広島市佐伯区神原の丘陵地に樹齢300年を超えると言われるしだれ桜の古木が立っている。形が良く、市街地に近いことから訪れる人も多い。この樹が満開になったとの報道がなされてから数日が経って、もう遅きに失する時期かと危惧しながらも訪ねてみると、やはり花のピークを過ぎたちょっと悲しい姿であった。桜の花の命は短い。早々に老いに入る姿になるのも宿命といえる。(4月14日)
初代(右側)と2代(左側)の2本の古木が民家の庭先に咲く。
側面から見ると趣きがまったく変わる、手前が二代目、奥が初代のしだれ桜。
初代は流れるように見事に枝垂れることから人気が高いが、この日はかなり花弁を落とした後で落下する迫力は今ひとづの感があった。
青葉が目立ち始めた初代の枝先。
二代目は樹形が整い、樹勢もあることからこれまた人気が高い。
逆光の中に見る二代目の枝垂れる様はまだまだ美しい!
初代(手前)と二代目(奥)の揃い踏み。
青空の下、枝垂れる様は、流石だ!
丘陵の周囲を俯瞰するかのような姿で立つ神原のしだれ桜