2日はGWの中日で出勤。机の上には東京支社から送られてきたミドルマネジャーに関する調査研究報告書が置かれていた。ミドルマネジメントが十分な役割を果たすためにいかにあるべきかについての検討を行った、某財団法人の研究レポートである。本紙は調査データまで含めると百数十ページと結構なボリュームだったが、ちょうど今取り掛かっている仕事に関係しているので拝読した。
前段は様々な企業へのアンケート調査のデータがくどくどと紹介されている。そして最終章は経営者とミドルマネジャーへの4つの提言ということで、
1.経営者へは
①ミドルマネジメントを結節点として活かす信頼の経営を再生する。
②ミドルマネジメントの役割を明らかにする。
③ミドルマネジメントの能力と意欲を高める。
④ミドルマネジメントの行動を支援するための、環境を整備する。
2.ミドルマネジャーへは
①もの言うミドルになる。
②「マネジメントの専門職」になる。
③「自ら学び、考えるミドル」になる。
④「広がりのあるミドル」になる。
と結論付けている。そして各項目に対して数行程度の定性的なフワフワとした説明があるだけ。
えっ!?それだけ??
研究会には大企業のトップクラスから大学教授にいたるまで30名余りが名を連ねている。彼らが半年くらいかけて研究して出した結論が上記のような稚拙なもの。蒼々たるメンバーが相当エネルギーを費やしてこの程度のアウトプットかぁ。
とかくHRD関係の調査報告はこの手のものが多い。なぜか?要するにHRDの世界において仮説レベルで述べることは、人事や人材育成部門に在籍している者なら普通80~90%くらいは的を得たことが言えるからである。「今日本の企業ではこんな感じなんだろうなあ。」という初めにおおよその結論があり、その時点で「バカの壁」が構築されてしまう。で、結局そこから調査途上でも大胆な意見や新たな切り口が見出せず、当初の仮説へ無難に収斂していってしまう。
できれば上記の提言から一段階踏み込んだ行動指針が欲しかった。というか「答え」は我々ミドルマネジャーそれぞれが見つけていくものかもしれないが。
GW中に見つけよう。
前段は様々な企業へのアンケート調査のデータがくどくどと紹介されている。そして最終章は経営者とミドルマネジャーへの4つの提言ということで、
1.経営者へは
①ミドルマネジメントを結節点として活かす信頼の経営を再生する。
②ミドルマネジメントの役割を明らかにする。
③ミドルマネジメントの能力と意欲を高める。
④ミドルマネジメントの行動を支援するための、環境を整備する。
2.ミドルマネジャーへは
①もの言うミドルになる。
②「マネジメントの専門職」になる。
③「自ら学び、考えるミドル」になる。
④「広がりのあるミドル」になる。
と結論付けている。そして各項目に対して数行程度の定性的なフワフワとした説明があるだけ。
えっ!?それだけ??
研究会には大企業のトップクラスから大学教授にいたるまで30名余りが名を連ねている。彼らが半年くらいかけて研究して出した結論が上記のような稚拙なもの。蒼々たるメンバーが相当エネルギーを費やしてこの程度のアウトプットかぁ。
とかくHRD関係の調査報告はこの手のものが多い。なぜか?要するにHRDの世界において仮説レベルで述べることは、人事や人材育成部門に在籍している者なら普通80~90%くらいは的を得たことが言えるからである。「今日本の企業ではこんな感じなんだろうなあ。」という初めにおおよその結論があり、その時点で「バカの壁」が構築されてしまう。で、結局そこから調査途上でも大胆な意見や新たな切り口が見出せず、当初の仮説へ無難に収斂していってしまう。
できれば上記の提言から一段階踏み込んだ行動指針が欲しかった。というか「答え」は我々ミドルマネジャーそれぞれが見つけていくものかもしれないが。
GW中に見つけよう。