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2020.08.12 Iさんとのきずな

今日、電車に乗っていると、昨日のIさんから、電話があった。
電車なので、用件だけ言ってというと、「貴女が、ブログをしてると言ってたから、
それを見たいので、見方を教えて欲しいと思って。」とのこと。

夜に電話すると約束して、大阪へ行った。
百貨店の地下で買い物をした時、トマトが超特大の大きさだったので、潰れないかと
夢中で、ビニール袋に入れて持ち帰った。



(夕食)
素麺が食べたいので、せっかく素麺を買ったのに、家に帰って茹でようとすると、
どうしても見当たらない。
トマトに夢中で、まだ篭の中に素麺が残っていたのに、気付かなかったのかな?
仕方なく、家にあった細うどんを茹でて食べた。

百貨店に電話すると、確かに素麺の忘れ物がありますとのこと。親切な対応。

夜、Iさんに電話する。
彼女は、50年程前の私の勤め先の銀行のお客様だった。
近くの大企業の電器メーカーの事務員だった。
私の窓口には用事がないのに、いつも立ち止まって、ニコニコと笑って、特別な
親密感を表してくれた。

彼女が、結婚された時、お宅へ招いて下さった。我が家にも来られた。
互いに何回も訪問しあった。
彼女が、登山の帰りに、大きなリュックを背負って寄ってくれたこともあった。
山登りが趣味だったとは,この時、初めて知った。
また、何よりも面白いことは、こんなところで会うことってあるのかしら?と
思う様な、不思議な場所での再会を何度も重ねて、半世紀の間の友情を育んだ。

ある時、彼女の息子さんの一番の好物が、高野豆腐の煮物だと聞いたときは、
びっくり。若い男の子が?
昔、獅子文六の「食味歳時記」で、「子供の頃、高野豆腐の煮物が出てくると、
情けなくて涙が出た。大人になってから、高野豆腐の煮物が出ると、嬉しくて、
涙が出る。」とあったが、
高野豆腐が、彼女のお宅では、子供でさえも喜ぶ料理だなんて、余程美味しいのだろう。
最近のこと、高野豆腐の煮物の作り方を教えて欲しいというと、あら、良いわよ家へ来て
頂戴とのことで、お宅へ伺うことになっていたが、ある時、彼女がバスに乗ろうとして
走って転んでしまい、手首を骨折したと連絡があり、延期になった。
その後、骨折は治ったけれど、自信がなくなってしまったわとのことなので、
高野豆腐料理教室はお流れになった。

彼女が、私のブログに関心を持って、聞いて来てくれたことは嬉しかった。
私が、職場を定年で辞めて、初めてのマウスを握って、マッキントッシュへのめり
込んで以来20年、毎月出席するクラス会でも、友人達は、私の仕事やブログに、
ほとんど理解も関心も無いまま、今に至って居る。
(最近は、スマホを持つ人がぼつぼつ出て来たので、少しは違ってくるかも知れない。)
なので、Iさんが関心を持って呉れたことが、何だか嬉しく感謝している。





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