高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

公園利用のモラルの低下に、『割れた窓ガラスの法則』を。

2008年05月23日 09時25分38秒 | ●高島平・地域の将来の“夢”
昨日、家に帰って読んだ今月の高島平新聞に、赤塚公園利用者のモラルの低さの記事が。

内容は近隣に住む公園利用者で、バーベキュー広場の使用ルールを無視して利用する人が最近多く、後の掃除が大変だと云うことです。

この記事を読んで、思い出したのが『割れた窓ガラスの法則』。

1980年代にニューヨーク地下鉄総裁デビット・ガンが、二人の犯罪学者から聞いた、「割れた窓ガラスを修復せずに放置しておくと、次々に窓は割られる」という理論から、労力をかけて地下鉄の落書きを徹底的に消し、地下鉄を綺麗にしたそうなんです。

最初は落書きを消しても、すぐに書きなおされて、イタチごっこのような展開になったそうなんですが、落書きが無くなるにつれて、犯罪まで目に見えて減少したとのこと。

確か、数日前に見たテレビでも、路上に捨てられた空き缶を、そのままにしておくと、他の人も真似て空き缶を捨て、ゴミが増えると言ってました。(同調心理)

私のお気に入りの散歩コースである、荒川緑地も夏が近付くにつれ、土手に空き缶やプラスチックのゴミが増えます。

恵まれた自然環境に住んでいて、もし、地元の人がそのゴミを捨てたのなら、嫌だなぁ~と思っていましたが、新聞で赤塚公園の惨状?を知り、地元民のモラル低下を懸念したくなります。

高島平再生プロジェクトでは、日本で一番高齢化が進んでいる高島平団地の活性策が、今後の日本の高齢化社会の指標になると、意気込んで取組んでいますが、ホントのポイント(視点)は高齢化した人たちが、今後、若い世代のお手本となるよう、“老後の生き方”をどう示すかだと思います。

日本では高齢化社会を迎え、介護の制度充実ばかりに、目がいってるような気がしてなりません。

お陰で平均寿命は伸びましたが、10年以上前に較べて、寝たきりの年数が約1年から5年に増えてることを、知っている人は意外に少ないと思います。

人間は“生かされる”のではなく、自分の意志で“生きる”ものではないでしょうか?

もし可能なら、地元高齢化(65歳以上の人)の方々と、「赤塚公園」や「荒川土手」のゴミを、捨てる人がいなくなるまでゴミを拾い続け、高島平の美しい自然環境を次世代、次々世代まで残したいものです。

私の好きなプロダクトデザイナーの奥山清行氏は、「美しいものは残り、長く残るものは愛される」と言っています。

“美しい自然環境”、“美しい街”、“美しい生き方”、“美しい老い方”、お金をかけなくても可能な、“美”に関連する文化的施策が高島平で実現できれば、これからの日本社会の指標になるのではないでしょうか?

今日は夕方5:30から高島平再生プロジェクトの定例会です。
風邪気味の体調を治そうと、ユンケル1000を飲んだら、朝から“熱く”なってしまいました。

定例会で久々に吠えそうです・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする