俳句大学国際俳句学部よりお知らせ!
〜Facebook「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・7〜
◆2020年『俳句界』7月号が発行されました。
◆華文圏に俳句の本質かつ型である「切れ」と「取り合わせ」を取り入れた二行俳句を提唱して行きます。
◆2018年11月1日には、二行書きの華文俳句の合同句集『華文俳句選』が発行されました。
◆2020年『俳句界』3月号の特別レポートにおいて、「熊本大学」で行われたラウンドテーブル「華文俳句の可能性」の報告が8頁に渡って掲載されました。
◆どうぞご理解とご支援をお願いします。
俳句大學國際俳句學部的通知!
~Facebook 「華文俳句社」Kabun Haiku 2020・7〜
◆2020年『俳句界』7月號已出版。
◆於華文圏提倡包含俳句的基礎「一個切」和「兩項對照組合」的二行俳句。
◆2018年12月1日已出版華文俳句的合著,『華文俳句選』。
◆2020年『俳句界』3月號以八頁的篇幅特別報導了於「熊本大學」舉辦的「華文俳句の可能性」座談會。
◆請各位多多支持指教。
華文俳句【俳句界】7月号
永田満徳選評・洪郁芬訳
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洪郁芬
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魚鱗雲
地球彷彿那方
〔永田満徳評論〕
作者的思緒悠悠飄向魚鱗雲覆蓋的那方(彼方)。那方的地球或許是個桃花源般,尚未經過人類掌控的一個全新世界。我相當欣賞此俳句嶄新的觀點。
洪郁芬
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うろこ雲向うに地球あるやうな
〔永田満徳評〕
「うろこ雲」で覆われた空の「向う」(彼方)に思いを馳せているのである。もう一つの「地球」とはまだ人類が手に入れていない、桃源郷のような世界なのだろう。斬新な着想に心惹かれる。
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胡同
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樹蔭下伸長舌頭的長毛狗
三伏
〔永田満徳評論〕
連待在樹蔭都顯得炎熱,於是狗「伸長舌頭」。濃密垂下鬆毛的長毛狗,搭配夏季最炎熱的季語「三伏」,將三伏時期的情景描繪得既貼切又生動。
胡同
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木陰で舌を出す尨犬
三伏
〔永田満徳評〕
「木陰」でさえも暑いために、犬も「舌を出す」ほどであるという。毛のふさふさと垂れた「尨犬(むくいぬ)」に、もっとも暑い頃の季語「三伏」を取合せて、「三伏」の頃の様子をよく表現している。
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余境熹
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溽暑
論文寫一行改一行
〔永田満徳評論〕
作者一行一行的推敲正在撰寫的論文。側面刻劃出他力求精準的人格特質。搭配季語「溽暑」,此俳句清楚地描繪作者對繁瑣的作業感到煩躁的心境。
余境熹
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溽暑
論文を一行書いては変える
余境熹
〔永田満徳評〕
「論文」に手を入れるのに、「一行」ごとに推敲しているのである。正確を期そうとする論者の人柄が偲ばれる。「溽暑」という季語によって、煩瑣な作業にうんざりした気分がうまく詠み込まれている。
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