第479回・田辺寄席
文太師匠の「三十石」、染雀さんの「紙屑屋」をお目当てに
いざ、西田辺ヘ。
開口一番・・・「ぬ」・・・鵼(ヌエ)・・桂文太
鵼とは架空の生物。
顔はサル、頭部はタヌキ、体はヘビ、足はトラと
怖い物の集合体。・・・人間は創造の中でも天使も考えれば
この様な恐ろしいモノも考えるのですな。
でも、象、キリン、カバ、オオアリクイなど、
小さい時から、動物園で見ているから怖くないだけで、
初めて見ると、それはそれは恐いでしょうな。
ウミガメの話、タロージローの話など、動物、生物のはなしへと。
一、林家染太・・・・・・・・・・「道具屋」
いつもの染太さんの勢いが無く。
主人公のアホさかげんが薄れて・・・なぜかどっぷり感無し。
客が帰ったあとの、隣の履物屋のオッサンのリアクションも
少なく、笑いからするともったいない。
いつも言っているが、この道具屋という噺、
爆笑編に仕上げるには、非情に難しいような。
大昔の仁鶴師匠、中昔の小三冶師匠のインパクト凄く、
笑いたっぷりの「道具屋」、誰が聴かしてくれるのか
楽しみですな。
二、林家竹丸・・・・・・・・・・「豊竹屋」
浄瑠璃好きの、豊竹屋節右衛門が主人公。
義太夫の声、迫力不足だが、スマート体型の竹丸、
精一杯の声量か。・・・・でも熱演。
林家の上品路線は、竹丸さんの性には合っている。
ただし、本来趣味が高じて、周りからすれば、異常な二人、
遠慮無く、ハチャメチャに、語って欲しかった。、
三、桂文太・・・・・・・・・・・・「三十石夢の通い路」
京都の観光めぐりをたっぷりしてから、伏見の寺田屋の浜へ
ただし、お女中との妄想の部分はあっさりと、
でも、舟をこぎはじめてからの、川の雰囲気は堪能できました。
さすが、文太師匠、三十石の大ネタも、コンパクトにまとめて。
四、林家染弥・・・・・・・・・・「癪の合薬」
めずらしい噺だが、染弥さんの実力発揮。
別名、「茶瓶ねぶり」、「やかんなめ」、「梅見の薬缶」と
やはり、江戸落語、仕込みか。
登場人物少なく、場面もあまり変わらず、そのなかでの
はなしの進行。でも武士の家来が、一言もセリフが無いのに
活き活きと登場してくる。
・・落語と言うのは不思議な話芸ですな。
五、林家染雀・・・・・・・・・・「紙くず屋」
林家の大先輩が、創られた「天下一浮かれの屑より」の噺。
毛氈ひいてある高台の舞台が小さいので、
踊りの動きも制約され勿体ない。
染雀さんの、女型の踊り、しぐさの色っぽっさ、絶品。
さすが、染丸師匠の直弟子・・・目のしぐさがそっくり。
裏面踊りも良いけれど、やはり正面、よろしいで。
このまえの鶴二さんは、謡で拍手。
今日の染雀さんは、踊りで拍手。
客は正直、演者の得意のものが、分かりまんねんな。
林家の、正統派、四名の芸、たっぷり見せて貰いましたで。
第479回・田辺寄席
2008年11月16日(日)午後1;00~
阿倍野青年センター
一、林家染太・・・・・・・・・・「道具屋」
二、林家竹丸・・・・・・・・・・「豊竹屋」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・「三十石夢の通い路」
中入り
四、林家染弥・・・・・・・・・・「癪の合薬」
五、林家染雀・・・・・・・・・・「紙くず屋」
08-65
文太師匠の「三十石」、染雀さんの「紙屑屋」をお目当てに
いざ、西田辺ヘ。
開口一番・・・「ぬ」・・・鵼(ヌエ)・・桂文太
鵼とは架空の生物。
顔はサル、頭部はタヌキ、体はヘビ、足はトラと
怖い物の集合体。・・・人間は創造の中でも天使も考えれば
この様な恐ろしいモノも考えるのですな。
でも、象、キリン、カバ、オオアリクイなど、
小さい時から、動物園で見ているから怖くないだけで、
初めて見ると、それはそれは恐いでしょうな。
ウミガメの話、タロージローの話など、動物、生物のはなしへと。
一、林家染太・・・・・・・・・・「道具屋」
いつもの染太さんの勢いが無く。
主人公のアホさかげんが薄れて・・・なぜかどっぷり感無し。
客が帰ったあとの、隣の履物屋のオッサンのリアクションも
少なく、笑いからするともったいない。
いつも言っているが、この道具屋という噺、
爆笑編に仕上げるには、非情に難しいような。
大昔の仁鶴師匠、中昔の小三冶師匠のインパクト凄く、
笑いたっぷりの「道具屋」、誰が聴かしてくれるのか
楽しみですな。
二、林家竹丸・・・・・・・・・・「豊竹屋」
浄瑠璃好きの、豊竹屋節右衛門が主人公。
義太夫の声、迫力不足だが、スマート体型の竹丸、
精一杯の声量か。・・・・でも熱演。
林家の上品路線は、竹丸さんの性には合っている。
ただし、本来趣味が高じて、周りからすれば、異常な二人、
遠慮無く、ハチャメチャに、語って欲しかった。、
三、桂文太・・・・・・・・・・・・「三十石夢の通い路」
京都の観光めぐりをたっぷりしてから、伏見の寺田屋の浜へ
ただし、お女中との妄想の部分はあっさりと、
でも、舟をこぎはじめてからの、川の雰囲気は堪能できました。
さすが、文太師匠、三十石の大ネタも、コンパクトにまとめて。
四、林家染弥・・・・・・・・・・「癪の合薬」
めずらしい噺だが、染弥さんの実力発揮。
別名、「茶瓶ねぶり」、「やかんなめ」、「梅見の薬缶」と
やはり、江戸落語、仕込みか。
登場人物少なく、場面もあまり変わらず、そのなかでの
はなしの進行。でも武士の家来が、一言もセリフが無いのに
活き活きと登場してくる。
・・落語と言うのは不思議な話芸ですな。
五、林家染雀・・・・・・・・・・「紙くず屋」
林家の大先輩が、創られた「天下一浮かれの屑より」の噺。
毛氈ひいてある高台の舞台が小さいので、
踊りの動きも制約され勿体ない。
染雀さんの、女型の踊り、しぐさの色っぽっさ、絶品。
さすが、染丸師匠の直弟子・・・目のしぐさがそっくり。
裏面踊りも良いけれど、やはり正面、よろしいで。
このまえの鶴二さんは、謡で拍手。
今日の染雀さんは、踊りで拍手。
客は正直、演者の得意のものが、分かりまんねんな。
林家の、正統派、四名の芸、たっぷり見せて貰いましたで。
第479回・田辺寄席
2008年11月16日(日)午後1;00~
阿倍野青年センター
一、林家染太・・・・・・・・・・「道具屋」
二、林家竹丸・・・・・・・・・・「豊竹屋」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・「三十石夢の通い路」
中入り
四、林家染弥・・・・・・・・・・「癪の合薬」
五、林家染雀・・・・・・・・・・「紙くず屋」
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