バイカオウレンが早くも開花していたので、当然にホソバナコバイモももう開花しているだろうと安芸太田町にある自生地を訪ねました。訪ねた2か所の自生地は共に咲き始めてから間のないフレッシュな花を見ることが出来ました。昨年この自生地を訪ねたのは3月24日でしたので、この花も今年は随分と早咲きのようです。〔3月9日(土)〕
↓ 最初に立ち寄った雑草の繁る野原にはもう沢山のホソバナコバイモが開花していました。
↓ ホソバナコバイモはユリ科バイモ属の多年草です。花期が終わるといつしか地上から姿を消すのでスプリングエフェメラルの一つと言えましょう!
↓ ホソバナコバイモは中国地方(岡山県・広島県・山口県)と九州に分布すると言われています。
↓ 淡褐色の筒状鐘形の花が可愛いく、茎の先には対生する葉と3枚の輪生する葉が付いています。
↓ 花は下向きに咲くので、筒状の花の中を見るにはかなりの努力が必要です!
↓ よくに管理された里の社叢林を訪ねると、林床に栄養豊かに育った花々が咲いていました。
↓ 通常は茎の先近くに1個の花が付きますが、この茎には珍しくも2個の花が付いていました。
↓ ホソバナコバイモは漢字では「細花小貝母」と書くようです。
↓ ホソバナコバイモは広島県では絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
↓ 雑草地でコガネネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)が一緒に咲いていました。
↓ 社葬林にセツブンソウ(キンポウゲ科セツブンソウ属)が咲いていました。これは植生だと思います。
↓ 社葬林の日溜まりにフキノトウ(キク科フキ属)が沢山顔を出していました。