職業柄、TVで政治家を見ているとヒューマン・アセスメント的視点になる。「この人よりあの人の方が上手だな」とか「このディメンジョンが強いな(あるいは弱いな)」などと。そういう意味で鳩山由紀夫に関しては、個人能力はけっこう高いと思っていた。「地頭」はもちろん悪くない。「口頭表現力」も十分。鈍感さも含めてタフ、「ストレス耐性」もありそうだ。一方「人材活用力」はダメだな、などなど。自分がアセッサーなら、少なくとも安倍晋三や麻生太郎よりは高いポイントを付ける。でもこの8ヶ月間、首相は何もなされなかった。何一つと言っていいほどなされなかった。
リーダーの個人的な資質・能力から離れて、もう日本という国そのものが慢性的に欠陥構造なのだとしか言いようがない。現在、先日発売された塩野七生の近著『日本人へ(リーダー篇)』を読んでいるが、第1章の冒頭に、
「危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できるかと、人々は夢見るのであろうか。だがこれは夢であって現実ではない」
と書いてあり、ゾッとした。まさにこういうことなんだ・・・。
今朝、共同通信社が「菅直人新総理の期待率が57%」と報じていた。政権発足時はご祝儀的ムードもあり期待率(≒支持率)はじゃっかん高くでる。それが57%。ビミョーだな。大阪弁で言うと「どっちゃでもええわ」ってな感じか。偶然か、はたまた嫁なりのジョークなのか、今日の昼食にボウルいっぱいに盛られたカイワレ大根サラダをムシャムシャと食べながら、「副総理のときって何かやってくれた実績あるのかな!?」などと思い返す。
リーダーの個人的な資質・能力から離れて、もう日本という国そのものが慢性的に欠陥構造なのだとしか言いようがない。現在、先日発売された塩野七生の近著『日本人へ(リーダー篇)』を読んでいるが、第1章の冒頭に、
「危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できるかと、人々は夢見るのであろうか。だがこれは夢であって現実ではない」
と書いてあり、ゾッとした。まさにこういうことなんだ・・・。
今朝、共同通信社が「菅直人新総理の期待率が57%」と報じていた。政権発足時はご祝儀的ムードもあり期待率(≒支持率)はじゃっかん高くでる。それが57%。ビミョーだな。大阪弁で言うと「どっちゃでもええわ」ってな感じか。偶然か、はたまた嫁なりのジョークなのか、今日の昼食にボウルいっぱいに盛られたカイワレ大根サラダをムシャムシャと食べながら、「副総理のときって何かやってくれた実績あるのかな!?」などと思い返す。