Rock Paper Photo Cafe

Ｍ社の異業種交流イベント終了後、Ｏさんと「もう一軒軽く飲みますか」という話になる。せっかく表参道へ来たのだから、この辺りで店を見つけようと青山通りを歩いていると、路地の向こうにＢＡＲの看板が見える。吸い込まれるように店に入ると、壁一面にロックミュージシャンの写真が飾られている。店内はカウンターがなくすべてソファ席。ＢＧＭもロック系だが、うるさ過ぎずちょうどいい感じ。
二人とも二杯ずつ飲みながら、近況報告、特に私は、本日起こったとんでもない出来事について、誰かに話そうか迷っていたのだが、ちょうどＯさんなら事の重大性を分かってもらえるかと思い打ち明ける。「うわあ、それはえらい事ですねえ…」。一日中胃が痛く、持病の帯状疱疹まで出るのではと胸がうずうずしていたが、やっぱり悩みは人に話すものだ。ちょっと心が軽くなった。
お勘定の時に店員さんに、どうしてこんな珍しい写真を飾っているのかと質問する。この店はもともと米国にあるロックミュージシャンの写真販売をするRock Paper PhotoがプロデュースするＢＡＲで、この８月にオープンしたばかりらしい。店内に飾ってある写真もすべて買えるそうだ。
これはいい店だ。私が自分よりロックが好きだろうと認める数少ない友人であるＯさんと一緒に来れたというのも奇遇である。「やっぱり二人で飲むと引きがありますねえ」とＯさん。まったくだ。また来よう。