修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

橋山大歳神社のしだれ桜

2018-04-30 08:13:45 | 広島の桜

  長沢のしだれ桜を後にして大規模林道に入って芸北町の奥まったところにある橋山集落の大歳神社を訪ねました。拝殿前の境内に背が高く真っ白で緻密な花弁をいっぱい付けたしだれ桜が立っています。他の桜の咲き具合からちょっと遅きに失したかと危惧していましたが、今年の桜はいずこも早咲きで、ここもちょうど見頃の咲き具合でした。〔4月18日(水)〕

 ↓ 橋山大歳神社の拝殿前に満開のしだれ桜が真っ白な姿で立っていました。

 ↓ 白く緻密な花弁を潤沢に付けて高く咲く姿がこの樹の最大の魅力です。

 ↓ 正面樹下から見上げれば滝のようにしだれ落ちる姿が見事です!

 ↓ 鳥居の下から見上げると、一層迫力のあるしだれ様です。

↓ 横合いから見上げると、四方に綺麗にしだれ落ちるなかなかに美形の樹相をしています。

↓ 拝殿の背後の斜面からも眺めると、橋山の集落に向かって咲いている姿が確認できました。

↓ 橋山大歳神社のしだれ桜のもうひとつの魅力は簾のような見事なしだれ様とその先に展開している集落の様相です。


↓ 高い樹なので、しだれ落ちる落差の大きさも魅力です!

 ↓ よく花弁の付いた天頂部の咲き様は今年も見事です。風に流されるかのようにしだれる様は美しいものです。

 ↓ 皆同じ方向に流されるように素直にしだれる姿は溜息が出る程に見事なものです。

 ↓ 少し離れたソメイヨシノの並木のある土手から見た大歳神社です。白いしだれ桜の姿がやはり圧巻ですね!

 ↓ 神社裏の斜面ではハシリドコロが咲き始めていました。


長沢のしだれ桜

2018-04-30 08:12:34 | 広島の桜

 ここ数年前から樹勢が急速に衰えてきて心配な長沢(ながぞう)のしだれ桜を訪ねました。昨年は樹勢が回復してきていたので期待を持っての訪問でしたが、残念ながら今年はかなり衰弱した姿に戻っていました。樹玲400年ほど、優れた樹形とふさふさふさと枝垂れる様で芸北を代表する一本桜だっただけに甚だ心配となってきました。手入れはよくされておられるようなので、樹勢が回復することを願わずにはいられません。〔4月18日(水)〕

↓ 樹形が最も美しく見えるポイントから見た今年の桜です。花弁の付きが悪くかなり心配な様子でした。特に上部の付きが悪いようです。

↓ すぐ下から見上げると天頂部、中央部への花弁の付きがかなり深刻なレベルのようです。

 ↓ この天頂部への花弁の付きは昨年の回復状態からなかり悪化してきたようです。

  ↓ 右に水平に伸びた枝は結構きれいに咲いていますが、左側の垂直に伸びた枝が壊滅的です。昨年に比べると急激な悪化です。

↓ 逆光の中に立つ姿です。花弁の付きが悪いことから、かなり薄っぺらな樹形です。

 ↓ 反対側に下りて見上げてみました。やはり右半分の垂直に伸びた幹周りが寂しい限りです。

 ↓ 水平に伸びた枝側から見上げてみるとこんな状態です。ちょっと健康そうに見えるのですが・・・・・!?

 ↓ 樹全体がこの水平部分くらいの勢いに戻ると良いのですが・・・・!来年以降を期待したいと思います。

↓ 周囲に植えられた幼木がきれいな花を付けるようになってきました。老弱元気な揃い踏みを見たいものです。

 ↓ この花園に樹勢が戻り、また沢山の花見客が戻ってくることを切に願います。


石橋正光屋敷跡のエドヒガン

2018-04-30 08:11:33 | 広島の桜

 広島の桜もいよいよ最終盤となりました。今年最後の桜紀行で芸北を訪ねて、美和の里から移原の石橋正光屋敷跡を訪ねました。広島藩の名代の刀工の屋敷跡に見事なエドヒガンの古木があり、芸北にある数ある一本桜の中でいつも最初に花を開いてくれています。訪れたこの日はちょうど満開の見頃となっていました。〔4月18日(水)〕

↓ 移原の山裾にある史跡に咲く桜は、たわわに花弁を付けて丁度満開の時を迎えていました。

↓ 山裾の棚田の上に刀工の屋敷跡があります。その屋敷跡にあるエドヒガンの樹ですが、珍しくしだれの要素もあります。

↓ 石垣の下から見上げてみると、ちょうど満開の時を迎えて実に美しく咲いていました。

↓ 屋敷跡に入ってみると、古木は移原の集落を見渡すように大きく枝を広げて咲き誇っていました。

 ↓ 広島藩の名刀工・石橋正光の屋敷跡を示す石柱が建っています。

 ↓ 頭上を見上げれば潤沢な花弁を付けた枝が大きく広がっていました。今年の花の出来は上々のようでした。

 ↓ 高く大きく枝を広げた古木です。枝先が垂れているのがよく分かります。これだけ綺麗に咲いたのは最近ではあまりないことです!

↓ 潤沢な花弁が流れるように枝を包んでいます。

 ↓ 芸北の山々をバックにして大きく枝を伸ばして咲いていました。枝先の枝垂れ様がよく分かります。

↓ 例年は桜が満開の頃には周囲の田圃には水が張られていますが、今年は花期が早かったことからまだ水を注入し始めた段階でした。

↓ 移原の大きな自然の中で護られて咲く古木です。