンなどの鳥は、どんな意味が込められているのだろう。

 戦争なんかするものじゃーない。自分さえ良ければと考えてはいけない。今朝の中日新聞に詩を朗読する児童の記事が載っていた。「せんそうすれば ころされる。てきのこどもがころされる。みかたのこどもも、ころされる。ひとがひとに、ころされる」。谷川俊太郎氏の詩である。中2の孫娘なら、このアニメを観て何と言うだろう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外はまだ熱せられた鍋底のように熱かった

2023年08月01日 19時42分26秒 | Weblog

 卒業生が岩倉市の生涯学習センターで、仲間とともに作品の展示をしている。同級生が見て来たことをFacebookに上げていた。岩倉に近い私も見に行こうと、ひとりで出かけた。電車を降りると、ムッとする暑さが襲って来た。

 生涯学習センターは駅の目の前の建物である。展示場はすぐ分かったが、誰も居ない。円空仏は木切れを仏の形に彫っていったもので、仰々しい仏像というより、素朴で親しみやすい。手ごろな木片があれば、鉈や鑿、彫刻刀で仏像の形に仕上げていく。近藤廣彦君の作品を探す。

 在学中の彼は、大人しくて目立たない生徒だった。今、私は彼に教わることが多い。植物にしても昆虫にしても、じつに博識であり、故事来歴にも通じている。古民家を手に入れ、野菜作りだけでなく、盆栽などにも精を出している、不思議な男だ。

 円空仏を彫っていることは彼のFacebookで知っていたが、実物を見たのは今日が初めてだった。この地方には円空仏が多く存在し、この市にも円空仏の研究家がいて、地域新聞を作っていた時、その研究家に記事を書いてもらったことがあった。

 生涯学習センターを出て、近くに喫茶店は無いかと探すが見つけられなかった。暑い、このままでは熱中症になってしまう。諦めて家に帰って来た。駅から我が家までそんなにある訳では無いのに、汗がにじみ出てくる。マンションのすぐ近くの喫茶店に入った。

 先客がいて、喫茶店の女性と話していた。コロナの前までは客が途絶えることは無かったとその男性は言う。小牧市で飲み屋をやっていたようだが、腰を痛めて、コロナ禍でやっていけなくなったと話す。「コーヒーのような単価の低いものは儲からんでしょう」と言うのに、「酒なんか出すと、面倒が多くてかなわん」とも言う。

 熱いコーヒーを飲み、冷たい水を飲み、男の自慢話を聞き、やっと元気が出たので、430円を支払い、「ごちそうさま」と言って店を出た。外はまだ熱せられた鍋底のように熱かった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする