関西電力高浜原発の工事で労働災害発生!
前回の6月議会でも原発での労働災害について質問したところだ。
再稼働に向けた工事、テロ対策施設工事も中止し、廃炉へすすむのが一番安全。
●6月県議会佐藤質問
福井労働局の2018年の労働災害発生状況まとめによると、休業4日以上の死傷者数は前年比26.4%ふえ1,033人となり、2001年以降、17年ぶりに1,000人を突破いたしました。死傷者のうち死亡は前年比で5人ふえ、10人と倍増したなどと報道されております。最近も繊維会社での痛ましい火災死亡事故が起こりました。亡くなられた方々の無念を思うと言葉もなく、御冥福をお祈りいたします。
労働災害は労働過程が安全でないために起こるのであり、根絶可能なものです。しかし、新幹線のトンネル工事や原子力発電所の安全対策工事などで10時間2交代制とか1日2交代制がとられていることは、過労に伴う事故の発生要因となりかねず、重大であります。
そこでお尋ねいたします。
2016年以降の県発注工事、新幹線建設工事、原子力発電所内におけるそれぞれの労働災害の発生件数とその主な内容と、とられた対策をお尋ねするとともに、発注者等の立場から県も是正を求めるべきではありませんか。
労働災害は労働過程が安全でないために起こるのであり、根絶可能なものです。しかし、新幹線のトンネル工事や原子力発電所の安全対策工事などで10時間2交代制とか1日2交代制がとられていることは、過労に伴う事故の発生要因となりかねず、重大であります。
そこでお尋ねいたします。
2016年以降の県発注工事、新幹線建設工事、原子力発電所内におけるそれぞれの労働災害の発生件数とその主な内容と、とられた対策をお尋ねするとともに、発注者等の立場から県も是正を求めるべきではありませんか。
●清水安全環境部長の答弁より→
2点目、労働災害についてでございます。
原子力発電所内における災害発生の件数、県の対応ということでございます。
安全協定に基づき事業者から報告を受けている労働災害は、2016年度から昨年度までに計17件起こっております。例えば、仮置き資材の落下やドリルへの接触による負傷などが発生いたしており、事業者は事前に手順、現場を入念に確認するなどの対策を講じているところでございます。
県は発注者という立場ではございませんが、発電所の安全確保という観点から、事業者だけではなくて実際工事を行う関連会社も含めて、「より慎重な作業が求められる原子力発電所で工事を行っているんだ」という工事に携わる人々の意識の徹底を図るように求めているところでございます。
https://this.kiji.is/547360844708447329
●共同通信 高浜原発で9人救急搬送、福井
トンネル作業中、酸欠か
2019/9/19 19:16 (JST)
©一般社団法人共同通信社
19日午後3時50分ごろ、関西電力高浜原発(福井県高浜町)1、2号機敷地内のトンネルで「作業中に気分が悪くなった人がいる」と119番があった。地元消防によると、男性9人が救急搬送された。酸欠のような症状を訴えているという。
関電によると、搬送されたのは協力会社の作業員。最初に2人が倒れ、その後、7人が気分の悪さを訴えた。原則40年の運転期間延長が認められた1、2号機で行われている安全対策工事の一環として、建屋壁の改良を行うために溶接作業をしていた。