前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

福井県で際限のない老朽原発再稼働、核のゴミ捨て場となることを許すわけにはいかない。いよいよ3月9日、午後1時から敦賀市で3.11メモリアルアクション集会。ぜひご参加ください。

2024年03月06日 | 福井県政

 

 福島原発事故から13年。本州で唯一原発稼働している福井県で際限のない老朽原発再稼働がすすめられ、核のゴミ捨て場となる恐れがせまっています。許すわけにはいかない。

 いよいよ3月9日、午後1時から敦賀市きらめきみなと館イベントホールで3.11メモリアルアクション「原発のない 新しい福井へ」集会。元原子力規制委員会委員長代理、元日本地震学会会長の島崎邦彦氏が真相を語ります。地震の研究者で原発の審査の裏も表も知り尽くしている専門家の話です。福井県民必聴の企画、ぜひご参加ください。

 

 さて、福井県議会審議の報道で「杉本知事は、5日の県議会で、関西電力が施設を設置するために国へ申請を行うことに対する「了承」と、国の審査を経て、実際に設置工事に入ることへの「了解」の2段階で、県として設置を認めるかどうか判断する方針を改めて示しました」と。

これはデジャブですね。

 かつて40年超の老朽原発再稼働計画の際に、当時の西川知事は「40年超運転への工事を認めることと、実際に認めるかは別で、その都度判断する」などと2段階で「慎重に」判断するなどと繰り返しました。

 私は、当時の県議会で「巨額のお金を投じる工事を認めておいて、稼働は認めないなんてことは出来るはずもない」と二枚舌を批判しました。その後の経緯はご存じのとおりです。

 今回は、国への申請と実際の設置工事、という2段階のようですが、国が了承したものを県が拒否することは現実的でしょうか。「ふんづまり」で原発停止に陥ることを了とするでしょうか。現在の杉本県政の姿勢をみている限り、考えられませんね。

 福井県の原子力行政の大きな転換点です。関西電力との「阿吽の呼吸」ですすめられようとしている今回の計画を認めれば、「際限のない老朽原発再稼働とつくりだされる核のゴミ捨て場」の未来となりかねないのです。

 沈黙は肯定と政治家は受け取ります。ぜひ、ごいっしょに NO!の声をあげましょう。3月9日、敦賀市でお会いしましょう。

 

 

 

■NHK福井・・・・杉本知事が関西電力に”核燃料搬出時期の具体的な考え方確認”    03月05日 18時28分

 関西電力が県内の原子力発電所に使用済み核燃料を一時的に保管する施設を設置する計画について、杉本知事は、5日の県議会で、関西電力に対し、県として設置を認めるまでに、核燃料を搬出する時期の具体的な考え方を確認したいと述べました。

 関西電力は、原発から出た使用済み核燃料を一時的に保管する「乾式貯蔵施設」を、県内の美浜、高浜、大飯の原発すべてに設置する計画で、県や原発が立地する町が設置を認めるかが焦点となっています。
これについて、杉本知事は、5日の県議会で、関西電力が施設を設置するために国へ申請を行うことに対する「了承」と、国の審査を経て、実際に設置工事に入ることへの「了解」の2段階で、県として設置を認めるかどうか判断する方針を改めて示しました。
その上で、「まずは申請の『了承』について丁寧に議論しながら判断し、最終的には事前の『了解』を判断するまでに、関西電力に搬出時期の具体的な考え方を確認したいと考えている」と述べました。
これに先だって、2月29日に敦賀市で、原発が立地する自治体などが意見を交わす協議会が開かれ、関西電力はこの場で、「使用済み核燃料の搬出時期を現時点で示すことは難しい」と説明していました。
今後、県の求めなどに応じて、関西電力が使用済み核燃料の搬出計画をどこまで具体的に示すかが、設置を認める際の大きなポイントとなります。