長女の中3の娘から、「すごく空気が綺麗で、街の建物の雰囲気が統一されていて、函館山から見た景色がすごく綺麗でした」、「100万ドルの夜景と呼ばれているそうです」と写真が送られてきた。
卒業記念はディズーニーランドではなく、北海道だったとは娘たちも奮発したようだ。北海道旅行で思い出した。石原裕次郎のファンと言っていたカミさんの母親を誘って、カミさんと娘ふたりの5人で北海道へ出掛けたことがある。
その時の写真を探したけれど、処分してしまったのか見つからない。函館でレンタカーを借り、小樽へと向かったが、どこで泊まったのかすっかり忘れてしまった。送られて来た写真を見て、函館山からこんな夜景を見たことを思い出した。
娘ふたりは運転免許を取っていたので、私に代わって運転もさせた。道は混んでいることはなく、カミさんや母親を心配させることも無かった。快適な旅行だったが、覚えているのは函館と小樽の運河とレンガ倉庫ばかりだ。
私は高校生の時に両親を亡くしたので、親孝行の真似がしたかったのか、友人に車を借りて、カミさんの両親を連れて家族で草津温泉まで行った。その時は全行程を私が運転して行ったが、考えてみれば強行スケジュールだった。
今ならスマホやパソコンで、いつでも写真を取り出して見ることが出来るが、現像して見る写真はアルバムに残っていないと見られない。家族で出かけた多くの思い出も、写真を見ないと思い出せなくなっている。
ほとんどが交通手段は車で、私が運転して出かけていた。軽自動車の時もあり、普通車の時もクーラーは付いていなかった。富士五湖へ出かけた時、高原は涼しかったからよかったが、街に降りて来たらと蒸し暑かった。
長女がすれ違う車を見て、「暑いのに窓閉めて走っているよ」と驚いていた。これも懐かしい思い出のひとつだ。おーい、無事に帰って来るんだよ。そして北海道の話をジイジに聞かせて。
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