受信報告書ベリカードが届く。「しおかぜ」から。「しおかぜ」は特定失踪者問題調査会が毎日30ずつの放送を2回に分けて放送している。拉致被害者へ向けて短波放送で情報を送り続けている。放送内容はニュース(日本語、英語、朝鮮語、中国語)、被害者の名前呼びかけ、被害者家族から被害者へ向けての手紙である。
ベリカードは当放送運営のためのカンパとして、受信報告と1000円を郵便振替で送ればもらえる。
たまに聴くのだが、アナウンサーが淡々と拉致被害者の名前を呼びかける、その淡々とした口調が返って余計に被害者家族の切実な思いを感じさせる。最近は当該周波数には北朝鮮からのものと思われる妨害電波が時々発せられるので、度々周波数を変えている。以前新聞にこの北朝鮮からの妨害電波発信に対して批判する記事が載っていたが、戦中日本軍も春のサイパン島失陥以来、アメリカからの宣伝放送が始まっていた。このため日本側は同じ周波数にガヤガヤ声を重ねた妨害電波を出し続けていたから、放送の内容を聞くことはできなかった。その妨害電波がこの頃からなくなって、「アメリカの声」という放送が入るようになった。日本軍の主な軍艦がすでに
被害者から受信報告が届くわけもなく、とにかく毎日情報と「いつか必ず救い出してあげる」というメッセージを送り続ける。
ベリカードは当放送運営のためのカンパとして、受信報告と1000円を郵便振替で送ればもらえる。
たまに聴くのだが、アナウンサーが淡々と拉致被害者の名前を呼びかける、その淡々とした口調が返って余計に被害者家族の切実な思いを感じさせる。最近は当該周波数には北朝鮮からのものと思われる妨害電波が時々発せられるので、度々周波数を変えている。以前新聞にこの北朝鮮からの妨害電波発信に対して批判する記事が載っていたが、戦中日本軍も春のサイパン島失陥以来、アメリカからの宣伝放送が始まっていた。このため日本側は同じ周波数にガヤガヤ声を重ねた妨害電波を出し続けていたから、放送の内容を聞くことはできなかった。その妨害電波がこの頃からなくなって、「アメリカの声」という放送が入るようになった。日本軍の主な軍艦がすでに
被害者から受信報告が届くわけもなく、とにかく毎日情報と「いつか必ず救い出してあげる」というメッセージを送り続ける。