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コーヒーショップで時を過ごした後に

2015年10月22日 | ここで一服・水元正介
▼10月15日の夜は詩吟教室の予定でしたが、体調不良などの生徒さんが多く、やむなく中止とさせていただきました。
▼中止を判断するまでの間、ベローチェの喫煙カウンター席で、江藤淳さんの『南洲残影』を読んでいましたが、忘れ物に気づき職場に戻り、用事を済ませ、田町駅まで歩いていたとき、改札口方面から群がり出てきた人たちの中に、若い頃、仕事で大変お世話になった労働経済学者の先生が、杖をついてやってくるではありませんか。
▼3分ほど立ち話をして現在の名刺をいただき「メールにて近況報告をします」とお約束しました。
▼今回は私から声をかけましたが、信じられない出会いの不思議さを実感させられました。
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わかば、エコー、そしてアメスピ・メンソール〈英訳付〉

2015年10月22日 | たばこの気持ち
▼現在、日本でシェアを伸ばしている国産たばこは、堂々のトップ10をキープしている「わかば」と「エコー」みたいです。
三級品扱いにより軽減税率が適用され、格安というのが人気の要因らしく、ついに来年から段階的な増税が決定されています。

Currently, the domestically produced cigarettes that are gaining market share in Japan seem to be "Wakaba" and "Echo", which are proudly holding the top 10 position.
The reduced tax rate due to the third-class treatment and the low price seem to be the reasons for their popularity, and a phased tax increase has finally been decided starting next year.
▼さて、以前私は偶然ながらメンソールたばこの箱に、エコーを入れておき、翌日それを吸ってみたらとても美味しかったので、先日、ナチュラル・アメリカンスピリット・メンソールの箱に、わかばを数本入れて味ってみました。あれだけガツンとくるわかばが、スムーズなのどごしに変わり、ほのかにメンソールの味が加わって、想定外の美味しさでした。

Now, I had accidentally left an Echo in a box of menthol cigarettes and smoked it the next day and enjoyed it so much that the other day I put a few sticks of Wakaba in a box of Natural American Spirit Menthol and tasted it. The wakaba, which comes with such a thump, turned out to have a smooth throat feel and a subtle menthol taste, which was unexpectedly delicious.



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線香着火機って、これ!〈英訳付〉

2015年10月21日 | ここで一服・水元正介
▼三田の聖坂を上がって右に曲がり、急な坂を下ると大増寺があります。先日、久しぶりに立ち寄ってきました。半年ほど前まで、会館などの改修工事をしていましたが、無事に終了していました。

Go up Hijirizaka in Mita, turn right, and go down a steep hill to find Daizoiji Temple.
The other day, I stopped by for the first time in a while.
The hall and other facilities had been undergoing renovation until about six months ago, but it had been successfully completed.
▼会館の入口にどでかい灰皿があったので、近づいてみると「線香着火機」でした。私のように勘違いする方も多いらしく、灰皿ではない旨の注意書きが刻まれていました。それにしても、「線香着火機」とは初めて拝見しました。芝の増上寺にさえなかったですから、新商品なのでしょうね。

There was a huge ashtray at the entrance of the hall, so I approached it and found it to be an "incense burner.
There seemed to be many people who misunderstood it as I did, so there was a warning inscribed on the ashtray that it was not an ashtray.
I had never seen an "incense burner" before.
It must be a new product, because Zojoji Temple in Shiba did not have one.




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『頭医者事始』加賀乙彦著について

2015年10月20日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
▼先日、横浜市泉図書館で借りた『頭医者事始』加賀乙彦著(大活字本シリーズ、社団法人 埼玉福祉会発行、3700円)を読みました。大判で重たい本なのですが、なにせ活字が大きいので老眼の自分には、とても読みやすいですが、こんなシリーズがあることを発見でき、図書館通いも捨てたものではない、と楽しくなりました。
▼恒例により、タバコの登場する場面について、後掲のとおり抜き書きしましたのでご参照ください。ちなみに、著者の加賀乙彦さんは、神戸の貧民街に住んだ戦前・戦後の社会運動家であった加賀豊彦さんのご子息である、と私は早合点していました。
▼篠瀬直樹さんの著作で、加賀豊彦さんが関西地区の労働組合や灘生協など、私財を投じて作り上げたという記述に感銘を受け、苗字が同じで名前が「豊彦」と「乙彦」、それにくわえてどちらもクリスチャンだから、絶対に親子だと思い込んでいました。またしても自分の浅はかさ、不勉強を反戦させられました。

【39~40ページ】
ただ、教授が話している間、半白の白衣のような口髭が空気をせっせとブラシしていたこと、灰皿に置かれたシガレットの灰が2センチほどに伸びて今にも落ちそうだったことを覚えている。

【41ページ】
苔の生えた中にはにはさっきから猫の鳴き声がし、今、ちょうど猫2匹がつるんだところだった。おれは目をそらすのも癪なので、ずっとこの春めいた現象を観察した。気がつくとシガレットの灰は落ちていた。

【67ページ】
外来と病室での仕事の合間には、おれは犯罪研究室に行った。そこに机があり鞄が置いてある。そこへ行くのだが、行ったところで別にすることがない。で、研究室備えつけの電気焜炉で湯を沸かし、紅茶を飲み、タバコを2、3本ふかすと散歩としゃれこんだ。

【86ページ】
「怒るとさあ、本を投げつけたり、灰皿を割ったりするんだってね。二階の踊り場にある戸棚のガラス、破れてんの増田先生がやったんだって。いつだったか怒って自分の眼鏡を割ってさあ、家へ帰れなくなったことがあるんだってね」

【104~106】
先生は酒もタバコものまない。肺に悪いから先生の前では禁煙だと聞いていたのでおれはタバコはつつしんだが酒は遠慮なくのんだ。あげく、酔ってずいぶん勝手なことを喋りまくったに違いない。----普段無口な熊平が口を開くのは酒の勢いを借りているからだろう。この男は飲み出すと大酒の気があるのだ。俺は賄賂としてタバコ1箱を手渡し、やっとドアを開けてもらった。鞄を持って2人ともすぐ帰ればよかったのに、食後の話が佳境にあった先生とおれは図書室でまた話し続けた。

【123ページ】
要するに日本という国家は刑務所を病院や学校よりよっぽど大事にして、巨費をつぎこんだということがよく分かる。そして、清潔と秩序だ。庭にも廊下にも紙屑ひとつの吸い殻ひとつ落ちていない。

【174~175ページ】
おれは目の前のマッチ箱を取り、タバコに火をつけようと擦ったとたん手元が狂い、マッチ箱のマッチに点火してしまった。それは徳用大型のマッチ箱で、景気よく爆発音を立てると焼夷弾のように派手に燃え上がった。あわてて立ち上がったがどうしていいか分からない。畳に捨てれば火事になるだろうしと考えていると誰かが水をかけてくれた。

【197ページ】
院長の青葉龍三が姿を現したのは二月ほど経ってからだった。ある朝、外来診療室に行くと長い白髪を肩までたらした何とか一刀斎のような人物が白衣を着て座っていた。おれが挨拶すると、「あー、そう」と言ったきり葉巻をくゆらしていた。

【379~380ページ】
人が変わったのは本田先輩で、不断のおとなしい紳士がまるで駄々っ子のようになった。灰皿はひっくり返す、ビール瓶は割るで運動神経が混乱したように見えたがそうではなく、何か衝動的に行動をせざるをえなくなるので、ついには病院前の私鉄の駅へ行き、構内のポスターを片っ端から剥いでしまった。

【410ページ】
「----。医局員の質はどうですか」
「質はまあまあだが、変わった人間が多いね。狂った人もいるくらいだ」
「そいつはいいな。狂うくらいなら見所ある」ピカ天はタバコのヤニの真っ黒になった歯を見せてカッカと笑った。

【412ページ】
「まあ問題の多い科だというわけか」ピカ天は、ポケットを探り、タバコがないと言っておれのタバコをねたり、ついでにライターで火をつけてもらうと目を細めて煙を吐き出した。

【425ページ】
見ろ、おれの机の上のきれいさっぱり何も置いてないことを。薬屋にもらった灰皿と洗面道具の入ったカバンと2週間前から読み始めてまだ数ページのドイツ語の本と、それだけだ。

【426ページ】
「何をブツブツ言ってるんだい」と安町が言った。
「いや、考えごとをしとったんだ」おれは胸に落ちたタバコの灰を払った。
「きみはこの頃何だか独語(モノロギー)が多いね」
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壊れたプラスチックライター!〈英訳付〉

2015年10月19日 | たばこの気持ち
▼社会的な規制と、製品の変化に伴う部品強度の問題について、先日、驚きの体験をしました。
▼職場の喫煙室で、たばこに火をつけようとしたとき、プラスチックのライターがバキッという音をたて壊れたのだのです。数年前から、使い捨てのライターは、バネを強化したり2段階式にしたり、誤用防止のため幼児の力では着火できないな対策がとられました。
▼なので、大人の力でもきついくらいになっていたのですが、まさか壊れるとは思わず、目の前の出来事にびっくりしました。いくら使い捨てとはいえ、部品の強度については、もっと配慮すべきだと思いました。

On the issue of component strength in the context of social regulation and product change, I had a surprising experience the other day.
In the smoking room at work, when I tried to light a cigarette, my plastic lighter made a snapping sound and broke.
For several years now, disposable lighters have been equipped with a reinforced spring, a two-stage system and other measures to prevent misuse, such as making it impossible for young children to light the lighter.
So, even with the strength of an adult, it had become too tight, but I didn't expect it to break, and was surprised by what happened before my eyes.
I thought that more consideration should be given to the strength of the parts, no matter how disposable they are.



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『アフターダーク』(村上春樹著)〈英訳付〉

2015年10月18日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
10月10日、泉図書館から借りた『アフターダーク』村上春樹著(2004年、講談社刊)を読み終えました。ライフワークにしている「たばこ関連の記述」を抜き書きしました。ブランドで登場するのは、フィルター付きの「キャメル」だけです。たばこの表記は漢字の「煙草」が大半でした。

【6~7ページ】
テーブルの上にはコーヒーカップがある。灰皿がある。灰皿の横には紺色のベースボール・キャップ。ボストン・レッドソックスのBのマーク。----目の前にコーヒーがあるから、いわば役目としてそれを飲んでいるだけだ。思い出したように煙草を口にくわえ、プラスチックのライターで火をつける。目を細め、無造作に煙を宙にふきだし、灰皿にタ煙草を置き、それから頭痛の予感を鎮めるように、指先でこめかみを撫でる。----ただ1人で本を読み、ときどき煙草に火をつけ、機械的にコーヒーカップを傾け、時間が少しでも早く経過していくことを期待して。しかし言うまでもなく、夜明けがやってくるまでには、まだずいぶん時間がある。

【8ページ】
この時刻になっても通りはまだじゅうぶんに明るく、多くの人々が行き来している。行き場所持った人々、行き場所を持たない人々。目的を持つ人々、目的を持たない人々。時間を引き留めようとする人々、時間を推し進めようとする人々。彼女はそのようなとりとめのない街の風景をひとしきり眺めてから、呼吸を整え、本のページに再び目を戻す。コーヒーカップに手を伸ばす。煙草はほんの数口しか吸われないまま、灰皿の上で端正なかたちのの灰になっていく。

【16ページ】
マリは煙草を取り出して口にくわえ、ライターで火をつける。
「あのさぁ」と彼は言う。「別にデニーズをかばうわけじゃないけど、いくらか問題があるかもしれないチキンサラダを食べるよりは、タバコを1箱数ほうがよほど体に良くないような気がするんだ。そう思わない?」
マリはその問いかけを無視する。

【20ページ】
マリは黙って、煙草を灰皿の中でもみ消す。
「僕にとくに問題があったわけじゃないよね?」
マリは少し考える。「そんなに詳しく覚えてないけど、あなたに問題があったわけじゃないと思う」

【81~82ページ】
マリはスタジアム・ジャンバーのポケットからフィルター付きのキャメルを取り出し、ビックで気をつける。「へえ、煙草吸うんだ」とカオルは感心したように言う。
「ときどき」
「正直言ってあまり似合わないけどな」
マリは赤くなって、それでも少しだけぎこちなく微笑む。
「1本もらっていいかな?」とカオルは言う。
「どうぞ」
カオルはキャメルをくわえ、マリのライターをとって火をつける。たしかにカオルの方が煙草の吸い方がずっと様になっている。----カオルは音楽を聴きながら煙草を吸っている。身体の力を抜くと、疲労の色がわずかに顔に浮かぶ。

【91ページ】
「このおっさんはさぁ、大体が偏屈なんだよ」とカオルは言う。
「真夜中には真夜中の時間の流れ方があるんだ」とバーテンダーは言う。音を立てて紙マッチを擦り、煙草に火をつける。

【109ページ】
カオルは机の上の煙草をとって口にくわえ、マッチで火をつける。唇をすぼめ、モニター画面に向かって長々と煙を吹き付ける。
静止画面上の拡大された男の顔。

【204~205ページ】
路上にはいろんなものが散乱している。ビールのアルミ缶、踏まれた夕刊紙、つぶされた段ボール箱、ペットボトル、煙草の吸い殻。車のテールランプの破片。軍手の方方。何かの割引券。嘔吐の後もある。大きな汚れた猫が熱心にゴミ袋の匂いをかいでいる。ネズミたちに荒らされないうちに、そして夜も明けて獰猛なカラスたちが餌を漁りにやってくる前に、自分たちの取り分を確保しようとしているのだ。

【209ページ】
「(乳がんで)母が死んで、3ヶ月後くらいだったっけな。事情が事情だから早期の仮釈放が認められた(父は詐欺罪で刑務所)。当たり前のことだけど、父が帰ってきてくれてそれは嬉しかったよ。もう孤児じゃなくなったわけだからね。なにしろでかくて力強い大人だ。ほっとすることができた。戻ってきたとき、父親は古いツイードの上着を着ていて、ざわざわした生地の手触り、そこにしみた煙草のにおいを今でもよく覚えている」
高橋はコートのポケットから手を出して、首の後ろを何度かさする。

【224ページ】
「コオロギさんは本名を捨てたって言ってましたよね?」
「うん。言うた」
「どうして本名を捨てたわけ?」
コオロギはティーバックを取り出して、灰皿に捨て、湯飲みをマリの前に置く。

【247ページ】
バンドが深夜練習のために使わせてもらっている、倉庫のような地下室。窓がない。天井が高く、配管が露出になっている。換気装置が貧弱なので、部屋の中で煙草を吸うことは禁止されている。夜もそろそろ終わりに近づき、正式な練習はすでに終了し、今は自由な形式のジャム・セッションが進行中だ。

On 10 October, I finished reading After Dark, by Haruki Murakami (2004, Kodansha), which I borrowed from Izumi Library. I extracted the 'cigarette-related descriptions' that I have made my life's work. The only brand that appears in the book is 'Camel', which comes with a filter. Cigarettes were mostly written in Chinese characters '煙草'

[pages 6-7]
There is a coffee cup on the table. There is an ashtray. Next to the ashtray is a navy blue baseball cap. The B symbol of the Boston Red Sox. There's coffee in front of ---- me, so I'm just drinking it as a role, so to speak. As if remembering, he puts a cigarette in his mouth and lights it with a plastic lighter. I squint my eyes, carelessly blow the smoke into the air, place the cigarette in the ashtray and then stroke my temples with my fingertips, as if to quell the prospect of a headache. ---- only to read alone, occasionally lighting a cigarette and mechanically tilting a cup of coffee, hoping that time would pass a little faster. But needless to say, there is still a long time before dawn arrives.

[page 8].
At this time of night, the streets are still well-lit and many people are coming and going. People with somewhere to go, people with nowhere to go. People with a purpose, people without a purpose. People who try to hold back time, people who try to push time forward. She takes a moment to look at such a random cityscape, then regains her breath and turns her attention back to the pages of her book. She reaches for her coffee cup. The cigarette is reduced to a neat ash on the ashtray, with only a few sips having been smoked.

[Page 16].
Mari takes out a cigarette, puts it in her mouth and lights it with a lighter.
'You know,' he says. "I'm not defending Denny's, but I feel like a pack of cigarettes is a lot worse for you than eating a chicken salad that might have some problems. Don't you think?"
Mari ignores the question.

[page 20].
Mari silently fumbles with her cigarette in the ashtray.
'There wasn't anything particularly wrong with me, was there?'
Mari thinks for a moment. 'I don't remember that many details, but I don't think there was anything wrong with you.'

[pp. 81-82].
Mari pulls a filtered Camel from the pocket of her stadium jumper and takes care with a Bic. 'Heh, you smoke,' says Kaoru, impressed.
'Sometimes.'
'Doesn't suit me too well, to be honest, though.'
Mari blushes, but still smiles a little awkwardly.
'Can I have one?' Kaoru says.
'Go ahead.'
Kaoru picks up a Camel, takes Mari's lighter and lights it. Kaoru is certainly a much better smoker than Mari. ---- Kaoru smokes cigarettes while listening to music. When he relaxes his body, a slight hint of fatigue appears on his face.

[page 91].
'This old man, you know, he's generally eccentric,' says Kaoru.
'Midnight has a way of passing the midnight hour,' says the bartender. He rubs a paper match noisily and lights a cigarette.

[Page 109].
Kaoru takes a cigarette from the desk, puts it in his mouth and lights it with a match. He purses his lips and blows a long puff of smoke at the monitor screen.
Magnified man's face on static screen.

[page. 204-205].
The street is littered with all sorts of things. Aluminium beer cans, a trodden evening paper, crushed cardboard boxes, plastic bottles, cigarette butts. Fragments of car tail lamps. Military gloves. Discount coupons for something. Some vomit residue. A large, dirty cat eagerly sniffs the rubbish bags. They are trying to get their share before the rats ravage it and before the dawn comes and the ferocious crows come scavenging for food.

[page 209].
'It was about three months after my mother died [of breast cancer], I think. I was granted early parole because of the circumstances (my father was in prison for fraud). It's obvious, but my father came back and I was happy about that. I was no longer an orphan. After all, he is a big, strong adult. It was a relief. When he came back, he was wearing an old tweed jacket, and I still remember the feel of the rustling fabric and the smell of cigarettes smeared on it.
Takahashi takes his hand out of his coat pocket and rubs the back of his neck several times.

[page 224].
'You said you gave up your real name, Mr Cricket, didn't you?
'Yes. I did.
'Why did you give up your real name?'
Cricket takes out a tea bag, dumps it in the ashtray and places the teacup in front of Mari.

[Page 247].
The basement, like a warehouse, which the band is allowed to use for late-night practice. There are no windows. The ceiling is high and the pipes are exposed. The ventilation system is poor and it is forbidden to smoke in the room. The night is almost over, formal practice is already over and now a free-form jam session is underway.




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『永遠の0』その34〈最終回)

2015年10月17日 | O60→70(オーバー70歳)
★ついに、この34回にわたる連載もお終いです。手直しに努めたとはいえ、音声入力でテキストにしたことから、誤変換な脱字もそのまま掲載した部分もありましたが、大ベストセラーの文章から多くのことを学んだ気がします。この間、ご一読された皆さまには心から感謝申し上げます。ありがとうございました★

【543ページ】
私(祖父/大石少尉)は機体を軽くするために、爆弾を切り離すべく投下桿を引いた。ところが爆弾は落ちない。投下出来ないようにされていたのだ。何という冷酷なことをするのか---。これでは不時着さえかなわないではないか。司令部の意向は、特攻へ出たからには全員死んでこいと言うのが本音だったのだ。

〔ken〕これは、明らかに殺人だと言わざるを得ません。組織(軍隊)の冷酷さは、現代の国家(日本)においても「貧困児童が6人に1人」いたり、激増する孤独死、高止まりの自死者数など、世間から置いてきぼりになって、救いの手が差し伸べられず、「なかったことにされている」現実が、深く静かに潜行していることを忘れてはいけない、と自分に言い聞かせています。
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『永遠の0』その33(運不運では語れない)

2015年10月16日 | O60→70(オーバー70歳)
【524ページ】
沖縄戦後半から全機特攻の掛け声と共に、司令部は通常攻撃として特攻命令を出していました。予備学生や少年飛行兵以外の予科練出身の古い搭乗員や海兵出の搭乗員にも次々と特攻命令が下されていました。命令に背けばもちろん抗命罪です。
ただその頃は出撃しても発動機の不調で引き返す飛行機も少なくなかったと聞いています。あるいは敵艦隊にたどり着く前に海に墜落する飛行機も少なくなかったと聞いています。私自身、鹿屋を飛び立ってすぐに墜落した飛行機を見たことがあります。警備員が必死で整備しても、平均して3機に1機は発動機の不調で戻ってきました。ひどい時にはほとんど全機が戻って来ることさえありました。もう日本には機材も燃料も何もかもなくなっていたのです。
そんな状況の中で、ついに宮部少尉にも出撃命令が出たのです。

〔ken〕今年は戦後70年ということもあり、今回の抜き書きにあったような「発動機の不調」などで、危うく命を救われた90歳前後の元特攻隊員が、何人か勇気を持って証言されていました。運不運では語れない、まったく馬鹿げた日本軍の暴走と、ある意味での上層部による殺人が、ギリギリまで抑止できなかった事実を痛感させられました。
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やっぱり、円高の影響かな?

2015年10月15日 | O60→70(オーバー70歳)
▼東京都港区の三田界隈で唯一の100円均一ショップが、ついにお店を閉じてしまいました。長年にわたり重宝してきただけに、とても寂しい気持ちになりました。
▼こまごまとした日常品をお手軽に入手できたのに、独立系ショップであったことや円安による影響なのでしょうか、これからはなにかと不便になりますね。
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マイ・トートバッグ!

2015年10月14日 | たばこの気持ち
▼お昼休み・お散歩用の布パックです▼かなり大きめですが、気軽にタバコとライターとポケット灰皿を放り込んでおけるし、大は小をかねる、ベンチに敷いて座布団代わりになる、不自由なく歩けるので重宝しています▼栃木県在住時、ミスドの景品でした。
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