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小学生の子供たちの“モヤモヤ”に、脳研究者の池谷裕二さんが答える。
そして魅力的なイラストでヨシタケさんもアイデアいっぱいに援護する。
「暗記」については、知識と情報を取りこむ「入力」と、取り込んだ知識と情報を外に出す「出力」があって、それを繰り返すことによって脳に定着する、すなわち暗記できる、と。
「気分が乗らなかったら」、目を大きく見開き、「にっ」と口角を上げ、スッと立ち上がり、天に向かってこぶしを高く突き上げる。その名も「テンコブポーズ」。
脳はだまされやすい性質をもっているので、身体を動かすことで、つられて脳もその気になってくる、と。
「心はどこに」、池谷さんが幼稚園の娘さんに「ねえ、心はどこにあると思う」と聞くと、彼女の答えは「身体ぜんぶ」。なかなかいい答えですね。
でも、その前に「そもそも心って何?」を考える必要がありますな。
「AIが発達すると仕事が奪われるんでは、AIがこわい」の問いに、
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」、「大きな変化がおきること」と「ひとりひとりがしあわせかどうかはあんまりかんけいないから。」と・・・・・。
菅首相、AIがすべてを解決するわけではなく、AIの力を借りながら、人がどのようなかたちでしあわせになれるか示して欲しいですな。