『超訳・ニーチェの言葉』(フリードリヒ・ニーチェ著、白取春彦翻訳)を読む。
『人間的な、あまりに人間的な』、『曙光』、『ショウペンハウアー』、『ツァラトゥストラはかく語りき』などニーチェの著書からアフォリズムを拾い出し、「己について」、「喜びについて」、「生について」、「心について」・・・など、テーマごとに括り編集している。
「超訳」とうたっているだけに、おそらく原書は難解に書かれているだろう文章もすっきり分かりやすく訳してある。各文章も非常に短い断片的なものなので、もしかすると前後の文脈とは関係なく抽出しているのもあるかもしれない。
言葉は全部で232個あるが、「なるほど、そんな考え方もあるのか!?」、「目からウロコ~」みたいな新規性は残念ながら少ない。だいたい現代の自己啓発本で扱われているような知見である。
ただ、それを19世紀の終わりにニーチェが語っているということは、人間の本質なんて時代を経てもあまり変わらないんだなと思ってしまう。
『人間的な、あまりに人間的な』、『曙光』、『ショウペンハウアー』、『ツァラトゥストラはかく語りき』などニーチェの著書からアフォリズムを拾い出し、「己について」、「喜びについて」、「生について」、「心について」・・・など、テーマごとに括り編集している。
「超訳」とうたっているだけに、おそらく原書は難解に書かれているだろう文章もすっきり分かりやすく訳してある。各文章も非常に短い断片的なものなので、もしかすると前後の文脈とは関係なく抽出しているのもあるかもしれない。
言葉は全部で232個あるが、「なるほど、そんな考え方もあるのか!?」、「目からウロコ~」みたいな新規性は残念ながら少ない。だいたい現代の自己啓発本で扱われているような知見である。
ただ、それを19世紀の終わりにニーチェが語っているということは、人間の本質なんて時代を経てもあまり変わらないんだなと思ってしまう。